こんばんは、古賀あやなです。
ブログやメルマガを読まれた方から
時々
「知識がすごいですね、なぜそんなに
勉強しているのですか?」
とか
「なぜ、ここまで丁寧に親切に
教えてくれるのですか?」
などと言われることがあります
それは、今からお話しする過去が
あったからかもしれません・・・
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高校時代から仲の良かった友人がいました。
Sちゃんです
高校を卒業した後、福岡で
同じ部屋に住むほど仲が良かったです
どこにいくにも一緒で、
アルバイト先も同じお店でした
当時、Sちゃんが付き合っていた
男性がいたのですが『妻子持ち』ではないか?
という疑惑が発生し
それを確かめるために夜中に
レンタカーで彼の家のそばへ行き
探偵のように張り込む
ということをしたりもしました(笑)
結局、妻子持ちかどうかは
わからなかったですが・・・
そんなSちゃんも結婚して
新築マンションの12階の
見晴らしのいい新居で
暮らすことになりました
しばらくして
子供も授かりました
あ、ちなみに、妻子持ち疑惑とは
別の男性と結婚しています(笑)
ところが、しばらくして
Sちゃんにガンが発覚してしまいました。
最初の頃は
「抗がん剤投与したら
下の毛が抜け始めたのよ~」
なんて、恥ずかしそうに言ったりしていて
それほど深刻そうではありませんでした
私もまだ若く、ガンのこともあまり知らず
「やだー、恥ずかしいねー」
なんて、言葉を返していたくらいです
そんな時別の友人Tちゃんから
「Sちゃんは4期の一番悪い状態らしいよ」
と聞かされました。
Tちゃんのお姉さんが同じガンで
亡くなっていたのでどの程度の状態か
Tちゃんはよくわかっていたのです
でも、私はそれを聞いても
Sちゃんはそんなにひどいのかなと
よくわかっていませんでした
Sちゃんも
「抗がん剤で頭の毛がなくなっちゃって
ヘアーウィッグを買いに行こうと
思ってるんだけど安いのは
変なのしかないんだよねー」
とか
「これからずっとマスク生活を
しなくちゃいけなくって
でも今から夏でしょ?
夏にマスクしてたらおかしいよねー?」
とか、割と明るく振舞っていたのです
なのでそのうちガンが治って
また一緒に遊べるだろうと思っていました
でも、それからSちゃんから来るメールの
内容が少しおかしくなっていきました
誕生日でもなんでもない月なのに
「お誕生日おめでとー」
と来るようになったのです。
「まだ誕生日の月じゃないよー」
と返すと
「ごめん、なんか記憶がおかしくて
変なメール送っちゃったかな?」
と返ってはくるのですが・・・
それからしばらくして
ガンが脳に転移したことが発覚しました。
「少し遠い県に放射線治療に行ってきた」
「頭を針のようなもので固定するから
スゴク痛かったー、マジ痛い」
と言っていて、心配していたのですが
何もできずにいました
それからしばらくして・・・
彼女は突然自ら命を
絶ってしまったのです
誰にも何も言わずSちゃんは
一人でこの世にお別れをしてしまいまいた
でも私は、Sちゃんは突発的に
命を絶ったのだと思っています。
決して「よし、死のう」と思って
死んだのではないと思っています
Sちゃんも自分で
「あたし、思わず死んじゃった!」
と思っているのではないかと思います
旦那さんをすごく愛していたし、子供も
とてもかわいがっていたからです
とてもつらかったのだと思います。
思っていもいなかったガンの発覚、
治ると思っていたのに転移が
発覚した時の恐怖、
治療の痛みと心の不安、
誰に相談しても解決しない、
誰にも助けられない、
それと戦うには
あまりにも若すぎたと思います
Sちゃんに何の手助けもしてあげられなかった
そんな後悔が私の心の奥底にあります
もっといろいろ知っていれば
何かできたかもしれないのに、
あんなに軽い会話で終わらせてしまって
Sちゃんはどう感じていたのかな?
と思うことがあります
でも、終わったことなので仕方ないです
心の中で、「何もできなくてゴメンネ」
と、言うしかありません
だけど、だからこそ
「今のうちに自分ができることをやりたい」
と思うようになりました
Sちゃんにしてあげられなかったことを
別の形でしなければと思うようになったのです
私ができることなら
やらなきゃいけない、と思ったのです
それがたとえどんな小さなことだとしても。
そうすればSちゃんも
笑ってくれるかもしれないな、
と思うのです
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