FXで混乱してしまったら初心に戻ろう

「全く持って混乱しています!」

 

 混乱している人

読者さまからご相談のメールを頂いた。

 

===ご相談内容===

つい最近、貴ブログを見つけました。

もう夢中で読みまくりです。

 

今までも精一杯勉強努力してきましたが、

なぜか手ごたえを感じず空回りしています。

 

私は10年以上株や先物をやっています。

 

一目均衡表やボリンジャーバンドなどを

使ったことがあります。

 

過去に手法を確立させたこともありますが、

カーブフィッティングであったため

実際に使った途端にドローダウンが始まってしまいました。

 

 

※カーブフィッティングとは、

検証した期間の相場で最大限に利益が出るよう

テクニカルの数値を調節することである。

 

実際にその手法を使い始めた途端に

ドローダウン(利益が出ない時期)になることが多い。

 

 

さらに悪いことに

様子を見たときに限って利益のでる相場になり、

取引をはじめるとドローダウンになるという悪循環。

 

その手法をあきらめ、別の手法を検証しました。

しかしまたもやカーブフィッティングさせてしまい・・・

その後は同じことの繰り返し。

 

「カーブフィッティング」というコトバは、知っていましたが

まさか、自分がカーブフィッティングしているとは

夢にも思いませんでした。

 

ようやくそのことに気づき

このままではダメだと

一年前に初心に戻るべく再出発。

 

最近ではトレンドラインと

レジスタンスライン・サポートラインのみを
見るようにしています。

 

しかし以前の後遺症か、右往左往するばかりです。

自信をもった手法など持てるのかどうか

不安がいっぱいでたまりません。

 

しかしチャレンジする意欲は全然衰えていません。

何か良いアドバイスはないでしょうか。

 

 

===ご質問に対する私のお返事===

 

ご訪問ありがとうございます。

 

全てのテクニカルにおいて

カーブフィッティングになってしまう可能性はある。

 

テクニカルは全て

『過去の値動き』を表現しているに過ぎないからだ。

 

テクニカルを使う時には、

「なぜそのテクニカルを使うのか?」

という根拠がはっきりしていないと

カーブフィッティングにおちいってしまう。

 

現在はシンプルなトレンドラインと

レジスタンスライン・サポートラインをお使いのようだが、

それでも

 

「なぜここでトレンドラインを見るのか」

 

「このレジスタンスライン・サポートラインは何を意味しているのか」

 

こういったことに気を使わなければ

なぜ利益になったのか、なぜ損切りになったのか

修正するにはどう考えればよいのか、というところまで

たどり着けないと考えている。

 

「ここではこういう理由だから

トレンドラインを見る必要がある」

 

「このレジスタンスライン・サポートラインは

こんな根拠があるから意識する必要がある」

 

ということが明確に判断できれば、

手法に自信がついてくると思うのだが。

 

また、カーブフィッティングさせてしまった時の後遺症があるならば

こういった解決方法もある。

 

以前のカーブフィッティングした検証を引っ張り出して

利益の出なかった相場をもう一度検証する。

 

・なぜ、この相場で利益がでなかったのか。

 

・このカーブフィッティングさせた手法で

 大きく利益の出る相場とは

 どういった相場付きなのか

 

つまり、カーブフィッティングさせまくりの手法で

『利益の出る相場付き』

『利益の出ない相場付き』

これをハッキリさせる。

 

そうすれば「テクニカルの優位性とは何か」

という視点に気がつくので

そこから解決の糸口が見つかるはずだ。

 

===== 

 

ご質問を頂いた読者さまは、私からのお返事で

「何か」に気づかれたようだ。気づいた人の画像

 

しかし、その「何か」というのは

はっきりとコトバであらわすのは難しいが、

 

・ただ、トレンドラインを見ている

・ただ、レジスタンスライン・サポートラインを見ている

 

これではダメだということに気づかれたようだ。 

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