裁量トレードとはなにか

「裁量トレードをしてエントリーサインを

 取捨選択したらルール違反じゃないの?」

 

「裁量トレードって一体なに?」

 

というご質問があった。

 

 

裁量トレードでのエントリーサインの取捨選択は

ルール違反ではない。

 

ちなみに、私が言う裁量トレードというのは

感情トレードや

「高そうだから、買う・売る」

「安そうだから、買う・売る」といったものではなく

テクニカル分析に基づいたトレードのことを言っている。

 

これまでに経験してきた何千、(人によっては何万もの)トレードの中から

「あ、このパターンは違うな」という部分を

一瞬のうちに脳というコンピュータから引き出しているだけである。

 

つまり、エントリーを取捨選択する

微妙な感覚のルールが出来上がっているということ。

 

例えば

システムトレードでは、サインが出れば

全てその通りにエントリーしなければならないのに対し

 

裁量トレードでは、サインを取捨選択する。

サインは出ているけど、トレードしないということがある。

 

どんな時にトレードしないかというと、

私の場合は

・チャートの形が綺麗じゃない

・流れに勢いがない...etc

などがあてはまる。

 

「前回安値は下げてるんだけどね~

この時間とこの値動き・・・エントリーは見送ろう」

こんな風に考えたりしている。

 

安値を下げたらエントリーするというルールを持っているのに

安値を下げてもエントリーしない。

そういうことがある。

 

しかし、それはルール違反のようで

ルール違反ではない。

 

もちろん、この判断をしたからといって

かならずその通りになるわけではないが

損切りになってしまうトレードを

かなりの確率で避けることができる。

 

というか、この取捨選択ができなければ

裁量トレードで勝つことはムリなんじゃないか?とも思ってしまう。

 

当然のことだが、

最初はどれを選択して

どれを避ければよいのか全くわからない。

 

 しかし、記録を見直したり、自分のクセを見つけることで

「あ、このパターン、負けるパターンだな」と

認識することができる。

 

さらに、

「あ、このパターン、こっちに動くな」

というところまでわかってくる。

 

当然、常に当たるわけではない。

 

ここはエントリーした方がいいな

ここは見送った方がいいかな

 

なぜわかるのだろう?

改めて考えると自分でも不思議だ。

しかし、魔法でもなんでもなく

チャートと、自分と向き合った結果なんだろう。 

 

「ここはエントリーしたくないんだけど、エントリーしないとだめだ」

こんな感覚も、また、ある。

 

【これまでのお悩みに対する記事はこちら】

 

・お金がない、資金がない、あなたならどうする? 

 

・勝てるチャートパターンをどうやって見分けるの? 

 

・「ビクトリーメソッドアドバンス【VMA】」勉強後、
どのような途中経過をたどって勝てるようになったのでしょうか。
また、どのくらいの期間で勝てるようになりましたでしょうか。

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コメントは2件です

  1. 読者A より:

    記事にしてくださってありがとうございます。

    やっぱり取捨選択するべきなんですよね。
    このトレードはしたくないなぁ と思う時があっても
    とりあえずルールだから売買するべきで
    もし売買したくなかったら追加でルールを入れなくてはならない
    と思っていたんですけど、これってシステムトレードですよね^^;
    追加ルールとか考えず、データを取るつもりで検証してみようと思います。

    これからも記事の方楽しみにしています。

  2. あやな より:

    読者Aさん、こちらこそありがとうございます。

    一つ一つその時どう感じたかを記録して
    後から見直してみると面白い結果になってきます。

    ぜひぜひ検証を楽しんでやってみて頂きたい。
    私も記事更新頑張ります!

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