トレードを始めてから勝てるようになれるまで
その過程を軽くまとめてみた。
第一のポイント 相場の環境認識
最初に必要なのは『相場の環境認識』をすること
『相場の環境認識』というのは
今の相場がどんな状態なのかを認識するということだ。
上昇しているのか、下降しているのか、それともレンジ状態なのか
まずはトレンド状況をしっかり認識できる必要がある。
そして、相場の環境認識ができるようになってから
確立させたトレード手法を使って実際にトレードすることができる。
押し目を買ったり、ブレイクを狙ったりなど。
「トレード手法は確立しているのに
なかなか思うように利益を上げることができない」
もし、あなたが現在、そんな悩みを持っているのであれば
もしかすると『相場の環境認識』が欠けているのかもしれない。
第二のポイント トレード手法の確立
環境認識ができるようになったら
ようやくトレード手法を使ってトレードすることができる。
まぁ、その前に「トレード手法」を確立させる必要があるのだが
それは時間をかけて自分で作ったり、どこかで手に入れたり(ブログとか?)
商材を購入したりすればよい。
そして実際にデモトレードで利益が上がるかどうか試してみる。
その際に気を付けておきたいことは
『利益>損』 となるようなトレードをしているかどうか、ということ。
いわゆるリスク・リワードを考えておくということだ。
この時に『利益=損』あるいは『利益<損』となる行動をとってしまうと
永遠に利益を上げることはできないので、気を付けなければならない。
具体的にはどんな行動がダメなのかというと
・エントリー後に損切位置に来ていないのに
ビビッて小さな損を確定させてしまう
・エントリー後にスグに含み損になり
見ていたらプラスマイナスゼロのポイントまで来て
「これ以上保有しておくことができない!」と我慢しきれずに
建値決済してしまう
・エントリー後に少しだけ利益が乗って、本当ならば
もっと利益を伸ばさなければいけないのに
怖くなって薄利で決裁してしまう
こんな行動をしていてはダメだということだ。
なぜこんな行動をしてしまうのか?ということだが、
心理的抵抗も色々と考えられるが
その前の段階、つまり
検証時間が全然足りていないのでは?ということも忘れてはいけない。
ルール通りににトレードすれば、利益>損となっているので
繰り返せば繰り返すほど利益になる!(はず!)と
自信を持てるほど検証を繰り返さなければならない。
ここでいう検証とは、
デモで実際にルール通りにトレードした時に
最終的に確実に利益が残ることを何度も繰り返す・見直す
ということだ。
ここで少しブレイク
トレードの勝率について少し。
勝率は大事だけれども、勝率だけに固執してはイケナイ。
勝率90%なのに、負けるということもあるからだ。
まぁ、勝率が90%もあるのに負けるということは
利益<損 というトレードばかりしているか
どこかで 利益<損(かなり大きい) というトレードをしてしまっているということになる。
ここで気づいてほしいのは、勝率90%で負けるということは
勝率10%でも勝てるということ。
つまり、どこかで 利益(かなり大きい)>損 にすればいいだけの話。
とは言っても、『値動きを確認してエントリーする』というトレードが大部分だろうから
それほど単純な話ではないかもしれないが。
勝率は気にかけつつ、それほど気にしない、というスタンスが一番いい。
第三のポイント 損切の重要性
まぁ、第二のポイントに入るかもしれないが
損切を嫌がることは多いと思うのであえてテーマにしてみた。
基本的に、トレードは
「最終的に利益が残るであろう行動を繰り返し行う」
というものだ。
だから、「損切がイヤ」と考えるのは
「最終的に利益が残るであろう行動を繰り返し行う」のがイヤ
と言っているのと同じことになる。
今月は10回まで損切してもいい、と考えてみる。
10回損切する間に、1回の損よりも大きい利益をとっていく。
そうすればすべての損切を使い切る前に利益が増えて
トレードを継続することができる。
利益>損 という計画のトレード、あるいは
利益(かなり大きい)>損 という計画のトレードを
何度も繰り返せば、利益が残るのは当たり前なのだ。
だから、「損切」は計画的な損であって、必ずしも負けというワケではない。
とにかくトータルで勝てればいいということだ。
というか、損切はあって当然、と考えるほうがいい。
少し長くなったので、他の重要事項はまた次回。
そういえば、こんな記事も書いてたけど。
「勝つための三つの条件」
まぁ、これよりもう少し大きな目線かな。今回は。
トレードに関する知識を得るのは気持ちイイ
脳に新しい情報が入ってくる。
脳はその刺激を受け取る。
そしてこう感じる
「知識を得るのって気持ちイイーッ!」
更なる気持ちよさを求めて、
更なる知識を手に入れようとする。
とにかく情報を。
新しい情報を頭に入れなきゃ。
そしてこんな風に思ってしまう
「良い情報を取り入れればトレードで勝てるだろう」と。
このことは、ある意味正しいが、
度が過ぎれば間違った方向に向かいやすい。
モチベーションが低下する
トレードで利益を上げるのに、
それほど多くの情報は必要ない。
チャートの分析力をある程度身に付ける必要はあるが
それほど難しいことではないはずだ。
問題はどうやってそれを行動に移していくかだ。
ある素晴らしい教材を手に入れたとする。
あるいは素晴らしいトレード手法を確立させたとする。
最初は大興奮する。
「よし!これでトレードで稼げるぞ!」
ワクワクしながら行動に移す。
しかし、だんだんとこんな状態になってしまう
・頑張っているのになかなか成果があがらない
・このまま続けていてもいいのだろうか?
・もしかすると、無駄な時間を過ごしているだけなんじゃ?
そしてモチベーションは下がっていく。
「もしかして、ほかにもっといい方法があるんじゃないだろうか?」
不安な気持ちからか、ふとそんな考えが頭をよぎる。
そして次の新しい情報を求めてさまよう・・・
こんな経験はないだろうか?
いや、もしかするとこの問題で悩んでいるかもしれない。
どうやってモチベーションを保てばいいのだろうか。
いや、そんなことより
モチベーションを保っている人はどうやっているのだろうか?
モチベーションを維持するために
モチベーションの低下を根本的に解決する方法はコレだ
とにかく、信じる
確立させたトレード手法を信じる。
購入した教材を信じる。
自分を信じる。
それ以外に方法はない。
そのためには「信じられる確固たるもの」を
持っておかなければならない。
教材を購入するならば、
購入する前にできる限りの調査をする。
トレード手法を自分で確立させるならば
できる限りの検証を行い、
「このトレード手法ならば必ず利益が上がる!」
ということを事前にしっかり確認しておく。
そして信念を持って
あなた自身がその通りにトレードできるように
日々トレードし、検証する。
「本当に、このやり方でいいのかなぁ」
そう思った瞬間からモチベーションが低下してしまう。
あなたは確固たる信念を持って
日々トレード検証に励んでいるだろうか。
こちらの記事も参考になります。
潜在意識を変えてモチベーションを保つ!
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トレードは『才能』がないと勝てないのだろうか?
そもそも
「トレードの才能」とは一体何を指すのだろう。
相場の先の動きが読める?
レートがこの後どう動くかがわかる?
それがわかれば「未来が見える人」になってしまうから
「トレードの才能」とはそんなことではないだろう。
私が思うに、トレードの才能とはこんなことではないだろうか。
・「チャンスだ」と思った『瞬間』にエントリーできる
・チャンスでない時は『待つ』ことができる。
・損切や利益確定に対する感情の起伏がおだやか
ところで、これらの私が考える『トレードの才能』は
「誰もが手に入れられるもの」ではない、のだろうか。
努力して身につけることはできないのだろうか。
私は身に付けられる可能性は非常に高いと思う。
正しい学習方法で正しく勉強すれば。
正しい戦略を勉強して
正しい方向へ向かっていけば
トレードで月に100pips程度の利益を上げることは
それほど難しいことではないと思う。
しかし、簡単なことでもないはずだ。
簡単なのであれば、誰でも大金持ちになってしまう。
では、何が難しいのだろうか。
難しいのはきっと
「地道な作業をどれだけ継続させられるか?」
ということではないだろうか。
・「チャンスだ」と思った『瞬間』にエントリーできるまで
トレードの練習(検証)をして体に叩き込む
・チャンスでない時は待つことができるまで
トレードの練習(検証)をして体に叩き込む
・損切や利益確定に対する感情の起伏がおだやかになるまで
トレードの練習(検証)をして体に叩き込む
地道で面白くない練習(検証)だ。
でも成長するためには、
地道で面白くない練習(検証)をするしかない。
とにかく
練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)・・・・
そして実戦!!
失敗したらまた
練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)練習(検証)・・・・
そして実戦!!!
こうやって繰り返して成長すればいい。
あなたが納得いくまで練習(検証)すれば
最終的にトレードに向いているのか、向いていないのか
その判断もつくはずだ。
・・・
・・・
・・・・
・・・・・・
だけども、トレードには
「あなたの周りの環境」も大きく影響する部分がある。
以前に書いた記事
「トレードを始める前に気を付けておきたいこと」
この内容にあてはまる部分があるならば
その分さらに困難な道になるだろう。
心してかかれ!
トレーダーには柔軟な思考が必要だと
前回記事であなたにお伝えした。
柔軟な思考とは
どのような思考だろうか。
それは多面的に
物事を見るということではないだろうか。
トレードであれば
損切がきちんと執行できるようになるために
工夫する。
損切を多面的に見る。
その方法として
・過去のトレードを見直す
・「損切さん、資産を守ってくれてありがとう」と言ってみる
・「損切」の概念を違う方向から見る
(手数料だと思う、とかギャンブルだと思うとか)
・サイコロトレードをして損切を限定すれば
どのような結果になるかを実際に目で確認してみる
などなど
ありとあらゆることを試す工夫をする。
利益を伸ばすことができないならば
・指値や逆指値を利用して、とにかく長い時間
保有できる状態を強制的に作る。(外出するとか)
・過去のトレードを見直す
・コツコツドカーンで大きな損を被るならば
その逆をしてみればどうなる?と考えてみる
などなど。
ポジポジ病になってしまう、
しばらくの間は利益が上げ続けられるのに
時々やらかしてしまうなどなど
そういった状態をどう工夫していけば改善できるか?
ということを常に考え続ける必要がある。
これには人それぞれ状態が違うから
「こうすれば、いいですよ」という
確固たるものはない。
ただし、大まかな指針のようなものはあると思う。
それは、このブログにも色々と書いているので
参考にして頂ければいい。
で、そういったモロモロのことを
日々精進して
繰り返し繰り返し続けることによって
あなたの身に付いてくる。
私はそうやってきた。
正直、人生で一番きつかった。
正確にはうんじゅううんねん生きてきた中でだが。
正確な表現ではないけれど。
で、トレードで私が一番大切だと悟ったことは
あきらめることだった。
損切は絶対に逃れられないから
エントリーした時点で「もう、負けたもの」とあきらめる。
相場が良い動きをしていなければ
トレードできないとあきらめる
もみ合った動きをして
どう見ても誘っているようにしか見えないが
この動きに思わず手を出しても
(利益が)自分のモノにはならないからと
あきらめる(トレードしない)
あきらめた時に光が見え始めた。
だから、あなたもあきらめることができるように
とにかく色んなことを
実際にやってみる必要がある。
早くあきらめられれば
それだけ早く利益があなたのものになる。
ホントウだ。
こんな文章を見つけた
『努力しない生き方』(桜井章一)
恨みを抱かないためには、諦め上手になることだ。
恨みの感情を抱くとたいてい自分を責めるか他人を責める。
諦めがうまい人は自分を責めることもなく他人を責めることもない。
諦めないことで恨みがましくなったり、ひねくれたり、卑しくなったりするなら、
きれいさっぱりと諦めたほうがいいのである。
「もっと具体的な話を知りたい」
きっとあなたは
私のブログを読んだ後にそう感じるだろう。
「チャートで解説して欲しい」
「動画があればいいな」
そんな意見も頂戴している。
確かに、チャートを表示させて解説したり
動画で実際にトレードしているところを見せるのは
ある意味重要かもしれない。
しかし、私にはどうしても
チャートの解説や動画を
このブログで公開しなければならないほど
重要だとは思えない。
重要ではあるが重要ではない。
この矛盾した気持ちがある。
それよりも重要なのは
「あなたがどうやって工夫して考えていくか」
ということだ。
トレードには柔軟な思考が必要だ。
柔軟な思考をするために
あなたの意識を常に高く持つ必要がある。
意識を高く持つということは、
実力以上にあなた自身を良く見せたり
実力はあるのに必要以上にへりくだったり
そういうことをしないという意味で言っている。
あるいは
これは、トレードで勝つために
必要な考え方というよりも
『あなた自身が独立して仕事をする時』に
同じように必要な考えであったり
『会社で上司や同僚とうまく付き合っていくために
あなたがどんな考えや行動をすればいいのか』
という考えであったり
『家族や友人、近所の人たちと
うまく付き合っていくために
あなたがどんな考えや行動をすればいいのか』
という考えであったり
『あなたの人生をどう生きていけば幸せになれるのか
よく考えて幸せになれるように工夫して生活していく』
そんな考えであったりする。
こういったことに共通する考えが
トレードにも反映される。
「そんなめんどくさい話はいいから
早く稼げる情報が欲しい」
もし、あなたの頭の中が
そんな考えでパンパンなのであれば
トレードで勝つのは難しい。