『損切すればデイトレードで破産回避できる。』
『損切は徹底的にやること!』
そう聞いて必ず損切を実行していた。
その結果、損切ばかりするハメになって
資産が徐々に減っていった・・・
さらには損切した直後に私が思っていた
方向へドンドン値が進んでいくではないか!
「損切したポイントが底値だったか・・・」
こんな経験がとても多かった。
「やっぱり損切しないほうが
利益になるんじゃね?」
私のトレードルールはこうなった
~買いのルール~
1、安くなったら買う
2、損切しない
~売りのルール~
1、高くなったら売る
2、損切しない
このルールを実行してみると
みるみるうちに資金が増えていった。
日に1万、2万の損失を出していたのが
2万、3万の利益へと変貌していった。
「損切しないほうが正解だったんだな・・・」
資金がドンドン増えていくのを目の当たりにして
損切しないことが本当に利益を上げる真実
だったのかと痛感する。
「ようやくトレードの神髄を知り得たか」
利益を上げ続ける日々が続いた。
「よし、資金が増えてきたから
そろそろ賭ける金額を上げていこう」
損切しないルールのまま、
倍の額を賭けることにした。
賭ける金額を倍にしたら
儲ける額も倍になった。
「この調子なら月末にはスゴイ
金額になりそうだ・・ウヒヒ」
にやけながらトレードする日々。
ある日、少し様子がおかしいなと
思える日があった。
その日に限ってなかなか値が
戻ってこないのだ。
「ん?なにかおかしいな。」
その時は何が違うのかよくわからなかった。
ただ、なんとなく不安だった。
「とりあえずもう少し様子を見るか。
あまり戻ってこなかったらナンピン
すればいっか。」
ナンピンとは、例えば買いを入れて
損が大きくなってきたら、さらに買いを
入れて平均コストを下げること。
「なかなか値が戻ってこないなぁ。
この辺で一度ナンピンしよう。
値が戻ってきたらプラマイゼロで
いったん逃げればいい。」
値が戻ってきたら撤退すればいい。
そうすれば何事もなかったかのように
また利益を増やすチャンスがくるさ。
またしばらく様子を見ていると、少し
値が戻ってきた。
「うん、もうちょっと戻ってくれたら
プラマイゼロで逃げれそうだ」
ほっと安心した直後
今まで見たこともないような速さで
ドンドン値が進んでいった。
「げっ なにこれ!?やばい!!!
超負けるやん!止まれ止まれ止まれ!」
賭ける額を増やしたから、含み損も
すごい勢いでグングン増えていく。
「あっあっあー 先月の儲け額
ほぼ全部なくなってくー!」
パニック状態になった。
それ以上ポジションを保有できる
精神状態ではなかった。
先月の儲け額を越える含み損と
なったところで、ガマンできず
損切をした。
泣いた。
「損切をしてもダメだった・・・だから
損切をしなければいいと思ったのに」
トレードで利益を上げる方法なんか
あるわけないんだ!
精神がズタボロになった。
「もう二度とトレードなんかするもんか!!」
トレードから離れる決心をした。
「トレードはあきらめよう!」
・・・と思ったがしばらくして
またこの世界に戻ってきた。
『正しい損切ポイント』の知識を身に付けて。
次回予告
「損切は必ず100%行わなければならない。
しかも正しいポイントで」
正しい損切とはどんな損切か?
損切の正しいポイントとはどこか?
間違ったポイントで損切するとどうなるか?
についてお話ししよう
お楽しみに!
お話の続きはこちら
FXで正しい損切方法を発見!
「損切するのは精神的にきついから
何とか損切しないでトレードで勝てないものだろうか」
とまぁ、こんなことを考えることがあった。
損切しないで利益を上げられれば
それはそれでもしかするとラクかもしれない。
・・・損切しないのは、ほんとうに
ラクなトレードなのだろうか?
損切しないということは
多くの含み損を抱えたままガマンする必要がある
あるいは両建てをして、
嵐が過ぎるのを待つかもしれない。
※両建てとは同じ通貨の
売りと買いのポジションを同時に持つこと。
損切しないでいるというのは
「多くの含み損を抱えながら、夜もろくに眠れない・・・」
そんな状況になることもある。
損切をしないために、頭の中はいつも
含み損のことでいっぱい。
お金を稼いで、楽しい人生を送りたいのに
いつも胃が痛いような生活を送る。
そんな状態が健全だといえるだろうか。
あるいは、せっかくの大きく動くチャンスを
みすみす逃しているということにもなる。
もし、あなたがトレードをするならば
「損切しないなんてとんでもない!」
この気持ちが当たり前だと思えるようになってほしい。
そうすれば、自然と利益を
上げ続けることができるようになる。
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「損切にかかりたくない」
「連敗だけは避けなければならない」
いざトレードをするとなると、こんな考えが頭に浮かぶ。
トレードするというのは利益を上げるために、
お金を増やすためにやっているものだから
「損切にひっかかるとか、トンデモナイ!
連敗なんて、もってのほか!!」
という気持ちが出てくるのは当然だ。
当然なんだ。
しかし、ここに落とし穴があることに私は気が付いた。
「損切はイヤだ」
「連敗してお金を減らしたくない」
そう思えば思うほど、安全、安心を求めて
エントリーしたいなぁと思うポイントを探してしまっていた。
損切・連敗を避けたいという気持ちが強いときに
私がエントリーしたいなぁと思うポイントというのは
動きがはっきり出てきたのにスグにエントリーできず
しばらく様子を見た後に
「エントリーしなきゃ、乗り遅れちゃう!」
と感じるポイントになることが多かった。
損切・連敗を避けたいという気持ちが強いときに
「エントリーしなきゃ、乗り遅れちゃう!」
と感じるポイントというのは
たいてい遅いポイントか、ダマされるポイントだった。
なぜいつも遅いポイントでしかエントリーできないのか
なぜいつもダマされるポイントでエントリーしてしまうのか悩んだ。
そして必死になって考えた。
そうすると、こんな考えにたどりついた。
トレードは心理戦だから、感情で行動すると
必ず遅いポイントか、ダマされるポイントで
エントリーするはめになる。
トレードとはそういうものだと理解しておく必要がある、と。
「損切にかかりたくない」
「連敗だけは避けなければいけない」
こんな気持ちが強くなって安全・安心を求めすぎてしまうときは
スグに損切にかかったり、連敗したりすることが多くなるから
注意する必要があった。
損切が怖くなったり、連敗を心配してしまうときは
「ここは損切にかかる気がするけれど、
テクニカル分析によればエントリーポイントなんだよな」
「連敗はしたくないけれど、チャンスは逃しちゃいけないんだよな」
というふうに、強気でトレードしたほうが良い結果になることが多かった。
気持ちですでに負けている、という部分もあったんだなと思う。
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もうすぐ母の日。カーネーションバナーに変えました。
クロネコは今回もこのままで^^
「損切しないで勝てたらいいのにな。」
「損切しないで稼げたら楽なのになぁ。」
トレードがあまりにも難しすぎて
こんなことを考えたことがよくあった。
「損切しないほうがラクだし
損切しても、戻る時がいっぱいあるんだもんなぁ」
自分にいろんな言い訳をし、
ラクに、カンタンに、トレードで
利益が上げられたらいいのになと考えていた。
そして時々、損切せずに様子を見てみる・・・
実際にそんなトレードをやってみたりもした。
そうすると、確かに損切の回数がへった。
そして勝率が上がり、利益を確定できることが多くなった。
しかし、フシギなことに、利益を確定する回数は多いのに
利益が残るどころか最終的に損失の方が大きくなってしまうのだ。
いわゆる、『コツコツドカン!』だ。
※コツコツドカンというのは、コツコツ小さくためた利益を
ドカン!と大きな損失で失ってしまうこと。
そうなってからようやく
「ある程度小さな損切をして
利益をもう少し大きくしないとダメだな」
ということに気づいた。
ここがもしかすると一つの分岐点だったかもしれない。
分岐点というのは、
損失を今よりももっともっと我慢すればいいのではないか?
という考えにはならなかったからだ。
もし、更に損切幅を大きくさせたらいいのでは?
と考えていたら、どうなっていただろう。
多分、『コツコツ』の期間が少し長くなって
しばらくの間は利益が出るのを喜んでいただろう。
一ヶ月とか、数か月、あるいはそれ以上の長い間かもしれない。
そして、忘れた頃に・・・・
ドッカーーン!
コツコツと稼いだ利益以上の大きな損失を出していただろう。
最終的に
「トレードなんか・・・やるもんじゃない!!」
と後悔していただろう。
小さな損切をイヤがって避けるというのは
避けているのではなく、後回しにしていることなんだと
気づくことができて本当に良かったと思っている。
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「損切はどのタイミングでしたらいいの?」
ということを考えることがあると思う。
基本的に、というか
トレードをする場合、損切ポイントは
トレードを行う前に既に決めておく必要がある。
これは、トレードするためには必須条件だ。
「エントリーしてから様子を見て
損切位置を決める」
「大体の損切位置は決めているけど
実際に損切するタイミングは
レートの動きを見た後に再設定する」
もしあなたが、こんな判断をしているならば
即刻やめる必要がある。
エントリーと同時に損切の逆指値を
注文し、動かさない、という行動を取るべき。
エントリーしてから様子を見て
損切位置を決める、というのは
ポジションを保有している状態で
損切位置を決めることになる。
ポジションを保有している状態では
お金が掛かっているものだから
冷静な判断ができにくい。
だから
「損に引っ掛かりたくない」という気持ちが
どうしても強くなってしまい
損切幅を広めに設定してしまいがちだ。
エントリーしてから様子を見て
損切位置を設定するのではなく
エントリーする前に既に損切位置を
決めておかなければならない。
「大体の損切位置は決めているけど
実際に損切するタイミングは
レートの動きを見た後に再設定する」
というのもあまりいいとは言えないが
トレードスキルがある程度身についているならば
有効なこともある。
「ポジションを保有している状態でも
欲望や恐怖に左右されずに
チャートを冷静に見れる」
という自信があるのならばいいけれども
「あ~怖い怖い怖い
どうしよう、利益が少なくなってきちゃった
損切に引っ掛かりそうで、嫌だ!」
もし、あなたがまだこんな状態でトレードしているならば
やはりトレードする前にはっきりとした損切位置を決めておき
ポジション保有中に損切を考えないトレードをするべきだ。
トレードをする前に損切位置をはっきり決めておいて
はっきりとしたルールにのっとったトレードを何度も続ける。
そんなトレードが、いくらかたまってから
トレードをしていない冷静な状態で
改めて損切の位置について考えてみる。
つまり、冷静な頭で損切の位置を調整するということ。
例えば、100万で買っていたドル円が50万円まで下がったとする。
さすがに50万円の損はきついから60万円になるまで我慢して持っていて
40万円の損失になった時に売ればいい。
10万円もダメージが少なくて済むから。
そんなバカなことを考えてはいけない。
こういうのは塩漬けといって
計画性も何もない
悪いトレードの典型的なパターンだ。
しかし、意外とこんな方法をオススメする人もいるから
気を付ける必要がある。
トレードとは、エントリーする前に
損切位置と利益確定位置を他人に説明できるくらい
はっきりさせておいてからやるものだ。
そして、損切である逆指値は
エントリーと同時に注文しておくのが
トレーダーとしての常識だ。
あなたは
「エントリーしたらすぐに逆指値!」
が違和感なく行えているだろうか。
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相場のトレンドがはっきりしている時は
支持線や抵抗線がはっきりしていることが多いから
押し目買い・戻り売りの戦略を使って
小さな損切幅でトレードで利益を上げられる。
しかし、相場の方向性がなくなってくると
それまで機能していた支持線や抵抗線があまり使えなくなったり
機能していたとしても、レートがちゃぶつくことによって
損切が多くなってしまいがちになる。
※ちゃぶつくとは、トレンドがはっきりしない場合に
レートが上下に揺れること。
ちょっと上に動いたかと思ったら反転して下に動く。
下に動くのかと思ったらまた反転して上に動くというような動きのこと。
こんな状態になった時に
いわゆる『損切貧乏』になりがちだ。
ところで
損切貧乏にならないための方法として
損切幅を広くする設定するやり方がある。
損切幅を広く設定する場合
相場が大きく動くような状態であれば
損切幅を広めにとっていたとしても
利益幅もそれなりに大きくとることができるから
トレードはうまくいく。
しかし、相場が落ち着いてきたような場合
つまり、あまり大きな値幅が取れないような状態の時に
損切幅を広めにとってしまうと
利益幅がとれなくなるから、
トータルで利益を出すことはできなくなってしまう。
だからと損切幅を狭くすると
今度はレートのちゃぶつきに引っ掛かって
損切が連発してしまい、損切貧乏になってしまう。
こういう場合は非常にやっかいだ。
これらを解消するために
エントリーの技術力をつける必要がある。
エントリーの技術力をつけるというのは
難しい相場でうまくエントリーできるようになることも当然だが
難しい場面は見過ごすという技術力も含まれる。
チャートをじっくりと見て
「ちょっとこれは難しそうだな」と思ったならば
思い切ってトレードしないことも非常に大切だ。
あるいは、
「このパターンは自分のパターンではないな」
と感じた場合にトレードせずに見過ごすことも立派な技術力である。
大体、あなたがチャートを見て良く分からない時は
あなた以外の誰でも「良く分からないなぁ」と感じているはずだ。
「良く分からない」時にムリにトレードすると
ちょっとした動きでも不安が大きくなってしまう。
そのために細かいトレードになりがちだ。
細かいトレードになりがちだということは
あなた以外の誰でも細かいトレードになりがちだということになる。
そうなるとレートがちゃぶつきだす。
レートがちゃぶつきだせば、損切が多くなる可能性が高くなる。
つまり、損切貧乏になる可能性も高くなる。
だから損切貧乏を避けたいと思うならば
「よくわからない時はトレードしない」
というルールが非常に重要になってくる。
まぁ、「よくわからない時はトレードしない」
ということがわかるまではトレードし続ける必要があるが
「どういう状態が良く分からない状態なのか」ということを意識しながら
日々トレードに精進する必要がある。
損切貧乏を解消するには
あーだーこーだ考えながら一つ一つ記憶して
地道にやっていくことが一番の近道だ。
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FXで利益を上げるには
テクニカル分析をして
トレードすることが基本である
しかし、急にレートが大きく動いたりすると
テクニカル分析だけでは
対応できない場合がある。
ファンダメンタルズの要因などで
大きな出来事が発生して
レートに急な動きが出たりする場合だ。
こういった時は逆指値を置いて対応すればよい。
つまり、ある一定の損が発生した場合は
それ以上大きな損にならないように
前もって損切位置に逆指値を置いておくということだ。
テクニカル分析で対応できない急な動きというのは
いつ起こるかわからないものだから
エントリーした後はスグに損切(逆指値)を置く
という行動をクセにしておくといい。
以前、私は
「逆指値を置かなくても
手動でちゃんと損切できるから大丈夫」
と思っていた。
しかし、私が考えている以上に
レートが想定外の動きをすることがあった。
そして、そんな時に遭遇してしまった瞬間
ヘビに睨まれたカエル状態
になってしまった。
「手動でちゃんと損切できるから大丈夫」
そんな自信があったのに、だ。
一気に100ピプス以上の損失となっていく
自分のポジションを目の当たりにした時、
自分の指先一つ動かすことが難しいこととは
まるで想像もしていなかった。
それからは、エントリー後には必ず
逆指値を設定するようにしている。
私のような経験をしないためにも
エントリーした後は常に
損切(逆指値)を設定しておくといい。
え?教えてくれるのが遅いって?
せめて昨日教えてくれていれば
今日の朝のドル円の急な動きに対応できたのにって?
そんな考えだから甘いんだよ!
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「損切ができません」
「損切するとカッとなったり、イライラしたりします」
そんな風にあなたは悩んでいるかもしれない。
私も損切が嫌で嫌でしょうがない時期が長くあった。
結論から言えば
私は今でも損切は嫌だ。
損切は資金を守ってくれる、ありがたいものだと思ってはいるが
やっぱり嫌なものは嫌だ。
嬉しいとは思わない。
だから、「損切がなかなかできない」
「損切した後にカッとなったり、悔しくてたまらなくなる」
ということがあっても、
自分はトレーダーとしてはまだまだなんだろうな。
と、あなたが今どのくらいのレベルにいるのかだけを確認しておけばいい。
損切がなかなかできないのは、
人間として当然と言えば当然の行動であるし
損切の後に感情的になるのもごく普通のことだ。
大事なのは、
なかなかできない損切にチャレンジすることだったり
損切した後にカッとなったり、悔しくてたまらなくなっても
予定外の行動をしないように
あなた自身を監視しておくことができるかどうかということだ。
予定外の行動というのは、
予定外のトレードをしたり
ナンピンをしたり
レバレッジを上げたり
急に大きな枚数でトレードしたりという悪い行動のことだ。
トレーダーという仕事は、本当に地味だし、
「何でこんなことやらなきゃいけないのー?」
という部分が大半だ。
なかなかできない損切も、
身に付けていかなければならないし
損切に対する悪い感情も
少しづつ少しづつ変えていかなければならない。
そして
おかしな行動をしないように、
常に自分自身を見ておく必要がある。
こういったことが身に付くまでは本当に疲れるし、
「スグに利益を手に入れられる方法はないかな?」
と思ってしまっても当然だと思う。
だから
「損切ができません」と悩んだり
「損切になるとカッとなったり、悔しくて仕方ない」という状態になったとしても
「普通の人にはできないことをやろうとしているんだ!」
という強い気持ちを持てば、
「頑張ってみよう、乗り越えてやろう!」
という強い気持ちが湧いてくるはずだ。
ロスカットができないあなたへ。
私がロスカットを克服した方法の一つをお伝えしよう。
「ロスカットができないんです!」
私が思っている以上に
「ロスカットができない」ことに
お悩みの方が多くいらっしゃることに気づいた。
もしかするとあなたも
ロスカットに苦しんでいるのではないだろうか。
なぜロスカットができないのだろう。
実は
ロスカットができないのは当然のことだ。
わざわざ自分の手で
『罰を受ける行為』
なんて普通はやらないから。
たとえば何か悪いことをしたとする。
悪いことが発覚すれば普通は罰を受ける。
罰を受けると
痛い目に合ったり嫌な気持ちになったりする。
そんな、
痛い目や嫌な気持ちに
自らなりたがる人はいない。
いるとすれば究極のドMくらい。
「ロスカットする」というのは
あなたにとって罰を受けるのと同じ感覚
だから絶対にロスカットしたくない。
自ら罰を受けに行きたくない。
いくら
「ロスカットはしなきゃいけない」と思っても
いくら願っても
できない。
それが普通。
ところで、そもそも
罰を受けるのと同じ感覚になってしまうという
「ロスカット」とは、一体何なのだろう?
「ロスカット」とはあなたにとって
ホントウに罰なんだろうか?
ホントウに痛いことなんだろうか?
ホントウに嫌なことなんだろうか?
ここで、ロスカットしなかった場合について考えてみよう。
「絶対にロスカットしない!
どんなに損が膨らんでも絶対にロスカットしない!
このトレードが利益になるまで絶対にロスカットしない!」
そんなルールを作れば
あなたのトレードは格段にラクになるはずだ。
ロスカットという嫌な罰から逃れられる。
しかし、あなたもスグに気づいただろう
絶対にロスカットしなければ
いつかどこかで必ず強制ロスカットという
ロスカットの大ボスに出会う。
ロスカットの大ボスは
その辺のロスカットとは格が違う。
たんなる罰ではない。
たんなる痛みではない。
たんなる嫌なことではない。
大ボスである強制ロスカットは
あなたをトコトン、地獄にまで突き落とし
再起不能にしてしまう
つまり、ロスカットとは、
大ボス・強制ロスカットに比べれば、
雑魚ということになる。
ドラクエで言うところのスライム並だ。
※ドラクエというのは、ドラゴンクエストというゲームのこと。
スライムとは、そのゲームの序盤に出てくる弱い敵のこと。
しかし、雑魚であるロスカットと言えども
油断するわけにはいかない。
だから、雑魚ロスカットと戦う必要がある。
どうやって戦うかと言うと
たとえば、ロスカットだけを目的にしたトレードをする。
できればデモ口座がいい。
しかし、100通貨単位でのトレードでもいい。
お金に余裕があれば1000通貨単位でトレードしてもいい。
一万通貨はオススメできない。
「とにかく、ロスカットすること」を目標にトレードする。
エントリーはどこでもいい。
あなたが入りたいところで入ればいい。
なるべく、何も考えずにエントリーしたほうが良い。
そのほうがトレードに固執しなくて済むから。
そして、エントリーした後に-5ピプスとか-10ピプスとか
あなたが決めたマイナスに到達した瞬間にエグジットする。
つまり、ロスカットするということだ。
利益方向に伸びた場合は、
ロスカットする幅と同じ幅でいいだろう。
5ピプスとか10ピプスとか
あなたが決めたプラスに到達した瞬間にエグジットする。
つまり、利益確定するということ。
ここで、「利益を出そう」などと考えてはいけない。
もう一度言う。
「利益を出してやる!」などと考えるな。
これは
雑魚ロスカットを倒すための練習なのだ。
雑魚ロスカットを確実に仕留めるために練習する。
いつもいつも「利益確定」だけに気がいっているから
ロスカットが怖くなってしまう。
「ロスカット」だけに集中して
ロスカットに慣れる練習をする
これもトレードで稼いでいくために必要な
工夫の一つとなる。
さあ、あなたも今スグ、
「雑魚ロスカットを倒す旅」に出てみないか?
『損切りをしないで勝つ方法があればいいのにな』
そんなことを思ったことがあるだろうか。
損切りをしないで勝つ方法がないかなぁと考え出している今のあなたの状態は
聖杯を探している状態
だということに気づかねばならない。
では、本当に損切りをしないで勝つ方法などないのだろうか?
このチャートを見て欲しいこれはドル円の週足だ
(※クリックで拡大)
2005年から2007年の半ばにかけて、ドル円はずっと上昇トレンドになっている。
2006年の前半に大きく下げてはいるものの、すぐに反転し再上昇している状態だ。
2005年にあなたがトレードを始めたとしよう。
とりあえずドル円を買う。
損切りはしたくないのでそのまま持ち続ける。
どんなにマイナスになっても、資金が持つ限りは
最大限に我慢し保持し続ける。
そうすると、あ~ら不思議。
なんの戦略も持たないのに2007年には
手持ちの資金が大きく増えているではないか!
なんと10円以上の利益幅!もう、これはお祭り状態。
ウハウハだ。
「なぁ~んだ トレードなんて 簡単簡単! 俺天才。
負けてるやつとか馬鹿じゃねぇの?
損切りとかするやつはアホ」
などと調子に乗ることだろう。
ここで運のいい人は、うまい具合に増えた資金を撤収し、
その後トレードをしない人生を歩む人もいるかもしれない。
しかし、普通はそんな行動はとらないだろう。
人間は欲深いもの。
「よし、こんなにトレードが簡単なら、もっと増やせるはずだもっと保持しよう。
さらに利益を増やそう、あるいはもっと資金を入れようかな?」などと思う。
その後の週足チャートを見てみよう(※クリックで拡大)
2005年に100円ちょっとで買っていたドル円は
いまや80円付近でうろうろ。
当然利益はなし。
それどころかマイナス。
ちなみにこちらは月足。
「そんなこというけど、ある程度利益が減ってきたところで
決済してる場合もあるでしょ?」
果たしてそれはどうか?
最初に利益を大きく得たときは、何の戦略もなく、
ただ損切りをしないというおかげであった。
そんな経験をしていれば
「損切りなんかせずにもっともっと勝てるはず」と思うのは確実だ。
実際、自分の資金が減っていくのを目の当たりにしたとしても
「ここで決済したらもったいない。
今まであんなに利益が出ていたんだからまた戻ってくるさ」
こう思うことが実に簡単だということは、
あなたも今までの経験から納得できるはずだ。
100円付近で一度反発し、「よっしゃ これから再上昇で濡れ手に粟状態になるぜ!」と
鼻息荒く興奮するにもかかわらず、再び上昇することはなく、
さらなる下落。
資金は息も絶え絶え。
あるいは既に強制ロスカットになっているかもしれない。
結果は惨敗。
ロスカットを防ぐ為に資金を借りまくり、残ったのは多額の借金という場合もあり得る。
『損切りさえしていれば・・・』
残ったのは後悔の念だけ。
「なぁんか話が極端だなぁ だいたいこのチャートは週足だし、
ここはデイトレのブログだろ?」
たしかに、この話は長期保有の場合を例に出した。
しかし、デイトレでも同じようなパターンに陥ることは当然ある。
しかもデイトレではトレードする時間が短いだけに、
このサイクルを繰り返してしまい、
みるみるうちに資金が減るということが起きてくる。
たまたま上昇トレンドだったから損切りしなくても勝てていた
この時に勝っている人はそのトレードを続けようとするだろう。
そしてトレンドが終わり、資金を失ったときに気づくのだ。
『損切りって大事なんだなぁ』
しかし、損切りの大事さを痛感した時には、
もうトレードする気力も、資金も残っていない。
まぁ世の中は広いから、探せば損切りせずに資金を増やす方法も、
もしかしたらあるかもしれないけどね?私が知らないだけで。
そんな方法があれば、検証した後にこっそり私に教えてくれればいいから。
『損切りをせずに勝つ方法があればいいのにな』
そう思った瞬間から破滅への道に進んでいるということに気づくべき