FXはあきらめて勝つ!

「エントリータイミングが合わない・・・」

「利食いがうまくできない・・・」

「損切りぴったりで狩られる・・・」

 

『トレードが上手になってきたな』と思い始めた頃
こんな悩みを抱え始めた。2014.1.1

 

せっかく利益が乗っているトレードを、損切りや
プラマイゼロにしてしまう。

 

損切りになった後にエントリーすべきポイントで
躊躇(ちゅうちょ)してエントリーできなくなる。

 

「あそこでエントリーしておけば損切り分を
 取り返せたのに」

 

あせった気持ちが出てきてトレードが崩れる・・・
この繰り返しでなかなか前に進めないと感じる。

 

こういったことをどう修正したらいいのか?

 

「エントリータイミングなんて合わないし
 利食いがうまくできることもない。損切り
 ピッタリで狩られることなんかあたりまえ!」

 

こう考えはじめるとよかった。

 

エントリータイミングをうまく合わせようとすると
「1pipsもムダにできない」なんていう余計な考えが
生まれ始め、その結果エントリーを躊躇(ちゅうちょ)
するから遅いエントリーになることが多かった。

 

利食いを最大限まで引っ張ってうまく利食おうとすると
「1pipsでも多く取りたい」「1pipsでも少なくなるのは
許せない」という欲望が強くなった。

 

その結果、乗った利益がなくなってしまうまで「ムダな
ガマン」をしてしまい、利益がなくなってから泣く泣く
決済することが多かった。

 

損切りピッタリで狩られた日には「フザケンナ!!」と
怒りにまかせたトレードを思わずしてしまう情けなさ。

 

あるいは、「また損切りピッタリで狩られるんじゃ?」
そんな不安からエントリーをためらってしまう始末。

 

これらすべての原因は全て『強欲、恐怖、ごうまん』から
起きていた。

 

「うまいエントリータイミングで入りたいし、利益は
 1pipsでもムダにしたくない。損切りで狩られるのは
 絶対にイヤ!!」

 

だからこれらの反対の考えでチャートを見てみると
どうなるか?と思ったわけだ。

 

「うまいエントリータイミングで入れることはない。
 利益だってうまく利食えるほうが珍しい。損切りは
 引っかかって当然なんだろうな・・・」

 

ちょっとネガティブとも言えるような考えだ。

 

結局、「あきらめてトレードをする」ような形になった。

 

そうすると、なんていうか肩の力が抜けたトレードが
できるようになった。

 

あきらめているから以前よりも冷静にチャートを見れる。

 

「あー スゲーグングン爆上げしてるな。以前は
 こういうので入ってコテンパンにやられたな・・・」

 

あきらめているから指をくわえて眺めることが多くなる。

 

あきらめながらさらにチャートを見ていると、
爆上げしていたチャートが少し落ち着いてくる。

 

うまい具合に押し目買いになりそうなポイントに
価格が戻ってくる。

 

「うーん、押し目買いってここで入るんだろうな。
 以前はこのポイントに価格が来る前に熱くなって
 ムチャクチャなトレードしていたから、ここで
 エントリーできることは少なかったな」

 

そう考えながら「どうせ損切りになるんだろうな」
そんな気持ちでルール通りにエントリーしてみる。

 

「どうせ損切りになるんだから」そんな気持ちの方が
 強いから、損切り位置は絶対に変えない。

 

「どうせ損切りになるんだから」という気持ちを
確認したいから、損切りになるまでガマンする、と
いうような感じだ。

 

「どうせ逆行して損切りになるんだろ!」

 

自暴自棄になって損切り位置に逆指値をおいて
放置するというようなこともよくやった。

 

そのまま逆指値に引っかかり損切りとなって
いることもあるわけだが、「損切りになるだろう」
と考えていたから、それほど不満は感じなかった。

 

「ほらね!損切りになると思ったんだ!」

という「ドヤ感」の方が強かったかもしれない。

 

(損切りだけど)「自分の予想が当たっていた」
という満足を得ていたのかもしれない。

 

一応の満足感があったから、ムチャなトレードを
する回数は減っていった。

 

不思議なことに、そんなことをやっていると
いつの間にか損切り位置よりもはるか離れた
ポイントに価格が動いていて、利益になっていた
という現象がよく起こるようになった。

 

「あきらめながらトレードする」

 

この戦略は私にとって、とても効果のあった方法だ。

***

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします!

トレードで私が悟ったこと

トレーダーには柔軟な思考が必要だと

前回記事であなたにお伝えした。

光が指すイメージ

 

柔軟な思考とは

どのような思考だろうか。

 

それは多面的に

物事を見るということではないだろうか。

 

トレードであれば

損切がきちんと執行できるようになるために

工夫する。

損切を多面的に見る。

 

その方法として

 

・過去のトレードを見直す

 

・「損切さん、資産を守ってくれてありがとう」と言ってみる

 

・「損切」の概念を違う方向から見る

(手数料だと思う、とかギャンブルだと思うとか)

 

サイコロトレードをして損切を限定すれば

 どのような結果になるかを実際に目で確認してみる

 

などなど

 

ありとあらゆることを試す工夫をする。

 

 

利益を伸ばすことができないならば

 

・指値や逆指値を利用して、とにかく長い時間

 保有できる状態を強制的に作る。(外出するとか)

 

・過去のトレードを見直す

 

・コツコツドカーンで大きな損を被るならば

 その逆をしてみればどうなる?と考えてみる

 

などなど。

 

ポジポジ病になってしまう、

しばらくの間は利益が上げ続けられるのに

時々やらかしてしまうなどなど

 

そういった状態をどう工夫していけば改善できるか?

ということを常に考え続ける必要がある。

 

これには人それぞれ状態が違うから

「こうすれば、いいですよ」という

確固たるものはない。

 

ただし、大まかな指針のようなものはあると思う。

それは、このブログにも色々と書いているので

参考にして頂ければいい。

 

で、そういったモロモロのことを

日々精進して

繰り返し繰り返し続けることによって

あなたの身に付いてくる。

 

私はそうやってきた。

 

正直、人生で一番きつかった。

正確にはうんじゅううんねん生きてきた中でだが。

正確な表現ではないけれど。

 

で、トレードで私が一番大切だと悟ったことは

 

あきらめることだった。

 

損切は絶対に逃れられないから

エントリーした時点で「もう、負けたもの」とあきらめる。

 

相場が良い動きをしていなければ

トレードできないとあきらめる

 

もみ合った動きをして

どう見ても誘っているようにしか見えないが

この動きに思わず手を出しても

(利益が)自分のモノにはならないからと

あきらめる(トレードしない)

 

あきらめた時に光が見え始めた。

 

だから、あなたもあきらめることができるように

とにかく色んなことを

実際にやってみる必要がある。

 

早くあきらめられれば

それだけ早く利益があなたのものになる。

ホントウだ。

 

こんな文章を見つけた

 

 

『努力しない生き方』(桜井章一)

恨みを抱かないためには、諦め上手になることだ。

恨みの感情を抱くとたいてい自分を責めるか他人を責める。

諦めがうまい人は自分を責めることもなく他人を責めることもない。

諦めないことで恨みがましくなったり、ひねくれたり、卑しくなったりするなら、

きれいさっぱりと諦めたほうがいいのである。

 

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