どんなにこいでも前に進まなかった恥ずかしい話

私のまぬけな経験を

聴いてもらえるだろうか。

 

この話を聞いたらあなたは確実に

 

「えー あやなさんってほんとに
そんなバカだったんですか!?」

 

と感じてしまうかもしれない
私にとってとても恥ずかしい話だ。

 

私は一台の自転車を持っていた。

 

その自転車に乗って前に進むために
一生懸命こいでいた。

 

死にものぐるいで自転車をこいでいるのに
なぜか前に進まないふしぎなことが
おきていた。

 

「おかしいな?こぎ方がたりないのかな?」

 

そう思ってさらに必死になってこぎ続けると
体力だけを消耗し息切れしてしまった。

 

「こんなに一生懸命こいでいるのに
なぜ前に進まないんだろう?」

 

不思議に思い自転車から降りて
チェックすることにしてみた。

 

するとギヤからチェーンが外れていた。

 

「チェーンが外れてるこの状態で
必死になってこいでいたのか・・・

これじゃぁどんなにがんばっても
前には進まないよねぇ」

 

苦笑いした。

 

でも、必死になってこいでいる時は
『チェーンが外れてる』とはまったく
気づかなかったのだ・・・

 

「そんなことも気づかなかったの?」

 

っていうようなとてもまぬけな話だよね?

 

勘のいいあなたは気づいたかもしれないが
実はこれはトレードのことだ。

 

トレードに必要なチェーンが
思いっきり外れているのに気づかず
必死になってこぎ続けていたのだ。

 

チェーンが外れているだけでなく
ブレーキも効かずタイヤもパンク。

 

そんな状態なのに「ちゃんと走れる。
ちゃんと走れないほうがおかしい」
と思っていた。

 

走れないのには当然理由があるのに。

 

一つ一つの部品が正しくセッティング
されているかどうか。

 

ただ、それだけの理由だ。

 

チェーンをかけ直し、ブレーキをなおす。
タイヤに空気を入れる。

 

正しくセッティングさえされていれば
誰でも自転車に乗って前に進むことが
できる。

 

だけど、多くのトレーダーは
セッティングより「自転車をこぐこと」
だけ必死にやっていることが多い。

 

私がそうだったように。

 

「必死にこいでいるのに前に進まない」

 

この事実を見て落ち込み、泣き崩れるだけ。

感傷的にはなるけど理由を探そうとしない。

 

「どのセッティングが悪いのか?」

 

ただそれだけを探して修理すれば
いつだって前に進むようになれる。

 

とはいってもトレードのセッティングは
自転車より繊細で複雑だから注意深く

セッティングする必要がある。

 

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