トレードで聖杯探しの迷路に入ってしまわないための考え方のコツ

「信じることができる勝ちパターンがあれば」

「損切できるルールがあれば」

 

 

この二つを駆使して

「淡々とトレードできれば」

勝てるようになれるのに・・・

 

しかし、自信を持てるトレード手法がない。

いくつか商材を買ってはみたものの

どんな商材のトレード手法も

信じることができない。

 

「トレード手法は

苦労して作り上げなければ

ダメなのだろうか?」

 

 

わたしはそうは思わない。

「苦労して手法を作り上げなければ

トレードで勝てない」とは思わない。

わざわざ苦労する必要はない。

 

さらに

「苦労して作ったトレード手法を使えば

勝てる」とも思わない。

 

苦労して作ったトレード手法か

苦労せずに手に入れたトレード手法かというのは

トレードで勝つためには関係ない。

 

ここで問題なのは、

「本当に勝てるパターンを知らないのだろうか」

「本当に損切できるルールを持っていないのだろうか」

ということだ。

 

 

たとえば、デモで一か月程度

手法の確認を実際にやってみるといい。

 

ルール通りにトレードした結果

「月トータルで利益を出すことができた」

 

きっとあなたはそれほど時間をかけず

「月トータルプラス」という結果を

手に入れることができるようになるだろう。

 

しかし、実際にお金を入れて

トレードするようになった途端

「逆噴射の嵐」で撃沈。

 

つまり、「月トータルマイナス」という結果。

しかも、考えられないほどのマイナスを

たたき出してしまう。

 

そして

「このトレード手法じゃだめだ」

「なにかもっと良いトレード手法を探さなければ」

「もっと簡単に損切できるルールを!」

「もっとはっきりとパターンがわかるトレード手法を!!」

 

「探さなければダメなんだ!!!」

 

と、聖杯探しの道へと進んでしまう。

 

 

聖杯探しへの道へ進まないようにするには?

 

まずは

「トレード手法が問題ではない」

ということに気づく必要がある。

 

問題なのはトレード手法ではなく

それを執行するあなたの

心の問題であるということに気づくこと。

 

たとえば

「ここでエントリーしなければならないんだろうけど

怖くてエントリーできない」

 

「ここで本当なら利益を確定させたらダメなんだろうけど

利益を確定させずにはいられない」

 

こんなふうに、

ルール自体はあるのに

ルールそのものを

捻じ曲げてしまってはいないだろうか。

 

あるいは、

 

そもそも「ルール通りにトレードしよう」

という考えそのものが

スッポ抜けてはいないだろうか。

 

「勝てるトレード手法」は確かに大切だ。

 

『切れるナイフ』と

『あまり切れないナイフ』では

切れるナイフのほうが重宝する。

 

しかし、『あまり切れないナイフ』であっても

ただ不便だというだけで、

ナイフという機能は最低限果たせる。

 

トレード手法も同じことだ。

 

最初からトータルプラスを

目指すようなトレードをするのではなく

 

トータルマイナスでもいいから

 

ルール通りにトレードすることを目標に

 

日々トレードの勉強をするべきである。

 

明日から絶対に損切りにならないタイミングでエントリーするぞ!!

「1回のトレードで100pipsはとらないといけないな」

「月間1000pipsは獲得したい」

 

 

私は以前、月間で1pipsすら取れていないのに

いきなりそんな無謀なことを

目標にしていたことがあった。ボクシング試合で勝った画像

 

努力なんかしたことがない

継続?続ける大事さなんて考えたこともない

これまで何かに成功したことすら、ない。

 

なのに、トレードとなった途端に

スーパートレーダーにでもなったつもりでいた。

 

「ボクシングなんてしたこともないけど

来週試合に出て、勝つ!!!

信念があるからなんとかなるさ!」

そう言っているようなものだった。

 

「トレードだから、

なんとなくスグに稼げそうな気がする。」

 

「お金を生み出すチャートが目の前にあるから

スグにでも大金を手に入れられそうな気になる。」

 

そう感じていた。

 

よく考えてみれば、

「カンタンに、トレードで

利益を上げられるわけではない」と

スグにわかりそうなものなんだが

当時の私にはわからなかった。

 

しかし、色々と勉強するうちに

仕事やスポーツなどで成功するのと同じように

トレードでもステップを踏んで

実力をつけていく必要があるということを知った。

 

そして

「トレードは常識とは逆の考えをしなければいけない」

「通常よりもやりにくいことがたくさんある」

ということがわかった。

 

常識とは逆のことでやりにくかったが

一つ一つ丁寧にクリアしていけば

それほど難しいものではなかった。

 

そのステップとして必要なのが

「実力以上の無謀な挑戦をしない」ということだった。

 

たとえば

「明日から絶対に損切りにならないタイミングで

エントリーしよう!」とか

「毎日100pipsはとってやろう!!」とか

ありえない目標を掲げてはいけなかった。

 

実際には、

「今できることより少し上のこと」

これを目標にすると非常に気持ちがラクになった。

 

「とりあえず、遅れてもいいから

損切りだけは必ずするようにしよう」

 

「利益が出ているポジションは

今までよりも少しだけ長く保有できるようにしよう」

 

「慌ててエントリーしてしまう気持ちを抑えて

とりあえず、一度はトレードをガマンしてみよう」

 

そうやって、

今の自分よりちょっとだけ成長した自分を意識した。

 

私はそうやって少しづつ成長してきた。

トレードの失敗を認める時に気をつけること

「損切りになったらどうしよう」

「うまくトレードしなくちゃ!」

私はずっとこんな風に思っていたから

トレードで利益を上げる続けることができなかった。

 

自分自身にプレッシャーをかけて

心と体を固くしていたのだ。

 

私は悩んだ。

「自信を持ってトレードするには

どうしたらいいのだろう?」

 

常にそんなことを考えていた。

書籍やブログで解決法を探す日々。

するとある日、こんな解決法を知ることができた。

 

「失敗することを許す。

そうすれば失敗の回数が減っていく」

というものだった。

 

「そうか、失敗を許せばいいのか。

これはイイコトを聞いた。早速実行しよう」

そう思った。

 

しかし、頭ではわかっているものの

心はガチガチに固まっている。

 

●失敗を許すと頑張っていないような気分になる

●自分はダメな人間だから、

自分自身を常に責めていないと落ち着かない

●こんなダメな自分を許すなんて、絶対にできない!!

 

こんな感じでなかなか前に進めなかった。

 

だから最初はこう思うようにした

失敗するのは当然なんだ」と。

 

失敗することを許すために、まずは

「失敗するのは当然だ」と思うようにした。

それから

「私は常に失敗している」ということを直視する必要があった。

 

常に失敗していることを直視するために

私はこうならないように注意した。

「実力以上に過大評価しない」

「実力があるのに過小評価しない」

 

私の現在の実力を

真正面から正確に把握することが

大事だと感じたからだ。

 

で、自分の評価を正確に把握してから

次にどう変わればいいのか?

ということを考えればいいと思った。

 

・自分を過大評価してはいけない

・自分を過小評価してはいけない

 

今の自分そのままを直視して受け入れ、

認めてやればいい

 

カンタンなようで、意外と難しかったが

この難関を乗り越えたその後は

これ以上に難しいと思うものはなかった。

 

今の自分そのままを直視して受け入れ

認めてやることで、自分のトレードの

 

・本当に悪いところは何なのか

・今の実力でどんな時はトレードしてはいけないのか

・本当に良いところは何なのか

 

こういったことがはっきりし

これからどうやってトレードの対策をし

どうやって実戦すればいいのかがわかった。

 

そこで初めて

成長できる方法が見つかった。

急上昇を見逃したっ

「ドビューンと急上昇!」

 

ドル円のチャートを見てそう感じた。

クロス円のチャートも軒並み上昇している。

 

※クロス円とは

米ドル以外の通貨と、日本円のペアのこと。

ちなみに

米ドルと日本円のペア(ドル円)は

ドルストレートと呼ばれる

 

あなたはこの上昇にうまく乗れただろうか

それとも乗れなかっただろうか。

 

以前の私は、

昨日、今日のドル円のような動きのチャートを

後から見てしまった時に

「しまった、乗り遅れた!」

と感じることが多かった。

 

あるいは、上昇を見つめたまま

なかなか手が出せなかったことさえある。

 

「あー ドンドン値が上昇していく

でも、怖い、手が出せない」

そんな状態だ。

 

一直線に上昇するチャートだから

「簡単にトレードできるのでは?」

そう感じてしまうのだろう。

 

私が今まで経験してきたことの中で

大切にしたのは

「失ってもいないものを

失ったと感じるのはやめよう」

という考え方だった。

 

どんなに動いたチャートであっても

トレードしていなければ

何かを失っているワケではない。

 

だから、「乗り遅れた!」とか

「あー しまった!」とか

そんなことを思う必要は全くないのだ。

 

「なるほど、こんな風に動く時もあるな。

次に同じような形になったらエントリーできるかな?」

 

そう考えたり

 

「これからまだエントリーできる余地はあるかな?

それとも、もうないかな?」

 

こういうことだけを冷静に考えるように努めた。

 

「ぎゃー しまったぁぁぁ

あわあわあわ ちょ 今から入らないとっ

入らナイトー ノリオクレチャウ!」

 

そうやって慌ててエントリーしていたときは

ほとんど必ずといっていいほど損切りになっていた

 

おもしろいことに、そうやって慌ててエントリーしたときは

最終的に利益方向に動くチャートだったとしても

損切りになってしまうのだ。

 

気持ちで負けてしまってたということだ。

 

だから

ここをグッっとガマン出来るかどうかが

私にとって成功できるかどうかの鍵だった。

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