損をするときは1万円
利益になる時は2万円
こういう設定にすれば勝てるんじゃ
ないか?って考える。
何でこの設定にするかっていうと
バルサラの破産確率というものがあって
損:利益=1:2なら、破産する確率は
0.8%になるらしい。
単純に損1万円、利益2万円なら
破産しないトレードができる。
計算してみると分かるが、トータルでも
利益を出すトレードになる。
バルサラの破産確率は、ナウザー・バルサラ
という数学者が計算したもので「そのトレードを
ずっと続けたら、破産する確率はこのくらいに
なるよ」という目安になる。
数値でみると「これ、いけるんじゃね?」って思う。
なんだが、実際にトレードしてみると
5連敗、8連敗、時には10連敗する
こともあるわけだ。
勝率50%なら連敗が多くなるから
当然といえば当然なわけだが・・・
これをたんたんとやり続けられるメンタルが
あればいいが、ふつうの感覚ではまず無理。
お金が減り続けるドローダウンという時期を
乗り越えることができない。
「このやり方は何か間違ってるんじゃ?」
恐怖と不安を取り払うことができない。
エントリーポイント、利益確定ポイント、
損切ポイントを必死になって勉強する
ようになる。
勉強するようになると今度はベスト
タイミングを狙おうとするようになる。
ベストタイミングを狙おうとすると、
追っかけをしたり、躊躇することが
多発するようになる。
50%の確率っていう部分が
すっぽ抜けて、「負けないポイント」を
無意識に探してしまうわけだ。
「システマチックなエントリー方法が
あればなぁ」って安易な考えが
出てくる。
矢印で「ここがエントリーですよ」
「ここが決済ですよ」みたいな
方法ならいいのにな
っていうような考え方だ。
それでもドローダウンから逃れる
方法はない。
ドローダウンとは最大連敗のことだ。
こういうのを経験してようやく
相場を常に客観的に見れるような
冷静な自分を作らなきゃなんないんだな
ってところに気づく。
リスクリワード1:2の設定で過去の
チャート10年分くらい検証すれば、
どんなトレード目指せばいいかは
スグにわかる。
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