飛び乗りエントリーの高値掴みを克服2

過去に飛び乗ったエントリーで

繰り返し損失を発生させたことを思い出すと
胸が痛くなり、息苦しくなった。

 

「は~あ、高値を追いかけて
飛び乗りエントリーして
いったいどれだけの損失を
生み出してきたんだろう・・・」

 

「飛び乗りエントリーさえなければ
これほどまでに成績が悪化するはずが
ないだろうに・・・」

 

私は哀しくて仕方なかった。

 

よかれと思ってやる行動が
自分自身を苦しめる。

 

世の中にこれほどの苦痛は
存在しないのでは?と
考えてしまうほど苦しい。

 

「もうイヤだぁぁぁ!
これ以上高値掴みのトレードを
思い出したくない!!」

 

かなり発狂寸前だった。

 

そんな時ふと思いついてしまった。

 

「この傷口をえぐってみようかな・・・」

 

なぜ、そんな気持ちになったのか
自分でもわからない。

 

気が狂いそうで自暴自棄に
なったのかもしれない。

 

『苦しいなら、さらに苦しい
思いをしてみようかな』

 

今までの高値掴みトレードで
いったいどれくらい損しているのか
恐ろしい事実を正確に見てみようと
思ったわけだ。

 

ドキドキしながら過去に遭遇した
高値掴み飛び乗りトレードを印刷する。

 

「はぁ、この日は高値掴みで失敗
この日もまた失敗だ・・・
数えると4連敗しているな・・・」

 

「この日は成功したけど薄利。
次の日はまた高値掴みの失敗」

 

「ようやくこの日に成功しているな」

 

連敗につぐ連敗を再度目の当たりにして
本当にイヤな気持ちになった。

 

もう、これ以上ないくらいの地獄に
突き落とされているようだった。

 

「どれだけ負けたかの集計をしてみるか・・・」

 

最後のダメ押し、損失合計を見る時が来た。

 

「ん・・・・?」

 

計算間違いをしたかな?と思った。

 

おかしいな、と思って再び
計算機をパシパシ叩いてみる。

 

「あれ・・・?
ちょっとだけプラス?」

 

微々たるものではあったが
損失は発生していなかった。

 

「まさか・・・そんなことあるの?」

 

自分で自分を疑った。

 

感覚的には飛び乗りエントリーで
かなりの損失を発生させていると
思っていた。

 

が、それはまちがいだった。

 

信用していた自分自身の感覚は
まちがっていたのだ。

 

「・・・ということは?」

 

「飛び乗りエントリーは別に

 まちがいじゃなかったってこと!?」

 

ガーン!

 

まちがったトレードをやっていると

自分でカン違いしてずーっと胃の痛い
思いをしていたなんて・・・

 

「もっと早く見直しておけばよかった!」

 

だはは、と笑った。

 

「光が見えてきたんじゃないの!?」

 

「今までのトレードでちょびっとプラス
なんだから、もう少しだけ精度を上げれば
十分に利益をだせるんじゃないの!?」

 

「きっとあとちょっとでその先に
いけるのかもしれない!」

 

先に進んでみようという勇気がわいてきた。

 

精度を上げるには何をすればいいかな?
もっとシビアにチャートをチェック
すればいいかな?

 

成功したトレードと失敗したトレードには
きっと何か違いがあるはず!

 

その違いを探してみれば
精度を上げる手がかりになるはず!

 

飛び乗りエントリーの高値掴みは
まちがいじゃなかったんだから
あきらめずにがんばろうよ!

 

「いままでの息苦しさはいったい
なんだったんだろう?」

 

「あぁ、世界が光り輝いて見える!
生きる力が湧いてきた!
わたしってなんてラッキーなんだろう!」

 

単純な人間って、こんなささいなことで

一瞬でやる気を出せるようにできてるんだな、と思った。

 

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