トレンドの把握の仕方が難しい理由

「トレンドの把握の仕方がわからない!」

 

「トレンドトレンドっていうけど、
 一体何をどうやってみたらいいの?」

 

初心者の頃によく悩んだ。

 

トレンドを把握することが何でこんなに難しいのか?

 

大きな理由の一つは、見ている時間足で
それぞれのトレンドが違う
からだろう。

 

トレンドの定義を覚えるのは難しくない。

 

上昇トレンドは安値も高値も切り上がっている。
下降トレンドは高値も安値も切り下がっている。

 

1時間足でトレンドを見てみると、安値も
高値も切り上がっていたから上昇トレンド
だと判断し、押し目を買おうと考える。

 

※押し目買いとは上昇トレンド中に価格が
少し下がった時点で買いを入れること

 

「よし、うまい具合に押してきた。
 このあたりで押し目買いを決行だ!」

 

ワクワクしながら反転上昇を祈る。

 

しかしなぜか価格は上昇せずに下落していった。

 

押し目買い失敗。

 

「なぜ!? トレンドはしっかり把握したのに」

くやしい気持ちになる。

 

そんな時「いくつかの時間足を見てトレンド
を判断しましょう」
という情報を目にした。

 

「そうか!トレンドは一つの足だけで判断
 しちゃだめなんだ!もっと日足とか4時間足
 とか違う足も見て総合的に判断しないと
 だめなんだな!」

 

「今回は1時間足で上昇トレンドだったけど、
 4時間足では下降トレンド中だったから、
 売りを考える必要があったんだな。」

 

次のトレードで複数の時間足でトレンドを
考えるという高度な技を早速試すことにした。

 

「ええっと、4時間足では下降トレンド中
 だから、今日は1時間足で戻り売りを狙おう」

 

※戻り売りとは下降トレンド中に価格が
少し上がった時点で売りを入れること

 

「よし、ここで反転下降してきたから
 売りエントリーだ!」

 

しかし思いとは裏腹に、価格はどんどん上昇していく。

 

「なぜだ!ちゃんとトレンドの把握もして、
 1時間足と4時間足でしっかり判断した
 つもりだったのに!」

 

そんなときどこかで「最高値や最安値を
しっかり意識しましょう」
という情報
を目にする。

 

「そうか!トレンドは、高値切り上がり
 安値切り上がりだけの判断じゃだめなんだ!
 もっと前の高値安値も意識しないとだめなんだ!」

 

で、次のトレードでもっと前の高値安値を
意識しながらトレードするという高度な技
を早速試すことにした。

 

「4時間足は下降トレンド中。でも前回の
 最安値付近に近づいているな。ここは
 売りを狙わずに、反転して1時間足で
 上昇トレンドになったら買いエントリーだ。」

 

「よし。考えた通りに1時間足で上昇トレンド
 になってきた。押し目買いを決行だ!」

 

しかしエントリーした瞬間にいきなり大きく
逆行し始めた。

 

「なぜだ!? 今度こそ完璧なトレードが
 できたと思ったのに・・・」

 

そんな時どこかで「大きな指標があるときは、
急な動きに なることがあるので気をつけましょう」

という情報が目に入った。

 

「何!? もっと気をつけるべきものがあるのか・・・」

 

このあたりでだんだんと心が折れてきた。

 

「もう、トレードなんてやめちゃおうかな・・・
 なんだか疲れちゃった。」

 

何度もそう考える事があった。

 

「細けぇことはいいんだよ。何とか
 勝ちたいんだよ!勝たせてくれ!」

 

自暴自棄になって手当たり次第に
トレードしたこともあった。

 

でも結局そんなトレードでは利益を得ることは
できないから自暴自棄になることもあきらめた。

 

「ぐぬぬ、この困難を乗り越えなければならないのか。」

 

そこまで追い詰められてようやく理解できる
ようになったことがある。

 

自分のトレードを見直して細かい部分まで
意識しながらトレードする
ってことだ。

 

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