「損切貧乏」。
目を背けたくなるような名称だ。
「まだ切らなくてもいい」と思ってはいるものの
なんとなく損失が大きくなりそうな気がして
切らなくていいところで切って小さな損失を出してしまう。
「とりあえず小さく損を抑えてれば利益になるんでしょ?」
と自分勝手に解釈してしまいいつの間にか
損切貧乏という不可解な現象が起きてしまう。
損切り貧乏とは
小さな損切りを何度も繰り返し
せっかく得ていた利益を食いつぶし
最終的にトータルで損失になること。
以前の私と同じように
あなたも損切り貧乏に悩んでいるだろうか?
損切貧乏の克服と対策についてお話しよう。
まずは「なぜ損切り貧乏になってしまうのか?」
その理由にズームイン!してみる
損切り貧乏になってしまう理由
●エントリー後すぐ反転し損切りになってしまう
●少しの含み損でおじけづいて、決済してはいけない場所で決済している
●少しでも利益が出ると利益が減少するのが嫌でさっさと決済している
●損切り幅が極端に小さすぎて単なるブレなのに損切になっている
(もし、これ以外の理由に心当たりがあるときは
コメント欄から教えて欲しい。)
一つ一つ見ていこう。
●エントリー後すぐ反転し損切りになってしまう
エントリー後すぐ反転し、損切りになることはよくある。
タイミングをとるには、それなりに技術が必要だからだ。
エントリータイミングの技術を見につける練習が必要だろう。
過去のトレードを振り返って
「もう少し早くエントリーしたらどうなるかな?」
「遅くエントリーしたらどうなるかな?」
丁寧にチェックしてみる。
自分のクセを見抜ければ、いいエントリータイミングの
ポイントが以前よりもハッキリ見えるようになるはずだ。
●少しの含み損でおじけづいて、
決済してはいけない場所で決済している
私は、前もって決めていた損切りがあるのに
ちょっとマイナスに触れるとおじけづいて
決済してしまったりしていた。
「小さな損で撤退」を手法で採用してるならいいけど
「怖気づいて」損切りしてしまうのは問題だよね。
おじけづいたら、その後にまたエントリーチャンスがきても
エントリーをためらうことにもつながりやすいしね。
「損切りの位置を決めたら絶対に動かさない」のは
トレードの必須条件だよね。
この条件を徹底的に守らなきゃ
次のステップへは進めないんだよね。
ん?そんなことはわかっている?
それをどうすれば守れるかってことを聞きたい?
それはだな、まず
「損切りに引っかかるまでなにがなんでも保持する」
これしかない。
だ・か・ら!それができないから困っているんだ!って?
う~ん しかし、まずはなにがなんでも保持してみなければ
見えてこないものがあるからなにがなんでも保持するのがいいのだが。
なにがなんでも保持することでこういうことが見えてくる。
・あと1pipsで損切り!というところで急反転して利益になった
・「もう、この勢いの値動きは絶対損切りだ!!」
というチャートの動きでも損切りとはならず利益になった
この値動きを実際にポジションを持っている時に体験することで
「あれ?値動きって予想なんかできないじゃん
絶対上がるとか下がるとか 判断できないじゃん」
ということが本当の意味でわかってくる。
これがわかると、少しの値動きにビビッてもしょうがない、
という感情になってくる。
と同時に変な損切りがなくなっていく。
変な損切りがなくなればトレードしやすいし、チェックもしやすい。
自分のトレードのクセがはっきりとわかってくる。
さらには、値動きなんてわからないんだから、
利益確定の時だって自分の感情で決めていたら
もったいないことが起こる、という気持ちになってくる。
そうすれば、あなたのトレードはもっと楽になってくる。
しかし、最初の「何が何でも保持する」という部分はすごく大変だ。
難しすぎて難しすぎて発狂するくらい難しい。
私は何度も発狂した。だから、こう言おう。
値動きなんてわからないんだと言うことが
本当の意味で分かる為に
何が何でも損切りにかかるまで保持せよ!
値動きなんてわからないんだということを
念頭に置いてトレードしてみれば何かが変わる。
あ、あと大切なのは過去のチャートでよく練習することね。
残りの二つは次の記事で。
●少しでも利益が出ると利益が減少するのが嫌でさっさと決済している
●損切り幅が極端に小さすぎる
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損切貧乏にならないために
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