FX始めたころ、どの通貨ペアを選んだらいいのか
よくわからなくて散々迷ったことがあった。
「一番なじみのあるのがドル円だから
ドル円が稼ぎやすいんじゃね?」
って思ってたんだけど、色々調べたら
ドル円は流通量が少ないから思ってるより
難しい通貨っていうのが分かった。
ドル円はスプレッド(手数料)が少ないから
スキャルピング(超短期売買)に向いてて
利益を出してる人が多いって聞くんだけど
実際には短期の売買をする人が多いせいか
急な反転とかが多くて素早く判断しなきゃ
あっという間に損失になるってことが多かった。
「うーん、私にはドル円は向いていないかな」
で、ドルの次に流通量の多いユーロがいいんじゃね?
ってなってユーロドルに手を出すことにした。
ユーロドルはスプレッド(手数料)も小さいし
流れが出やすいってよく聞くからきっとラクに
稼げるに違いない!って思った。
・・・けど動く時はいきなり大きく動いて
動かない時はちっとも動かない・・・
こりゃダメダって思ってポンド円に手を出すことにした。
「ポンド円は値動きが激しいけど大きく動くから
1トレードで100pips以上でも普通に狙えるよ」
っていうことを聞いて興奮した。
「いい通貨見っけた!これで大きく稼げる!」
って思ったけど反対に動く時も大きいから
損切幅も大きくなって思ったほどうまくいかなかった。
ユーロ円、ポンドドルにも手を出したけど
流れがいまいちつかめず難しいなぁ~って感じた。
そんなとき、「豪ドル米ドル」っていう通貨を発見した。
「この通貨は特徴があって、いったん流れが出ると
どんどん一方向に動くことが多いんだよ」ということだった。
なるほど、「流れが出たな」って思ったら素直に
その方向に売買すればうまくいくんだなと思い
動いている方向にどんどんエントリーしていった。
最初は割とうまくいった。
取れる時も大きく取れる。
でもそのうち流れがよくわからなくなって
スプレッド(手数料)も大きいしで、利益が
出せなくなっていった。
じゃぁ豪ドル円はどうかな?って思って手を出したけど
これまた動く時は動くけど、動かない時は全然動かなくて
結局トータルマイナスで終わってしまった。
「で、結局どの通貨を選べばいいんだよ!」
って憤慨したんだけど・・・
最終的にはメジャーな通貨からとりあえず一つ選んで
・ドル円
・ユーロドル
・ユーロ円
・ポンドドル
・ポンド円
・豪ドル米ドル
・豪ドル円
デモトレードで利益が出る方法を
脳を酷使して工夫して探し出して
とりあえず利益がでる方法を見つけたら
ひたすらそのやり方を磨いていく
っていう方法が一番近道なんだな~
って、何年か後に気づいたとさ。
「FXでデイトレするなら、ドル円かな。」
FX初心者の頃、そう考えて通貨選択した。
今ならスグに「デイトレの通貨選択なら
ユーロドルから始めるといいよ。取引量が
多くて安定しているし。」
「クロス円は少し難しいから、ドルストレート
つまり、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドル。
こういった通貨を選択すればトレードしやすい
と思うよ」
※クロス円とは「米ドル以外の通貨と日本円の
ペアの通貨」のこと
「ドル円は細かい動きになりやすいから、意外と
トレードしづらいかもしれないね。流れがはっきり
していればトレードできるけど」
こんなことをスッと言えるが、当時は正真正銘の
ド素人で、FX超初心者だったから、はっきり言って
ドル円しか知らなかった。
「ユーロ?ポンド?なんじゃそりゃ?」という
感じだった。
だから「なじみのあるドル円でいいかなー?」
というカンタンな理由で取引通貨を選択していた。
レート(価格)が上昇すれば「それー!買いだ!」
下降すれば「わおー 売り売り売り!急げ!」
こんな感じでトレードしていた。
デイトレに必要な『テクニカル分析』とか、
相場の流れを知るための『環境認識』とか
あまり深く考えずにトレードしていた。
で、だんだんとデイトレに慣れてきて勉強するうちに
「ドル円よりも他の通貨をデイトレの対象に
した方が有利かもしれない」
ということを知った。
「ドル円は動きが悪いから、デイトレならユーロドルを
トレードしたほうが勝ちやすい」ということも知った。
「ドル円は動きが悪い?どういう動きだろう・・・」
と思うこともあったが
「ドル円がトレードしづらいのなら、ドル円じゃなくて
他の通貨をトレードしたほうがいいのかな?」
そう考えて、ユーロドルにチャレンジするようになった。
ユーロドルだけではなく、「豪ドル米ドル」や
「ポンドドル」も、チェックするようになった。
そうすると、「ドル円は動きが悪い」と言っていた
意味がだんだんと分かるようになった。
例えば、一日に動く値幅は、ドル円よりも
「ユーロドル」や「ポンドドル」「豪ドル米ドル」の
方が大きいということが分かった。
『動く値幅が大きい通貨をトレードしたほうがいい』
という意味もわかってきた。
どういうことかというと、例えば
「ドル円の一日の平均値幅が50pips」で
「ユーロドルの一日の平均値幅が100pips」で
あればデイトレではユーロドルを選んだほうが
利益を出しやすいということだ。
値幅が大きければ取れる幅も大きくなるし、
チャンスも増える。
「確かに、値幅がある通貨をトレードしたほうが
有利だな」と思った。
アベノミクス効果や、世界の経済・政治情勢とかで
通貨の動きが大幅に変わってくることもあるが
「基本は値幅がある通貨をトレードしたほうがいいな」
と考えるようになった。
ここから、少しづつユーロドルをトレードしたり
豪ドル米ドルをトレードしたり、ポンドドルを
トレードしたりたまにクロス円なんかも見たり
ということをやり始めた。
クロス円は「米ドル以外の通貨と、日本円の
ペアの通貨」のことだが、米ドルが絡んでくる
通貨だからトレードするのはちょっとしたコツが
必要だな、と思い最初はあまり手を出さなかったが。
私はこんな感じでトレードする通貨を選んでいるが
あなたはどんな理由で選んでいるだろうか。