複数時間足を見る理由

パソコンの画面に『チャート』をたくさん広げて
分析しているのを見かけたことがあるだろう。

 

なぜ一つの画面ではなく複数の画面を使うのか?
それは全体の流れを見るため。

 

例えば日足が上昇していて4時間足が上昇していて
30分足が下降しているとしたら

 

30分足で売りを狙うよりも
『30分足で買えそうな状態になるのを待って
 買いを狙う』ほうが利益を出しやすかったりする。

 

30分足の流れだけでなく全体の流れを考慮して
トレードするということ。

 

もちろん、30分足だけの下降の流れに乗って
利益を出すこともできる。

 

その時は日足と4時間足の状態を見て
どの辺りまでなら安全かを探っていく。

 

「全体の流れに逆らっているから
あまり粘らないでおこう」とか
そういう判断を見極めていく。

 

複数の画面を見るのは
『上位足の調整と推進を把握していく』ってこと。

 

と、ここまでは理解できたとして
じゃぁ実際に上位足の調整と推進を
どうやって把握すればいいの?ってことだが

 

よくあるのが

 

日足の状況、4時間足の状況を見て
「この辺りまで戻って調整になるだろうな」と
一分足まで見てタイミングを計ったのに
持ち上げられてロスカット。

 

「あーあ」と思ったら、とたんに下げ始めて
ぐんぐん下がっていくチャートをみて
指をくわえて見てるだけ、となったりする。

 

こうならないためにはどうすればいいか?
と悩んだりするかもしれない。

 

結論から言うと
「避けることはできないから悩むだけムダ」

 

どんなプロのトレーダーだって
「この辺りだな・・・」とエントリーした瞬間に
ロスカットになってその後に爆下げすることはある。

 

「勝率100%です!エントリーしてスグに
 逆行することなんてありません!」

 

とか言ってる人は未来からきた人か
大うそつきかのどちらかだ。

 

だからうまくやろうと考えること自体が
まちがっていると思ったほうがいい。

 

「うまくやろう」と思うより
「トレード前にロスカットになったらどうする?
 どこまでならロスカットを許す?」
を考えることに重点を置く。

 

そのシナリオに沿って動けばいいだけ。

 

エントリーしてからあれこれ考えるから
トレードがおかしくなったり利益が出ないのだから
エントリーする前に全部決めておけばいいってこと。

 

「ロスカットになった後はこのタイミングで
再エントリーする」とか、利益を出す方法は
色々あるはずだ。

 

トレードする前にそういう部分まで細かく
しっかり決めておくということ。

 

「そういうのをやるのが面倒だから
 うまくいく方法をたずねているんじゃないですかぁ」

 

という場合はトレードに向いていないから
全財産を吸い取られる前に即刻やめたほうがいい。

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