「よーし!トレード手法を手に入れたぞ!
これで俺も億万長者になれる!」
と、興奮することがあるかもしれない。
確かに、トレード手法を手にいれることは大切だ。
トレード手法をもたずにトレードするということは
丸腰で戦場に戦いにいくようなものだから。
トレード手法を身につけたり、
相場の環境認識を身につけるというのは
トレーダーにとっては身につけていてあたりまえのことだ。
※相場の環境認識とは
今の相場がどんな状態なのかを
(レンジ状態なのか、トレンド状態なのかなど)
判断することができること。
しかし、トレード手法さえあれば
カンタンに利益を上げられる
トレーダーになれるわけではない。
「うんうん、確かに、トレード手法だけじゃ勝てないよ」
そうあなたも思うだろう。
じゃぁ、いったい何が足りないのか?
何が必要なのか?
あなたは考えたことがあるだろうか。
このチャートを見てほしい。
ドル円の15分足だ。(※クリックで大きくなる)
レートはしばらくの間ずっと上昇している。
つまり、上昇トレンド中。
上昇トレンド中であれば、押し目を買うという
トレード手法が通用する。
このチャートの場合、下降のトレンドライン
(ナナメに引いている線)を上抜けた時が、
エントリーするのに良い一つのポイントとなる。
(ピンク丸の部分)
きっとあなたも
「うん、確かにここは良いエントリーポイントだな」
と理解できるだろう。
しかし!あなたが実際にここで
エントリーするのは難しい。
それまでずいぶんと上昇してきているから、
ここでの買いエントリーというのは、実は
心理的にためらってしまうポイントでもある。
「もう、そろそろ反転してもおかしくないから
ここはエントリーしても損切になるんじゃないだろうか?」
と、こんな気持ちが出てくるわけだ。
だから、
「もう少し、様子を見てからエントリーしてみようかな」
という考えがあなたの中に発生する。
そして、レートがぐんぐん伸びていってからようやく
「やっぱり正しいエントリーポイントだったな」と
遅れてエントリーして損切になる。
あるいは
伸びていくレートをただ見つめているだけ・・・
という状態になってしまうわけだ。
・・・となると?
「よーし!トレード手法を手に入れたぞ!
これで俺も億万長者になれる!」
この言葉は正しくないということになるよね?
トレード手法を手に入れること
相場の環境認識を身に付けることは
まずは最初に乗り越えるべきステップ
といっても過言ではない。
※相場の環境認識とは
今の相場がどんな状態なのかを
(レンジ状態なのか、トレンド状態なのかなど)
判断することができること。
問題は、このチャートのピンク丸部分で
ためらわずにエントリーできるかどうか?ということ。
もう一度ドル円の15分足。(※クリックで拡大)
あなたはエントリーにためらっていないだろうか?
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タグ:トレード手法