サラリーマン脳のトレーダー

サラリーマンと自営業は異なる。

 

サラリーマン:

会社に行って仕事さえすれば
毎月給料がもらえる。

 

「休んでいてもお金がもらえる」
素晴らしい有給制度もある。

 

売上の度合いで給料が下がることは

あるだろうが「給料がマイナス」は

あまり考えられない。

 

最悪、「給料が貰えない」程度だろう。


自営業:

動けばお金が得られるワケではない。

 

営業で動いても仕事が取れなかったら

「動いた分だけマイナス」

 

「動くとマイナスになるからなぁ」と

怖がって営業しなければ報酬も一切ない。

 

「マイナスになるかもしれない恐怖」と

戦いながら、動いた分以上の報酬を

手に入れなきゃならない。

 

そのうち『効率』を考えるようになる。

 

「小さい仕事をがんばってたくさんやっても
 利益は少ししか残らないな」と気づき始める。

 

「少し動くだけでたくさんの報酬を

 もらうほうがいいな」と考え始める。

 

一度で大きな報酬を得ようとすれば

仕事の数は少なくなるだろう。

 

それが世の常だ。

 

小さな仕事と大きな仕事の数を
自分で調整していくようになる。

 

トレードも自営業と同じような考えに

なることが多い。

 

私がサラリーマン脳だった時

自営業の感覚になじめなかった。

 

目の前の仕事を終わらせるだけで

給料をもらう感覚に慣れ過ぎていたから。

 

サラリーマンだった時は工夫する

必要はなかったし、変に工夫したら

先輩に怒られることさえあった。

 

「毎日仕事をしていなければ給料が

 貰えない環境」だったから仕事を

してない時はいごこちが悪かったほどだ。

 

これらはトレーダーに必要のない感覚。
毎日トレードする義務なんかないからだ。

 

仕事(トレード)ができそうなところ『だけ』を

見つけて、トレードすればいいだけ。

 

サラリーマン脳だった時は

「毎日トレードしなきゃらならない」

強迫観念すら持っていた。


サラリーマン脳はついこう考えてしまう。


・1日○pipsが目標

・週に○pipsが目標
・月に○pipsが目標

 

トレードに安定した成績を

無意識に求めてしまうのだろう。

 

サラリーマン時代に毎月きっちり同じ

給料を得ていたように。

 

とは言っても、目標を設定するのが

悪いわけではない。

 

「一日に20pips取れたらトレード終了。
 トレードが崩れないマイルール。」

 

「月に100~200pips取れたら成功。
 あまり欲張るとトレードが崩れるから

 その月はもうトレードしない」

 

サラリーマン的なルールだが

良いルールだ。

 

自営業的なルールなら

次のようになるだろう。

 

「取れる時はガッツリ1000pipsでも

 2000pipsでも取る」

 

「取れない時は0でいい。

 取れる時に取るから」

 

トレードはこのルールの方がカンタン。

相場の動きに合っているから。

 

が、サラリーマン脳に支配されていると

怖くて実行できないかもしれない。

 

実行できないならこの考えを知って

おくだけでもいい。そうすればトレードが

もっとラクになるだろうから。

 

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コメントは2件です

  1. まっすー より:

    あやなさん、こんにちは!

    以前メールさせて頂いた、「G」です。いつも楽しい記事をありがとうございます。

    この考え方の違い、とても参考になります。サラリーマン時代は上司に言われたことがありました「本当に儲けている奴は儲ける為のしくみを作るのがうまい。私は仕組みを作って、働くのは君たちね!」その方はとても効率のいい仕事をしていました。

    トレードにおけるしくみって何かなって考えた時に、最初に思いついたのが「損小利大と資金管理」の事でした。確実に利益を積み上げる為に「ルール」があるのかなと改めて感じました。

    2ヶ月前まで「毎日トレードし続けて利益が出せる人こそ真の勝者だ!だから今日も明日も頑張る」みたいな考えをしていましたが、一度休んでみると「なんだ、休んでもいいのか」と安心したのを覚えています。これがサラリーマン脳なんですね。日割りで目標を掲げていた時は、次の日がどんどん苦しくなって、いつしか金額の目標も定めなくなりました。暫くは行動目標を掲げて頑張ろうと思います><

    • 管理人 より:

      まっすーさん

      好みもあると思いますが、毎日

      トレードするのは大変ですよね(^^)

      ありがとうございます。
       

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