「根拠のあるポイントでエントリーしろ!」
そんな言葉をよく聞く。
そもそも、根拠のあるポイントって一体どんなポイントだろうか。
たとえば、押し目買いなら
上昇するMA(移動平均線)にレートが近づいた時。
レンジなら
レンジ上限・下限に引いた
高値・安値抵抗線にレートが到達したとき
ブレイクなら
保ち合いからブレイクした時
他にも
見ているインジケーターがサインを出した時
ローソク足に長いヒゲがついた時
ダブルトップができた時、などなど。
根拠のあるポイントは数えきれないほどある。
最近のドル円(2013年1月現在)ならば
MAを見て押し目買いやってれば利益になる相場だった。
だからこの場合、根拠あるエントリーの一つとして
『上昇しているMAにレートが近づいた時』
『上昇しているMAを下抜けた後に再度上抜けてきた時』
ということが挙げられる。
ところで
「根拠あるポイントでエントリーしろ!」
というのは
『そこでポジションを持って、
あなたは果たして最後まで保有しておけるのか?』
という意味が含まれている。
『上昇しているMAにレートが近づいた時』にエントリーしても
値動きにビビッてスグに利益確定したり
ちょっとの損で慌てて決済したり。
そんな感情に振り回されたトレードをしないために
根拠が必要になってくる、ということだ。
その根拠が果たして本当に機能するのか?
という感情的な問題が出てくるということ。
だから、それを確認するために、デモ口座などで実際にトレードしてみて
『あぁ、本当にこうやればトータルで利益が出るんだなぁ』
ということを実感する必要がある。
デモ口座で実際にトレードして、最低でも20回ほどトレードしてみて
本当にトータルで利益になった時に、ようやく
『根拠のあるポイントでエントリーする』ということが生きてくる。
自信をもって最後までポジションを保有しておくことができるようになる。
そういう意味で言うならば、エントリーポイントというものは
自信が持てるならば何でもいいんじゃないかということにもなるかもしれないね。