あやなです、
「年金をもらえたとしても
2000万円貯金がないとやっていけませんよ」
そんなことがテレビで取り沙汰されて
私たちの将来への不安は増大する。
「そんなこと、言われなくても
とっくの昔に知ってたワ!」
「将来、生活に十分な年金がもらえるとは
これっぽっちも思ってないよ!」
実際にはこれが私たちの本音だろう。
年配の人たちは言う。
「しっかり貯金しといたほうがいいよ」
「貯蓄系の保険に入っていたほうがいいよ」
貯金や、貯蓄系の保険に入れる余裕があるなら
とっくにそうしてるヨ!
全国民が正社員でたっぷりお給料がもらえる
あんたたちの時代とは違うんだよ!
派遣社員、アルバイト、
正社員だっていつ首を切られるのか
ビクビクしなきゃならない
そんな時代だって事を無視して
「私たちは貯金をがんばったんだから
あなたにもできるでしょ」
と、押し付けてくる。
心配してくれるのはありがたいけれど
大きなお世話だ、と言いたくなるのを
グッとこらえなければならない。
どこにもぶつけようがない
怒りと悲しみ。
老後を安泰に送るためには
年金を貰ったとしても
さらに2000万円必要なんて・・・
「2000万円じゃ足りません!
3000万円用意する必要があります!」
なんていう人も現れたり。
そんなお金、どこから持ってくればいいの?
「手持ちの貯金は200万円か・・・
これを10倍にすれば・・・」
銀行からくるおいしそうな話につい乗っかり、
よくわからない外貨建ての保険に入ってみる
少額投資非課税制度(NISA)に
慌てて申し込んでみる
本当にそれでいいのか?
焦った状態のまま
自分でもよく理解していないことに
大事な資金を投入して大丈夫?
外貨建て保険のリスクは?
少額投資非課税制度(NISA)のリスクは?
しっかり分かった上でやってる?
「よくわからないけれど
今の状態じゃダメだから
何かしておかないと落ち着かないんだ!」
そんな時だからこそ
慌てずに落ち着いて
判断する必要があるんじゃない?
人間は、
「慌てたり焦ったりすると
長期的な見通しが甘くなる」
性質がある。
本当に自分の将来、老後の事を心配して
投資をしようと思うなら
あなたが真っ先にやるべきことは
スグに運用することではなく
投資について学習することだ。
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「やってることが正しいかどうか?」
ってのはすごく気になる質問の一つだろう。
正しいかどうか気になるのは
「正しいことが存在します!」という
教育を私たちが受けてきたから。
答えがあって、それを見つけるという
教育を受けてきたから。
小中高、大学、就職してからも・・・
でも、世の中に正しい答えなんてのは
探すほうが難しかったりする。
トレードの世界でも、正しいやり方なんて
あってないようなもの。
利益さえ出し続けられるなら
それが正しい方法になる。
だから、「やってることが正しいのかどうか?」
と考えるより「このやり方で利益を出し続ける
ことができるかな?」って考えたほうが
よいアイデアがでてきやすいと思う。
「私はまだ未熟なFX初心者なのです」
といって質問したりする人がいる。
「何をやっていいのかわからないし
いまやっていることが正しいのかどうかも
わからないので不安です」
「検証の仕方もわからないんです。
すみません」
こういう風に聞かれるとちょっとイラっとする。
「あんたがやってることが正しいかどうかは
私にもワカランし、やってみて利益が出ないなら
違うやり方で試してみればいいだけじゃない?」
「私は未熟だからと前もって言えば
優しく教えてもらえるとでも思ってるの?」
「検証の仕方がわからないならネットで探せ。
いくらでもやり方はでてくる!
それがめんどくさいから人に聞いて
教えてもらおうと思ってるんだよね?
その乞食根性を直すほうが先決じゃない?」
と言いたくなる。
何でこんなにイラッとすることがあるかというと
昔の私を見ているようだからだ。
優柔不断で自分で責任を持った判断の
一つもできない情けない人間だった頃を
思い出すから感情を揺さぶられるのだろう。
「FXで成功してる人と
成功してない自分とでは何が違うのかな?」
って思ったことある?
例えばトレード中の行動。
『負けている自分は、チャートを見ながら
何とかエントリーできないかと頭をひねっている』
『勝っているあの人を見ると一つのパターンを使って
そのパターンが出現するのを何時間でも粘り強く
待っている』
『負けている私は価格がグーンと伸びたときに
乗り遅れるとマズイ!と思って慌てて
伸びた方向に飛び乗っている』
『勝っているあの人を見ると
価格がグーンと伸びたときに慌てずしっかり観察して
チャンスだと判断したら今までの動きとは逆の方向に
エントリーしている』
『負けている私は自分のルールに自信がなくて
トレード最中に安心してトレードできない』
『勝っているあの人はルールを信頼していて
ルール通りにトレードしさえすれば必ず
利益になると信じて安心してトレードしている』
『負けている私は一日に最低一回でも取引できないと
心が落ち着かない状態になっている』
『勝っているあの人は一週間に一回の取引でも
利益が出せると信じている』
『負けている私は5分足のチャートだけを見ている』
『勝っているあの人は1時間足、4時間足、日足
といった大きな足も同時に見ている』
『負けている私はたくさんのパターンを同時に
扱おうとしている』
『勝っているあの人はパターンを一つだけ選んで
ひたすら検証して自信が持てる自分だけのもの
にしている』
もし、あなたがFXで行き詰っていたり
停滞感を感じているなら参考にしてみてほしい。
あるおもしろい実験の話。
成績レベルが同じ大学生を二つのグループに分けて
A:強烈に面白い人気映画
B:たいくつな風景映画
をそれぞれ見せた。
映画を見終わって全員にテストを受けさせると
Aを見た学生達だけ成績がわるくなったという。
つまり、ある状況下に置かれると人間の知能は
低下するってことが分かったわけだ。
あなたはこんなことで悩んでいないだろうか?
・デモ取引では勝てるのになぜ本番で勝てないのか?
・なぜこんなところでエントリーしたのか?
・小さな利益でスグ確定させるのはなぜ?
・スグに損切できず塩漬けさせてしまう・・・ etc.
こうなってしまうのには理由があった!
知能が低下した状況で判断してしまっている
トレード中に焦ったり、過大な期待をしたり
怒ったり、恐怖を感じたり、悲しくなったり
そういう感情が大きくなればなるほど
あなたの知能は低下しまくっている。
知能が低下した状態では理論的に考えられない、
正しい判断ができるワケがないのだ。
■感情を抑える効果の高い3つの対策
=============
・賭ける金額を少なくする
=============
「これで損切になったら後がない!」
そんな状態では感情が揺さぶられまくって
正しい判断はできないだろう。
「損切になっても痛くもかゆくもない」
くらいの金額で勝負すればあなたの頭は
常に冷静だ。
================
・明確なトレードルールを採用する
================
「20pipsで利益確定!20pipsで損切!」
言い切れるくらいの明確なルールを採用する。
感情がゆさぶられても自分がどういう行動を
すればいいのか明確ならまちがった行動を
止められるはずだ。
===================
・チャートからいったん離れリフレッシュ
===================
「思わぬ方向に相場が動きだして慌て始めた」
「損切で失った利益を取り返そうと焦り始めた」
こういうサインに気づいたらチャートの前から
スグに離れる。
気持ちをリフレッシュさせれば焦った状態から
抜け出し、正しい判断でトレードを続けられる。
『人間は感情が揺さぶられると知能が低下する』
このことを知っておきさえすれば、もしあなたが
感情をゆさぶられる不利な状況に遭遇しても
「今私は危険な状況にいるな」と客観的に
自分自身を見ることができるだろう。
「私が一番やるべきことはこの状況から離れることだ」
そうすればあなたは常に正しい状態を保て、
正しい判断を下せる状況を作り出すことができる。
正しくトレードできるから順調に
利益を増やすことができるだろう。
「なるほど、今は価格がドンドン
上がり続けている上昇トレンドか。
ならば、買いで入った方が良さそうだな」
FXトレード初心者でもチャートは一生懸命
見ているし、ニュースだってチェックしてる。
エントリーポイントは、本で調べた
「トレードするための法則」を
きっちり守っている。
自分なりのタイミングを計って「ココだ!」と
エントリーポイントを決めている。
だけど・・・いつのまにか勘に頼った
トレードをしていることがよくあった。
たぶん、明確なトレードルールがないからだろう。
「でもさ、12連勝したことだってあるんだよ!」
トレードは二つに一つだ。
『売りか買いか』
運が良ければ連勝の経験も珍しくはない。
だが残念なことにビギナーズラックが
永遠に続くことはないだろう。
「おかしいな、先週は連勝してすごく儲かったのに
今週はなかなか勝てない。」
「あれ?先週は何を守っていたっけ?
同じようにしているつもりだけど
何かが違う・・・」
「だめだ、トレードすればするほど
負けてばかりで、どうしたらいいのか
さっぱりわからなくなった・・・」
こんな私に必要だったのは、
明確なトレードルール。
いつでも同じ目線でチャートを見る
何らかの明確な基準を持つ必要があった。
例えば、チャートにテクニカル指標を
表示させて、数値や形をみて分析
できるようにすることだ。
もし、あなたがトレードで迷うことがあれば
自分のトレードルールが明確かどうか?を
チェックしてみるといい。
次回のお話
トレードルールってどんなもの?
『気持ちいいと感じるポイントで
損切していたから失敗した』
塩漬け、損切貧乏を経験した後に
私がたどり着いた結論だった。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
『身勝手なトレードがあなたを貧乏にします』
自分が身勝手なトレードをしているとは
一ミリだって考えたことはなかったけど
トレードするほど負け続けてしまう。
最終的に、私は自分の考えを
否定するしかなかった。
「私は身勝手だったのだろう」と
考えざるを得なくなっていた。
「じゃぁ、一体どこで損切をするのが
正しい損切なんだろう・・・?」
『お金を稼ぎたいとかトレードでいつも
勝っていたいという考えを捨てましょう』
今まではあまり耳を貸さなかったが
しぶしぶながら、なるべく素直にこの
アドバイスに従ってみようと思った。
「えーと、このポイントで買いエントリーするとして
損切はどのポイントになるかな?」
冷静な頭でよーく考えてみる。
「買う理由は今は上昇トレンド中だから。
損切する理由は、上昇トレンドが否定
された時になるのかな・・・?」
「ということは、○分足の上昇トレンドラインを
下抜けしてしまったら、トレンド終了と見て
そこを損切ポイントにしよう。」
冷静な頭でよく考えたトレード計画だったが
このトレードは残念ながら損切に終わってしまった。
「あーあ、うまくいかないなぁ。本当に
このやり方が正しいのかな・・・」
あきらめ半分の惰性で続けている
トレードのようだった。
『10~20回のトレードをして
総合的に判断しましょう』
「こんなトレード、10回も20回も続けられるかな・・・
でも、もう他に方法も思いつかないし。。」
それから数回の損切が続いた後
ようやく利益の出るトレードができた。
「あっ、珍しく利益のトレードになった!
ワーイ(^^)」
久しぶりのプラストレードでうれしくなった私は
そのトレード記録をずっと眺めていた。
「『儲けたい』とか『どうしても勝ちたい』って
考えていたトレードをしていたら、このトレード
は小さな損切か小さな利益で終了させているな」
「今回は、ちょっとした押しをガマンしても
損切にはかからなかった。」
「決めた損切ポイントまで落ちてくるまでは
決済しないでおこうって持っていたら
逆にドンドン利益がふくらんでいってる。」
このトレード中はずっと、今にも損切に
かかるんじゃないかとビクビクしていたのに。
自分の考えとは全く逆の『利益を出す
トレード結果』を手にできたことにおどろいた。
損切になるのを怖がったり、
利益になるのを期待するのは
あまり意味がないのかな、と思った。
感情と、実際の行動を切り離す
この感覚に初めて触れた瞬間だった。
次回に続く・・・
塩漬けして損切の大切さを知ったが
次は極端に小さな損切の大量生産で
地獄を味わってしまった。
どうにもこうにも行き詰まったが
自己中心的なトレードが自分の首を
絞めていたことにようやく気づくことが
できた。
第1話
第2話
第3話
第4話
「うーん、トレードって私が思ってたのと
なんか違うのかなぁ」
超一流のテクニックを知って身に付ければ
その瞬間からガンガン稼ぐことができるだろう
と思っていた。
誰も知らない、秘密のやり方さえコッソリ
見つければ、スグにお金持ちになれると
信じていた。
「明確なサインさえ教えてくれれば私だって
スグに億万長者になれるのに!!!」
そう信じて疑わなかった自分の中の
常識にギモンを感じ始めた。
『あなたが気づくべきことはあなた自身が
損失を生み出す行為を作り上げている
ということ』
なにかの本にそう書いてあったのを思い出した。
「ほんとうにそうなのかな・・・
トレードのやり方(手法)じゃなくって
私自身が勝つジャマをしているのかな?」
『手法ではなく、自分自身を変えなさい』
「でも・・・そんなこと言ったって
自分を変えるなんてムリ!」
「そんなめんどくさいことをせずに
カンタンに勝てる方法は本当は
あるんじゃないの?」
なぜ自分自身を変えなきゃならないのか?
私は不満だった。
他の人はそんなことをしているようには見えないし、
もっとラクに稼いでいるように見える。
私だってラクに稼いでウハウハな人生を過ごしたい!!!
せっかく成功するための糸口をつかめそうな
考えにたどり着きそうだったのに
あっさりとそのチャンスを見逃した私。
再び同じ間違いを犯しながら
損失しか生み出さないトレードを
続けるのであった・・・
あーっ、おしかったね!私!
第6話に続く・・・
「いったいどのテクニカルを
使ったらいいの!?」
「最強のテクニカルってどれよ!?」
私がFXをはじめたばかりの
超新米ほやほやデイトレーダー
だったころぶち当たったギモンだ。
テクニカル分析っていうのは
チャートにラインを引いて
その形で判断したり
チャートに自動表示される
「テクニカル指標」を見て
買い時・売り時を判断すること。
このテクニカルが迷うほど
存在したから混乱した。
・移動平均線
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・RSI
・ストキャスティクス
・RCI
・DMI
・MACD
・ヒストリカル
・ボラティリティ
などなど、これ以上にたくさん
種類がある。
だから
「いったいどれを選んだらいいの!?」
「っていうか最強のテクニカルはどれ!?」
ってなっちゃったわけだ。
もしかすると今現在、あなたも
テクニカル選びに悩んでいるかも
しれないね。
今現在、私が使っているテクニカルは
・ローソク足
・移動平均線
・ボリンジャーバンド
これがメイン。
他にも補助的にいくつか使っているが
とりあえず上の3つさえ表示できれば
トレードはできる。
「なんでこの3つなの?」というと
FXの先生からそう学んだから。
「先生が使っているならそっくり
そのままマネしてみよう!」
と思ったから。
だから「ローソク足だけでトレードしなさい」
と教えられていたら、ローソク足だけで
トレードしていたと思う。
で、あなたがどのテクニカルを
選んだらいいのか?ということだが
とりあえずは好きなものを選んで
実際に使ってみる
「これ、使ってみたいなぁ」
っていうのを何でもいいから
選んで使ってみればいい。
1~5つくらい選んで組み合わせて
使ってみればいい。
テクニカルを選ぶ時に押さえておきたい
最低限のポイントはいくつかある。
あなたが使うテクニカル指標を
徹底的に知っておく
「ローソク足だけを使いたいな」
って思ったら、ローソク足を
徹底的に知ればいいわけだ。
ローソク足って、いったい何を
表してるんだろう?って考えることだ。
例えば
・ローソク足の長い上ヒゲは
何を表しているのか?
・十字になったローソク足は
何を表しているのか?
・実体の長い陽線・陰線は
何を表しているのか?
とか、そういう細かい部分だ。
他にもローソク足の組み合わせに
よって意味がある場合があるから
それも頭に叩き込む。
「移動平均線を表示させて
トレードしたいなぁ」
って思ったら
「移動平均線は何を表して
どういう使い方をするの?」
って考えればいい。
例えば
・移動平均線の傾きから価格の
トレンドを判断する
・移動平均線と価格の位置を見て
価格の勢いを見る
・価格が移動平均線より上にあると
相場は強く、下にあると弱い
・移動平均線を上から下、下から上に
抜けた瞬間、新たなトレンドや勢いが
生まれる可能性が高い
といったようなことだ。
ネットで検索してもある程度
知ることができるが情報が
不十分だったり、間違って
いることもよくある。
だから、私はこの本をおすすめする。
投資の王道 新井邦弘(著)
↑クリックで詳しい内容が見れる
初心者~中級者トレーダーにもわかりやすく
相場のイロハを教えてくれる。
この本は「株式市場」と書いてあるが
FXで使うテクニカルでも株式から
派生しているから問題なく使える。
2003年に発売されて
今でも多くの人に支持されている
貴重な本の一つだ。
テクニカルを知るためにまずは
この本を一冊持っていれば十分だろう。
投資の王道 新井邦弘(著)
↑クリックで詳しい内容が見れる
テクニカルを深く知って
使い方が分かれば、その
使いどころも見えるようになる。
「トレンド中にはトレンドに強い
このテクニカルを使おう」
「レンジ中にはレンジに強い
このテクニカルを使おう」
まずはテクニカルの使い方を知れば、
次のステップに進みやすくなる。
***** ↓応援して頂けるとうれしいです↓ *****
FXのやり方で『あるやり方』を
真剣に考えたことがあった。
そのやり方はとてもカンタンで
誰にでもスグ実行でき、考えただけで
ワクワクするようなやり方だ。
もしかするとあなたも同じことを
考えたことがあるかもしれない。
そのやり方とはこうだ。
「FXで損失が出ても、利益が出るまで
待てば損失を回避することができる」
上がるまで長期で待っていれば
必ず利益になるんじゃないか?っていう
楽しい希望を持つやり方。
このやり方の良いところはいくつかある。
・いったん買えばあとは持っておくだけ
・『金利差額』(スワップポイント)で
確実にお金が増える
実は過去にこのやり方で大金を稼ぐ人を
続出させたこともある。
当時ポンドやオーストラリアドルを
100万円分買えば、一日で
150円~240円くらい儲かった。
スワップで増えた分で更に
買い増しし続ける。
円安はどんどん進んでいき、
買っているだけでぼろ儲け。
当時儲けたのは『FXのスワップ派』と
呼ばれた。
ムズカシイことは何一つせずに
ただ持ってさえいればお金が増える
というウハウハ状態。
「FX長者」と呼ばれる人たちが生まれて
脱税事件で世間を騒がせたりもした。
ほとんどのスワップ派が儲かっていたわけだ。
ところが、多くの人が撤退せざるを得ない
状態におちいった。
あなたも聞いたことがあるかもしれない
『リーマンショック』だ。
そこで円安は終わりを迎えた。
フリーフォールのように円高が進み
『損切』なんて一切考えていなかった
スワップ派の資産は瞬く間に溶けていった。
日々消えていく残高を見ていたとしても
「相場はいつか戻ってくるだろう」と
考えていたはずだ。
強制ロスカットされて資産を失うか
多額の含み損のまま塩漬けして
胃の痛い毎日を過ごすか。
そんな状態に向かうしかなかった。
私はこのことを知って「損切は
絶対にやる必要があるな」と
考えるようになった。
だけど、『買ったまま持ち続けるだけ』
っていうのはとても魅力的なやり方だ。
むずかしいことをやる必要がない
カンタンなやり方だからだ。
トレードを始めたばかりなら
この誘惑に逆らえなくても
仕方ないかもしれない。