「思ったようにトレードできない」
って感じることがあった。
損切トレードが身を切られる感じがして
スゴク嫌だなと感じてた。
スグ損を取り返したくなったり
リベンジしたくなっていた。
こうなるともうルールも何も
あったもんじゃなくなって
冷静な取引ができなくなる。
目の前の小さな値動きに飛びついて
利益になったら大はしゃぎ、
損失が出ればリベンジトレード。
これの繰り返し。
直視できないほどの損失額に膨らんで
ようやく自分が何をやっているか気づく。
落ち込んで、反省する。
だけど時間が経てばすっかり忘れて
また同じことの繰り返し。
魔のループ。
こうなってしまうのには理由がある。
【自分にブレーキをかけている】
自分で自分にブレーキをかけて
「損切するのは悪いことだ」って
思い込んでいるのが原因。
なぜそう思い込んでいるのか?
今までの経験から発生している。
親や学校、友人のコトバ・・・
「優等生じゃないとダメ」
「お前にはそんなことはできない」
「それは常識的じゃないよね」
こんな思い込みを持っているから
損切に対しても悪いイメージを持つ。
いつまでたっても損切を拒否してしまい
その結果トレードもうまくいかない。
うまくいくには今までの経験を
一度手放す必要がある。
手放すことで心が軽くなって
損失も受け入れられるようになって
そうしたら不思議とトレードが
うまくやれるようになる。
・悪い思い込みを思い出して
・手放す
たったこれだけのワークをするだけで
トレードがうまく進み始めるから
だまされたと思ってやってみるといい。
大坂なおみ選手が世界ランキング1位に
なってすごいなぁと思うんだけど
あんな試合を見ると
「私もあんなスゴイ人になりたい!」
って考えたりするよね。
「私も相場で稼いで億万長者になる!」
夢見るかもしれない。
夢を見るのは自由だけれど
忘れてはいけないことがある。
『突然相場で勝てるようになるわけではない』
大坂なおみ選手は今では素晴らしい選手だけど、
ジュニア時代はそれほど目立つ存在ではなかったようだ。
それでも地味な練習をずーっと続けたからこそ
世界ランキング1位を獲れるまでに成長したわけだ。
冷静に考えれば当たり前の話なんだけど
相場となると当たり前に考えられなくなったりする。
「数時間のセミナーに出れば勝てるようになるかも」
「2~3時間マンツーマンで教われば
勝てるようになるかも」
「トレード手法を手に入れたら
スグ勝てるようになるかも」
ちょっと考えればおかしいよね?ってことが
おかしく思えなくなっちゃうんだよね。
ちょっとやって結果が出ないからって
すぐ違うことをやったりとか。
そういう道に知らない間に進んだりしてしまう。
だから自分がどういう方向に進んでいるのか?
かなり注意深く意識しておく必要がある。
「天井と底をピンポイントで当てたいなぁ」
って思うことがあった。
当てられると信じていた。
ある日、「天井だ」「底だ」と判断できるのは
いつなのか?って考えたことがあった。
調べてみると
「高値を越えず安値を抜けたらその前の高値が天井」
だと判断できることがわかった。(底はこれの逆)
ん?どゆこと?と思った。
「天井ができた時点ではそれが天井かどうかは
不明でもっと後にならないと確認できない」
となると、だ。
「天井ができた時にピンポイントでそこが
天井だと判断するのは不可能!」ってこと!?
不可能なのに「天井と底をどうすれば当てられる!?」
って一生懸命がんばって悩んでいたってこと!?
こんな単純なことに気づかず悩んでいたなんて・・・
なんてこったい・・・
それに気づいた途端にトレードがうまく
回るようになった。
「天井と底は当てられないんだ」と理解して
勝てるようになったんだ。
相場の動きはわからないし
当てることもできない。
単純なことがわかってしまえば
相場はそれほど難しいものではなくなる。