獲得pipsを見るだけでもトレード改善できる

過去のトレードを見るとき、例えば

獲得pipsを見るだけでもわかることは

たくさんある。

 

例えば一定枚数でトレードした結果が

次の通りだった。

 

1回目 +5pips

2回目 -25pips

3回目 +10pips

4回目 -20pips

5回目 +3pips

6回目 +2pips

7回目 +5pips

8回目 +4pips

9回目 +10pips

10回目 -10pips

 

「勝率は70%もあるのにトータルは

 マイナス16pipsになっているな。」

 

「トータルで利益を出すにはどう改善

 していけばいいだろう?」

 

このトレード結果から単純に考えると

獲得pipsが極端に小さいのがわかる。

 

「もっと利幅が狙えるトレードにするには

 どうすればいいか」を考える。

 

あるいは「利益目標までガマンして持ち続け

られなかったトレードをした結果、薄利に

なってしまってないか」チェックする。

 

ほかにも「損切しなければならなかった

ポイントでガマンして長く保有していないか」

チェックする。

 

ルール外の行動をせずしっかりルール通りに

トレードした結果がこれだった場合、本当に

このまま続けても大丈夫かどうかを確認する。

 

例えば、勝率の低いトレードで一回で大逆転

できるようなトレードをしているならこのまま

続行してトレードしてもいい可能性は高い。

 

勝率の高いトレードで少しづつ利益を積んで

いくようなトレード手法ならこのトレード結果では

利益を積むどころか少しづつ損失が増えているから

なにかしら間違っている部分があると判断できる。

トレードの矛盾と立ち向かう~飛躍的に成長する方法~

この世の中は矛盾に満ち溢れている。

 

そしてあなたが挑戦しているFXは

そのあらゆる矛盾が詰め込まれた世界である。

 

A「FXでトレードして勝つためには利益を伸ばせ!」

B「利益を伸ばそうとするから勝てないのです。利益は確実に取るようにしましょう」

両者の言い分はどちらも正解である。

しかし、正解だからといって

両方のやり方を取り入れてトレードしても

まったく機能しない。

 

トレードにあいまいさを取り入れてはならない。

 

利益を伸ばす手法ならば何が何でも伸ばす!

何度損切りになったとしても伸ばすことをやめない!

 

目標に届いた瞬間に利益確定させる手法ならば、

絶対に様子を見てはいけない!

大きく取ろうなどと思ってはいけない!

 

トレードの矛盾から身を守る為には、

あなたがあなた自身をコントロールするしか方法はないのだ。

 

あなた自身をコントロールするには

どういったことが必要になると思う?

滝に打たれて精神修行?

瞑想して精神統一?

まぁ それも少しは役に立つかもしれない。

 

しかし、そんなことをするよりも

もっと簡単な方法がある。

 

このブログによく遊びに来てくれているあなたは、

もう気づいているだろう。

 

そう。『自分のトレードを見直す』 たったこれだけのことだ。

 

「ここで入れたのに、恐かったからエントリーが遅くなった」

「もっと長く持っていたら大きく取れたのに我慢できずに決済してしまった」

「決済すべきだったのに思わず様子を見てしまった」

「最初に決めた損切り位置で切っていれば大きな損にはならなかったのに」

「ここでブチ切れて大量のトレードをしなければ多くの損を生み出すことはなかった」

 

最初はこういったトレードがほとんどだろう。

しかし、これが大事なのだ。

あなたがいかにルール通りにトレードしていないかを

あなたの目で客観的に分析する必要があるのだ。

 

人というものは自分に甘い。

それは、わざわざ自分から困難に立ち向かうよりも

今の安全な状態でいた方が

長く生きられる確率が高くなるからだ。

本能的にそうなっているので仕方ない。

 

人よりも抜きん出たいと思うならば

あなたが「いやだなぁ やりたくない」と思うことに

立ち向かわねばならない。

 

はっきりいって、自分のトレードを見直すなんて

普通の人にはできない。

 

そこには「お前はダメだ ダメなトレーダーだ 何でこんなトレードをしたのだ?」と

常に攻撃されているように感じる恐怖が存在する。

 

トレードをするだけでも恐怖なのに

その恐怖を克服する為に

さらなる恐怖と立ち向かわねばならない。

 

それは、あなたが今までに体験したことのない恐怖だ。

普通の人は自分と向き合うことを諦める。

そしてただただトレードだけをやり続ける。

何の成長もしない。

気づかない。

 

しかし!

自分のトレードを確認する見直す客観的に分析する

たったこれだけのことをするだけであなたのトレードは飛躍的に成長する!

 

「あんなに恐かったのにここで入ることができるようになった!」

「損切りが恐くて仕方なかったのに、しょうがないかと思えるようになった!」

「ホールドするのが恐くて恐くてたまらなかったのに 値動きを面白いとさえ思えるようになった!」

「決済した後に動いたら悔しくて仕方なかったのに気にならなくなった!」

 

成長は少しづつ、少しづつ、しかし諦めずにやることが重要。

「今日はホールドが我慢できなかったけど、損切りはうまくできた!」

 

自分を褒めて進んでいくことが大事である。

なぜ検証が大切なのか教えよう

FXは24時間開いているから

トレードする機会に満ち溢れていると思いがちだが

実はトレードできる機会はあなたが思っているほど多くはない。

 

チャートを開いてすぐにトレードしてはいけない

 

今の価格が上がるのか、下がるのか、という判断ではなく

今の価格が自分の決めた基準となるポイントに近づくまで、

あるいは形になるまで待ってから

エントリーするかしないかを自分で判断してようやくトレードできる

 

もちろん、

自分の描いた判断と違うならばトレードできない

さらに、ポジションを持った後は

あなたが思っているほど自由にポジションをいじれるわけではない。

 

エントリーした後は

最初に決めていた損切り位置に引っかかるまで

あるいは

自分が決めた決済すべきポイントに到達した時か

決済すべき形になるまでは

そのポジションに手を加えることはできない。

 

ところでチャートを開いてすぐにトレードする、というのは

そうした方がトータルでプラスになる確率が高いからと

自分で分かってやっているのか?

 

それともそうではなく、

ただ単に感情的にやりたいからやってしまうのか?

 

チャートを開いてすぐに始めたトレードをピックアップし

勝てたトレードと負けたトレードを見比べてみる、

といったことをしたことがあるのか?

 

トータルで利益が出ていたのか?

エントリーした後に損切り位置を変えてしまい

後で後悔する、というのは

損切り位置をいちいち変更したほうが

トータルでプラスになる確率が高いからと

自分で分かってやっているのか?

 

それともただ単に

損切られたくないから、

損になるのが怖いから変えてしまうのか?

 

変更してしまった損切り位置を変更しなければ

そのトレードの結果がどうなっていたかということを

後から見直してみたことがあるのか?

 

前もって決めていた利益確定ができないというのは

その時その時で判断を変えた方が、

前もって決めていた利確位置よりも多く利益を出せるからと

自分で分かってやっているのか?

 

それともただ単に

利益確定ポイントにくる前に利を伸ばすのが怖くて、

あるいは欲を出して粘り、反転して利益が少なくなって

ようやく怖気づいて決済してしまうのか?

 

前もって決めていた利益確定ポイントで決済していたらどうなっていたか、

ということを自分の目で確認したことがあるのか?

 

それともそんなめんどくさいことをいちいちやってられない、

そんなことをしなくても

もっと簡単でやりやすい方法があるだろうと思っているのか?

 

1回トレードして徹底的にそのトレードを調べ上げるのと

10回トレードして全くそのトレードを調べ上げないのとでは

どちらの方が早く上達するだろうかということを

あなたは考えたことがあるのか?

ズバリ!これらを検証せよ!

チャートは必ず印刷すること

エントリーした瞬間の分とエグジット後の分があるとなおいい。

 

エントリー回数が少なかったり、絵を描くのが好きな人は手書きでもいいと思う。

ただし正確に書かないと意味がない

・通貨ペア(選んだ理由)

・エグジット目標

・ストップの位置

・エントリーした理由

・エントリー・エグジットした時間、保有時間

・エグジットした理由

・サイン通りにエグジットしなかった理由

・資金配分(ロット数など)

・獲得pips

・最大ドローダウン

 

チャートと共にこういった項目を書き入れる。

あとあと読み返して集計できるようにする。

これ以外にも自分に必要だと思った情報は書き入れておくといい。

 

検証する意味

エントリーするポイント、エグジットするポイントというのは

そのほぼ全てが

安心できない、満足できないもの

 

そもそも最初から安心できるところでエントリーし

満足できるところでエグジットして利益が出るのなら

誰も働かなくなってしまう

 

 

 

感情を逆撫でするようなポイントで

出たり入ったり、ホールドし続けなければならないから

感情でトレードしていたら、

負ける可能性がものすごく高いということになる

 

 

それを続けていれば、体調や精神を崩すことだってあるだから

機械のように淡々とトレードをしろ ということがよく言われる

 

しかし、人はそんなに簡単に変えれるものではないし、

相場では不必要な感情であっても

生きていく為には大切なものであるから、

それをなくすという行為は不可能に近いといっていい

 

 

 

じゃぁ どうすればいいのか

 

そのために検証がある

 

実際に自分がトレードをしてみて

感じた感情、考えを再確認する

 

ルールどおりにできなかったのはなぜか、

それは感情で我慢できなかったから

 

じゃぁルールどおりにしていたらどうなっていたか

 

 

 

一度や二度のことではなく20、30と

サンプルが増えていった結果を見る

 

すると あぁやっぱりルール通りにしていれば勝ててたなぁと確認できる

 

その確認、自分がやった行動と自分がやるべき行動のギャップを埋めていく

 

一気には変われないから 少しづつ 少しづつ 変えていく

10回に9回は感情的になっていっていたのが

10回に7回になってくるとか

 

20回に1回、全ての利益を吐き出すような

めちゃくちゃなトレードをやっていたのが

30回に1回になってくるとか

 

道のりは長いが 得るものは大きい

 

 

 

ただ、こんなものを ひょいっとすぐに飛び越えられる人も

稀にはいるだろう

 

私は別にうらやましく思わないが

・・・いや、やっぱり羨ましいかも(笑)

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