損切できなかった私ができるようになったワケ(損切のお話第2話)

「なぜ、損切しなきゃいけないの?」


損切出来なかった時に

私の頭の中に常にあったギモンだ。

 

損切のお話第1話はコチラ

 

「方法はよく知らないけど、

 うまくやれば損切せずにすむ

 ポイントがあるんじゃないの?」

 

「エントリータイミングがバッチリなら

 きっと損切せずにすむよね」

 

だったら、バッチリのタイミングで売り買い

できるようになればいいのでは!?

 

最初はそんなふうに考えていた

 

私には完璧主義を目指す

傾向があったのかもしれない。

 

「損を出すなんて絶対絶対にイヤ!」

っていう気持ちもあったかもしれない。

(というか、あった。)

 

欲張りの完璧主義だったから

損を極端に毛嫌いしたのは

当然のことだったんだろう。

 

そういう人(私)がどういう道をたどるかというと・・・

 

「たぶん、この辺からそろそろ価格が

 上昇していくんじゃないの?」

 

「今、上昇中だから、さらにドンドン

 上昇していくんじゃないの?」

 

みたいなポイントで最大限のポジションで

買いのエントリーをする。

 

最大限で買うのは、お金をより儲けたいから。

この時は自分が損をするなんてこれっぽっちも

考えていない。

 

頭の中は『どのくらい儲けられるかな?』って

考えでぱっつんぱっつんになっている。

 

買いのエントリーをして、スグに含み損になっても

「少しの含み損なら、まだ大丈夫」と思う。

 

それからさらに含み損が広がってきても

 

「うーん、あまり下がらずにこの辺りで

 価格が止まってくれないかなぁ。

 もう少し様子を見てみよう。

 損切するのはまだだ」

 

って思っている。

 

それからさらに価格が下がっても

「あれっ?なんだかおかしいな。

 強制ロスカットされるまでに

 お金を口座に入れておかなきゃ」

 

って思っている。

 

この時点で『損切』の二文字は完全に

忘れ去ることになる。

 

さらに、強制ロスカットを避けるために

口座に追加入金していれば

「お金を追加したんだから」

っていう考えで、損切はできない状態に

追い込まれている。

 

この辺りからはお祈りが続く

 

追加入金した当日:

「お願い!早く下げ止まって!」

 

追加入金して二日目:

「はぁーあ、今日も少し下がってる・・・」

 

追加入金して三日目:

「あっ、今日は少し上がった。そろそろ

 反転上昇してくるかな?」

 

追加入金して四日目:

「あれぇ、昨日よりさらに下がってるじゃん!

 どうしよう、どうしよう、また追加入金

 しなくちゃいけないのかな・・・」

 

それからしばらくすると

頭がグラグラするような状況におちいる。

 

「ぎょへー こんなに下がってるよ!

 ずいぶん含み損になっているし

 これ以上追加入金はできないかも・・・」

 

ついに損切せざるを得ない日がやってきた。

 

「あぁ、もうだめだ。損切をしよう。

 これ以上の損は耐えられない。

 毎日胃の痛い日々を送るのも限界だ・・・」

 

パンパンに膨れ上がった損失に

耐え切れなくなってようやく損切。

 

「はぁーあ。もう何も考えたくない・・・」

 

頭をギューッと締め付けられるような気がする。

目の前真っ暗。

何もやる気がしない。

 

「私はいったい何をやっていたんだろう・・・?」

 

ここまで追い込まれてようやく気づく。

 

「やっぱり損切は絶対にやる必要がある。

 しかも、なるべく早い時期に」

 

私の頭の中に『損切は絶対やらなきゃヤバイ!』

って考えが根付いたのはこんな経験をしてからだった。

 

ここまでやりこめられなきゃ

わからなかったっていうことでも

あるんだけどね!

 

あなたは私みたいな経験をせずにすむよう

損切だけはしっかりやっていってね。

 

「すでに大きくやられちゃいました」って

こともあるかもしれないけど、まぁ、

よくあることだから・・・ハハハ・・・

 

これから確実に損切していけば大丈夫!(たぶん)

 

損切の大切さを身をもって知ったが

それでもまだまだちゃんとした損切が

できるわけではなかった。

(どこまで出来が悪いんだ!私・・・)

 

第3話に続く

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