FXは努力しても勝てない
残念ながらこれは本当だ。
さらに、努力すればする程勝てなくなる。
なぜこんなことが起こると思う?
トレードというものは人間の欲望で成り立っている。
買えば上がって欲しいし売れば下がって欲しい。
上がりそうと思うならば買うし下がりそうと思うならば売る。
あなたが実際にポジションを持っているとする
ポジションを手放すタイミングはいつ?
自分が買いたい、売りたいと思った時に売買し続けて
現在稼ぐことができているか?
残念ながら稼ぐことはできていないだろう
どんなにテクニカル分析を勉強しても
ファンダメンタル分析を勉強しても
手法を勉強しても
値幅を研究しても
通貨ごとのクセを研究しても
最終的に自分自身がトレードの邪魔をしていないか?
ルールではエントリーすべきなのに
エントリーせずに自分が入りたいところでエントリーする
利益確定も同じ。
だから、FXは努力しても勝てないのだ。
努力する必要は、ない。
ただ恐怖と不安、期待から
自分を守る方法を見つければいいだけ。
こんなことを書いても理解できる人はどれだけいるだろうか?
理解できたとしても実行するにはかなりの時間を要する。
「すぐに稼ぎたい」からFXをやるのに
「すぐには稼げない」という事実を突きつけられたとき
真正面から挑もうとする人はどれだけいるだろうか
「いや、そんなことはない。自分は大丈夫だ」
「自分だけはすぐに稼げるようになる」
「とにかくトレードしなければ」
ただ、焦りだけが襲ってくる。
トレードをする恐怖、期待、不安から逃れることはできない。
しかし、感覚を鈍くさせることはできる。
「ここで入るのは怖いけれど、チャンスだからここで入ろう」
「もう、損切りに引っかかりそうだ。トレードをやめたい。
でもここでやめることはできない。保持しよう」
「ここで出るのはもったいない気がするけれど、
ルールでは出るべきなのだ。トレードを終了しよう」
自分の過去のトレードと向き合うということは
自分と向き合うということ
そこを越えなければトレードで稼ぐことはできない。