『じゃんけんロボットとじゃんけんして
勝てば1000円もらえる、負ければ
500円支払う、あいこは0円』
『勝負は一人最大100回まで』
というイベントがあった。
Aさんは、じゃんけん大会に参加
しようと思っていた。
じゃんけんロボットが他の参加者と
勝負を始めたので、Aさんは考えた。
「じゃんけんロボットが出す手を
カウントしてみよう」
「なんらかの傾向が見つかれば、
有利な勝負ができるかも!」
Aさんがロボットの手をカウントすると
こんな結果になった。
じゃんけん100回勝負中
・グー 20回
・チョキ 30回
・パー 50回
この結果を見てAさんは思った。
「全ての勝負でチョキだけを出すぞ!」
「50勝20負30引分けに近い勝負に
なって、儲けられるはずだ!」
トレードもこれと似たようなものと
考えるといい。
じゃんけんロボットの傾向を知る=
・今の相場がどういう傾向なのかを知る。
パーが多く出るなら、パーに勝てる手を出す=
・傾向が分かったら、それに適した
トレード手法を選び、実行する。
・その結果、トータルで利益が出たか
出なかったかを確認する。
・利益が出なかった場合、どの部分が
間違っていたのかを確認し、対策を
考える。
相場の傾向判断が間違っていたのか、
トレード手法が適していなかったのか
ルール違反をしていたのか、など。
混乱するようなら、最初はあまり難しく
考え過ぎず、大きな目線で分類する。
『マイナストレード、プラストレード』
で分けてみてもいい。
慣れてきたら、マイナストレード、
プラストレードをそれぞれ、さらに
細かく分けてみる。
『トレンドが出ていたもの、出ていなかったもの』
でもいいし
『長く保有したもの、保有が短かったもの』
でもいい。
マイナストレードとプラストレードを
分けずに分類してみてもいい。
そういうことをやっていると
勝ちやすい状況、負けやすい
状況っていうのが見えるようになる。
じゃんけん大会のその後・・・
大会関係者:
「このじゃんけんロボットですけど
次の勝負から設定を変えましょうね」
大会関係者:
「次からは、グーを多く出す
設定で勝負させましょう」
大会関係者:
「ピピピッと。 よし、これで
設定が変わった。」
大会関係者:
「はい、次の方どうぞー」
そこには、満面の笑顔でステージに
立つAさんの姿が・・・