FXで利益が上げられない一番の
原因は、感情でトレードしていること。
「利益確定のサインが出ているけど
もっと保有していたい。もっと利益が
伸びるかもしれない」
「損切する必要があるけど、もしかすると
反転して利益の方向に動くかもしれない
から、損切をガマンしておこうかな」
「方向性はよくわからないけど、トレード
しなければならないような気がする。
ここから反転しそうな感じだから、
とりあえずエントリーしておこう」
こんなふうに感情でトレードした
としても、利益になることがある。
「ほら、保有していたからとても大きな
利益になった。サインに従っていたら
小さな利益で終わっていた。」
「サイン通りに損切しなくて良かった。
損が利益になってくれた!」
「とりあえずエントリーしといて良かった!
利益になった!」
『利益になったなら、いいじゃん!』
この考えが、トレードで利益を上げられない
一番の大きな原因。
『利益になったなら、いいじゃん!』
という考えは間違っている。
トレード初心者には理解しづらい考え方だ。
トレード経験が長くても、理解できない
人もたくさんいる。
なぜ感情でトレードしてはいけないのか
というと、トレードは人と人との取引だから。
損をあなたに押し付けるために
相手が動いているから。
「儲かりそうだ」と錯覚させて、あなたに
損を押し付ける必要がある。
感情でトレードすると、そのワナに
引っかかりやすくなる。
「とても儲かりそうではない」という
ポイントで出たり入ったりするには、
感情ではなく、冷静な思考で判断
するしかない。
「とても儲かりそうではない」と
感じるポイントでエントリーする
「もっと儲かりそうだ」と感じる
ポイントでエグジット(決済)する。
通常の思考では不可能だ。
だから、修行をする。
「とても儲かりそうではなさそうだ」
そう感じてもサイン通りにエントリー
できているか?
「もっと儲かりそうだ」と感じても
サイン通りにエグジット(決済)
できているか?
これだけに意識を向ける。
・利益になったか?
・損になったか?
単にこれだけに目を向けてしまうと
修行にならない。
そうなると「どれだけトレードしても
ちっとも進歩してない」と感じてしまう。
・ルール通りにトレードできたか?
・規律を守ったか?
これだけに目を向ければ、利益は
自然と手に入る。
しかし、感情を逆なでするやり方だから
とってもやりにくい。
この記事の補足記事はコチラ↓
FXは「儲かりそうではないポイント」で儲ける
「あやなさん、ずっとトレードしてるのに
全然勝てないんです・・・ うぇーん(泣)
僕のトレードの一体何が悪いんでしょうか?」
と相談されたから、こう答えた
「じゃぁ、トレード記録を見せてください。
検証のやり方をお伝えしますから」
するとこんな返事が来た。
「トレード記録、取ってないので
提出できません・・・」
私は
「はぁ!?トレード記録取らずにどうやって
検証するんか!?今までのトレード全部
どこで売買したか今スグチェックしろ!」
と、書いて送ろうと思ったが踏みとどまり、
思い直して女性らしくやさしい口調で
書き直してこんなメールを送った。
『○さんがどんなトレードをしているのか
細かい部分までしっかり見れば、必ず
問題点がわかります。
例えば、損切幅に対して利益幅が
圧倒的に少ないトレードが多いとか
エントリー回数が異常に多すぎるとか
エントリーすべきポイントを見過ごして
遅くなってエントリーしている可能性が
高そうだとか
方向性が定まっていないうちから
ムダなエントリーをしているとか
そういったことです。
○さんがどんなトレードをしているか
しっかり見て、問題点をひとつづつ
解決していけば、必ず利益が出せる
トレーダーになることができます。
でも、記録をつけていなければ、
いつまでたっても問題点がわからず、
○さんに悪いクセがつき、同じ間違いを
し続けることになってしまいます。
そうなってしまうと、ただただ資産が
減り続けるトレードを永遠繰り返す
人生が待っているだけです。
今からでも遅くはありませんので、
これまでのトレードを可能な限り
過去までさかのぼってチェックした
ものを送ってください。
どこでエントリーして、エグジット
(決済)したか、だけでいいです。
まずは一歩を踏み出しましょう!
○さんの記録を待っていますね。』
「トレード記録取らずにトレードで利益を
上げようと思う奴の気が知れん!!」
と思う私であったが、トレード初心者だった
頃の私もまた、トレード記録なんか取った
ことのないトレーダーだった。
「とにかくトレードさえしてりゃ、
そのうちうまくなるだろう」
そんな風に思っていた。
しかし、トレードしまくっても利益を
上げられるようにならない。
目の前でお金がドンドン減っていくのを
目の当たりにしてようやく、トレード記録を
とり、検証することを真剣に考え始めたのだ。
検証するために必要な記録項目は
こういったものだ
・トレードした日時
・取引した通貨
・取引した枚数
・エントリーポイントと理由
・エグジット(決済)ポイントと理由
・トレードした時の気持ち
・トレード結果
エクセルやワードに項目を作って
チャート画像とともに保存する。
あるいはチャート画像を印刷して
その中に直接書き込んでもいい。
データはパソコン内に保存することも
できるが、印刷していつでもスグ
見れるようにしておく方がいい。
手元にあったほうが、集計したり、
見直すときに便利だからだ。
最初は、記録をとる習慣をつけるために
必要最小限の項目だけにしておくといい。
上に挙げた項目以外にも必要だなと
考えるものがあれば足していくといい。
あなただけのトレード記録が出来上がる。
「よーし!FXの勉強を頑張るゾ!」
私がFX初心者の頃はとてもやる気に
満ちあふれていた。
「ほうほう、テクニカル分析ってこういう
ふうに考えるんだね」
※テクニカル分析とは、過去の価格から
未来の価格を予想、分析する手法のこと
「FXで勝つにはメンタルも大切になんだね。
早速メンタルの本を見てみよう」
「なにっ!FXは資金管理っていうのも大切
なのか。ふむふむ、なるべく長い期間
生き残れるようにする必要があるんだな」
あらゆる情報を全て吸収してやろう!
という意気込みで頑張っていた。
何をするのもそうだが、『最初』というのは
一番パワフルな時期だ。
そして、何をするにも最初が一番大切。
最初に間違った方向を向いていると
間違ったことが身に付き、修正するのが
とても難しくなる。
怖いのは「自分は間違っていた」と
なかなか気づけないことだ。
だから、この最初の時期をどう過ごすか
ということがとても重要になってくる。
FX の知識を正しいやり方で勉強する。
間違っても「一攫千金を目指せ!」と
一回のトレードで全資金をなくすような
トレードをしてはいけない。
ナンピンのやり方も知らないのに
いきなりナンピンなどをしてはいけない。
※ナンピンとは保有しているポジションが
損を出している時にさらに保有して
平均価格を下げるという手法。
勢いに乗って正しい知識を入れ、正しい経験を
積んでいくことが大切。
最初だからこそ無理をしてでも頑張れる。
その後は最初に頑張ったスピードに
乗るだけでいいから、比較的ラクだ。
「最初に全てを取り込んでやろう!」
何にでも共通する成功法則だ。
もちろん、「心機一転頑張るゾ!」
という気持ちを新たに持つのも当然いい。
「やる気に満ちあふれている時は何でも
うまく行く気になるよね!」
そんなあなたに運が向く。
トレンドがはっきりしているときは
トレードしやすい。
トレンドがはっきりしていれば押しや戻りを
比較的ラクに見つけることができる。
もしあなたがトレード初心者であれば、トレンドが
はっきりと出ている通貨を選んでトレードの
練習をすれば、押し戻りトレードで利益を出しやすくなる。
トレードはトレンドが出ている時の押し戻りで
順張りのトレードするのが基本になっているから、
最初は基本のトレードに慣れてみるのがいい。
少しトレードに慣れてくると、色々な場面に
手を出したくなってくる。
上昇中の押しそのものをトレードする逆張りをしたり
トレンドの転換ポイントを予想して根元から
狙ってみたり。
そんなトレードをやってうまく利益が出ていればいいが
なかなか利益が出せないのであれば、思い切って
そういったトレードを捨てたほうがいい。
なるべくカンタンに、カンタンなルールに当てはまる
ようなポイントだけをトレードするのがいい。
私がトレード初心者だった頃は色々なことに
手を出していたから、相場がとても複雑に見えた。
でも、シンプルに見ようとすれば、相場をシンプルに
見ることができるようになった。
「相場は、複雑だな」と感じていたのは
自分自身で複雑に見ていただけだったんだなと思う。
「FXでデイトレするなら、ドル円かな。」
FX初心者の頃、そう考えて通貨選択した。
今ならスグに「デイトレの通貨選択なら
ユーロドルから始めるといいよ。取引量が
多くて安定しているし。」
「クロス円は少し難しいから、ドルストレート
つまり、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドル。
こういった通貨を選択すればトレードしやすい
と思うよ」
※クロス円とは「米ドル以外の通貨と日本円の
ペアの通貨」のこと
「ドル円は細かい動きになりやすいから、意外と
トレードしづらいかもしれないね。流れがはっきり
していればトレードできるけど」
こんなことをスッと言えるが、当時は正真正銘の
ド素人で、FX超初心者だったから、はっきり言って
ドル円しか知らなかった。
「ユーロ?ポンド?なんじゃそりゃ?」という
感じだった。
だから「なじみのあるドル円でいいかなー?」
というカンタンな理由で取引通貨を選択していた。
レート(価格)が上昇すれば「それー!買いだ!」
下降すれば「わおー 売り売り売り!急げ!」
こんな感じでトレードしていた。
デイトレに必要な『テクニカル分析』とか、
相場の流れを知るための『環境認識』とか
あまり深く考えずにトレードしていた。
で、だんだんとデイトレに慣れてきて勉強するうちに
「ドル円よりも他の通貨をデイトレの対象に
した方が有利かもしれない」
ということを知った。
「ドル円は動きが悪いから、デイトレならユーロドルを
トレードしたほうが勝ちやすい」ということも知った。
「ドル円は動きが悪い?どういう動きだろう・・・」
と思うこともあったが
「ドル円がトレードしづらいのなら、ドル円じゃなくて
他の通貨をトレードしたほうがいいのかな?」
そう考えて、ユーロドルにチャレンジするようになった。
ユーロドルだけではなく、「豪ドル米ドル」や
「ポンドドル」も、チェックするようになった。
そうすると、「ドル円は動きが悪い」と言っていた
意味がだんだんと分かるようになった。
例えば、一日に動く値幅は、ドル円よりも
「ユーロドル」や「ポンドドル」「豪ドル米ドル」の
方が大きいということが分かった。
『動く値幅が大きい通貨をトレードしたほうがいい』
という意味もわかってきた。
どういうことかというと、例えば
「ドル円の一日の平均値幅が50pips」で
「ユーロドルの一日の平均値幅が100pips」で
あればデイトレではユーロドルを選んだほうが
利益を出しやすいということだ。
値幅が大きければ取れる幅も大きくなるし、
チャンスも増える。
「確かに、値幅がある通貨をトレードしたほうが
有利だな」と思った。
アベノミクス効果や、世界の経済・政治情勢とかで
通貨の動きが大幅に変わってくることもあるが
「基本は値幅がある通貨をトレードしたほうがいいな」
と考えるようになった。
ここから、少しづつユーロドルをトレードしたり
豪ドル米ドルをトレードしたり、ポンドドルを
トレードしたりたまにクロス円なんかも見たり
ということをやり始めた。
クロス円は「米ドル以外の通貨と、日本円の
ペアの通貨」のことだが、米ドルが絡んでくる
通貨だからトレードするのはちょっとしたコツが
必要だな、と思い最初はあまり手を出さなかったが。
私はこんな感じでトレードする通貨を選んでいるが
あなたはどんな理由で選んでいるだろうか。
Hさんからお手紙を頂いた。
きっとあなたの心にも響くものがあるはずなので
ご紹介しようと思う。
===頂いたお手紙ここから===
今日のメルマガを読んで、自分のFX初心者時代を思い出して、
懐かしくなり、勝手に振り返らせていただきます。
4年ちょっと前、初めて開いたFX口座から
右も左もわからず、とりあえず試しに「クリック」してみた。
クリックした瞬間、赤く「-160円」と数字が出た。
なぜか凍りつくような恐怖を感じ、すぐさま「決済」のクリックをした。
今思えばほほえましすぎる^^
その後、「臆病さ」だけは人一倍備えていた自分は、
直感的にFXの危険性を察知し、損切りのルールだけは
すぐさま構築した。
なので、初心者時代から
当初の資金を全て溶かしたことはない。
また、トレードに勝率を求めるやり方は自分に合わない、
イコール損小利大を追求しないと自分は生き残れない
との結論に達した。
それもあまり抵抗なく体得できた。
しかし、手法は全く定まらなかった。
ボリバンとか一目とかオシレーター系とかそういうのが
自分に合わなそうだし、とにかくシンプルで普遍的なものを
見つけなければならないと思い、必死にロウソク足と
EMAだけにしがみついた。
まず最初に行き着いたのは、
ダブルゼロ付近での逆張りである。
最初はうまくいったのだが、やはりこれだけだと
ドローダウンがすぐ来て、応用も利かせられず、すぐに撤退。
その後EMAを利用したトレンドフォローの手法に。
これも一時ははまったのだが、今思えば相場環境の認識が甘く、
また、ちょっとドローダウンしただけで「もうだめだ」とあきらめてしまった。
どん底だった。
そこから紆余曲折へて現在の手法『相場環境』を
認識した上での「意味のある足」「ストーリー作り」 を
探求するやり方に行き着いた。
これにたどり着いてから、相場環境の認識も深まり、
大きく、継続的に勝てるようになった。
ところがまだ落とし穴があった。
「ストーリー作り」 大切なことなのだが、あまり当たり
すぎると、相場を「冒涜」するようになってしまうのだ。
これで去年、今年と2回ほどメンタルが崩壊した。
今はそれを乗り越えたと信じている。
いや、信じたいと言ったほうが正しいのか。
先月、今月はチャンスが少ない中、全くイライラせず
ピンポイントで取るべきところをとって、
しっかり利益を残している。
でもこれは自分が相場より優れているわけでもなんでもない。
相場に感謝し、人に感謝し、自分のやりたいことを
存分にやれている今の環境に感謝しなければならない。
すいません、お付き合いいただいて^^
臆病な僕は、もう2度とメンタル崩壊を
引き起こしたくないのです。
なので、こういう機会を利用して、
自分を振り返る作業をしているのです。
感想・質問という趣旨からは外れているかもしれないし、
ちょっとうざかったかもしれませんが、ご容赦ください。
自分も、もしこのまま突き抜けてトップトレーダーになれたら、
あやなさんのようにトレーダーを目指す人を指導してみたいと
思うようになりました。そのためにも、まずはしっかり実績を残していきます。
それから、心理学系の書籍、ブログに載っていましたね。
「心のブレーキの外し方」は自分も愛読書です。
あと、「ブッダの言葉」早速購入しました。
読んだら感想を送りたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
お手紙ここまで====
Hさん、素晴らしいお手紙ありがとう!
またお待ちしています。
Hさんと同じような気持ちでトレードと向き合っているな、と
思ったならば、こちらをクリックしてください↓
いつも応援ありがとうございます。
あなたの応援に感謝します。
あやな
読者さまからブログのご感想を頂いたので
あなたにもご紹介しようと思う。
===Kさんからのお手紙ここから===
あやなさんのブログに出会ってから、
メンタルがとても大切だということを
知ることができました。
知ってからは、トレードに対してドキドキして
胸が苦しくなることもなくなりました。
私は最初損失が増えて、一旦退場して
今、デモトレードで心機一転中ですが、
今となっては、軽く考えていたことが恥ずかしいです。
あやなさんのブログで思い知らされることとなりましたが、
早めに知れて良かったと思ってます。
新たな気持ちで、今度は難しい資格を取るような
気持ちでFXに取り組んでおります。
でも、チャート楽しい、FXの勉強楽しい、
ブログも楽しみで、ワクワクしながら楽しんでやってます。
夢に向かって、継続していこうと思います!!
===========
「FXとどのように向き合うか?」という最初の考え
そのものが正しいと、正しい道を進むことができる。
Kさん、お手紙ありがとう!
「Kさんと同じように感じたな」、と思ったならば
以下をクリックお願いします。
いつも応援ありがとうございます。
暖かい応援に励まされます。
あやな
FXの考え方。
※今日の記事は、あなたにとって少し刺激が強いモノかもしれません。
もし、あなたの体調が悪かったり、何かしらの精神的ダメージを
受けている状態であれば、元気になってから読んでください。
FXでなかなか利益を上げることができなかった私が
なぜ利益を上げることができるようになったのか
その考え方をあなたは知りたいだろうか?
何のためらいもなく損切りすることができる理由
利益の出ているポジションを慌てて決済せずに
長い間保有しておくことができる理由
チャートに翻弄されず、ただじっと
チャンスが来るまで待つことができる理由
ギャンブルのような大きなポジションは持たず
徹底した資金管理ができる理由
これらは、トレードに対する知識があるとか
トレード技術が高いという理由で手に入れたものではない。
私のトレードに対する知識はそれほどすごくはない。
トレード技術も、それほど高くない。
しかし、トレードに対する情熱は誰よりも負けない自信があるし
トレードと向き合う自分を創っていくことは
今でも進化し続けていると感じる。
そして、こういった情熱や自己啓発は
私の人生そのものにも大きく影響していると感じる。
私がトレードで利益を上げられるようになった
最大の理由の一つは
トレードに対する情熱と自己啓発だ。
もし、トレードに対する情熱と自己啓発がなければ
いつまでたっても損切を嫌がっていただろうし
いつまでたってもスグに利益を確定させたくなって
いつまでたってもポジポジ病が治らず
いつまでたってもギャンブルのように
大きなポジションを立て続けていただろう。
損切を嫌がるということは
自分の欠点を認めないことと同じ。
スグに利益確定をさせたいと思うのは
欲深い証拠。
トレードしたくてたまらないポジポジ病は
自己中心的な考えばかりするから。
大きなポジションを建てたがるのは
上の悪いところ全部だ。
自分の欠点を認めず、欲深く、自己中心的だから。
ここに目を向けた瞬間から
私のトレードは飛躍的に良い方向へ向かうようになった。
もちろん、相場の環境認識やトレード技術を
ある程度は磨く必要はある。
資金管理だって十分に勉強しておく必要がある。
しかしながら、こういった相場の環境認識やトレード技術は
誰でもスグに身に付けることができる。
もし、あなたが相場の環境認識がわからない
トレード技術を身に付けることができないということであれば
単純に『トレードに対する勉強が足りない』の一言だ。
キツイ言い方かもしれないが
わたしにはそうとしか考えられない。
逆に言えば、トレードの勉強さえやれば
スグに環境認識力やトレード技術を
身に付けることができる、とも言える。
もし、あなたがトレードの勉強を十分にやってるのに
なかなか勝てない!ということであれば
一番の問題はあなた自身の考え方にある。
だから、その部分に目を向けてみれば、
あなたのトレードが変わる。
「FXで勝つためにはどうしたらいいのか」
「勝つにはどんなチャートパターンを勉強すればいいのか」
私は日々そんなことを考えながら
トレードに励んでいた。
まぁ、これがある意味
『間違った考え方でもあったな』と
今では思うときがある。
「FXで勝ちたい」
「勝てるチャートパターンを探す」
このこと自体は間違っているわけではないのだが
「勝ちたい」
「稼ぎたい」
こんな考えが頭の中を支配している時は
どんなに勝ちたい、稼ぎたくても
なかなかうまくいかないものだ。
あまりにも勝つことや稼ぐことに執着していると
確実性や安全性を求めてしまうことになるからだ。
トレードに確実性や安全性を求めると
どうしても確認に確認を重ねてしまう。
確認に確認を重ねると
エントリーが遅くなる。
つまり、動いてしまってから
エントリーすることになる。
動いてしまってからエントリーするということは
取れる値幅が少ないということだ。
相場がどんどん大きく動くような時ならば
確認に確認を重ねても
利益を得られることはできる。
しかし、ちょっと揉み合ったり
動きが少なくなってきた相場でも、なお
確認に確認を重ねていると
ダマシに合うことが多くなったり
少し利益が乗ったらスグに反転して
損切になってしまうようになる。
こんな状態から脱出するためには
確実性や安全性を求めない
ようにする必要があるのだが
これがまた思うようにいかないわけだ。
今まで見過ごしていたようなチャートポイントで
エントリーするわけだから
最初は当然不安や恐怖を感じる。
「えー こんなところではエントリーできないだろう」
そんな気持ちが大きいわけだ。
うまくエントリーできたとしても
本来、不安や恐怖を感じるポイントで
エントリーしているわけだから
何回か損切になったりしようものなら
「もう二度とこんなところではエントリーしない!」
と判断するようになってしまう。
しかも、本来エントリーすべきポイントなのに
「ここでエントリーするのは悪い判断だ」
と思ってしまい、更に悪循環になる。
こうなってしまうと、もう永遠と
利益の出にくいポイントで
エントリーし続けるはめになってしまう。
こうならないためには
自分自身で気づく必要があるのだが
まぁ、これがなかなか難しいんだよなぁ。
自分の悪いところを認めて
真正面から戦っていく必要があるから
非常に苦しい。
だから、どちらかというと
プライドがあまり高くない人の方が
トレードはうまくいくのかもしれない。
「自分は大したことない人間だから
悪いトレードばっかりなんだよなぁ」と
心の底から認めることができれば
トレードが上達するのは早いのではないかと思う。
私はどちらかというと
プライドが高くて「自分には悪いところなんかない!」と
ずっと思っていたタチだから
自分の悪いところを認めるのは非常に苦しんだ
今でも若干そんな傾向が残っている気はするが
以前よりは随分とマシにはなったんじゃないかなぁ。
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「もっと利益を伸ばしたいなぁ」
「どうやったら利益を伸ばすことができるんだろう」
FXでトレードするときに
こんなふうに悩むことは多いだろう。
私も利益を伸ばすことには苦労した。
「もう、利益がなくなるんじゃないだろうか」
「今手に入れているこの利益がなくなって
損切になってしまったら嫌だ」
そんな不安と欲望で頭がいっぱいだったからだ。
人間は、自分が知らないことだったり
よく理解できないことに対しては
不安や恐怖を感じるようにできている。
だから、もしあなたが現在
・なぜ利益を伸ばさなければいけないのか
・今利益を伸ばしてもいい状態なのか
・今利益を伸ばしてはダメな状態なのか
ということを
ハッキリと理解していない状態
であるならば
どんなに気合を入れて
「利益を伸ばそう!」
と頑張っても、
なかなかうまくは利益を伸ばせないだろう。
だから
「なるべく不安や恐怖を感じずに利益を伸ばしたい!」
と思うのであれば
まずは相場を知ることから始めるといい。
相場を知るというのはどういうことかというと
「エントリーすればトータルで勝てるポイントがある」
ということを心の底から理解するということだ。
難解な動きをする相場だが
相場環境を認識して
ある程度、相場の動きがわかるようになると
どこでエントリーすればいいのか
エントリーしてはいけない状態はどんな状態か
ということが
ハッキリとわかってくるようになる。
相場の環境認識というのは非常に重要だ。
しかし、実は
相場の環境認識よりも大切なことがある。
それは
相場の将来の動きは予測できない
ということだ。
なぜなら、相場というものは
予測可能であるけれど
予測不可能なもの
という性質を持っているからだ。
相場の全てを理解してやろう
と思った瞬間から
相場というものはとてつもなく難解なものになる。
だから、
相場は予測不可能なもの
ということを常に頭に入れておいて
相場の迷路にはまらないようにしておく必要がある。
その上で、相場というものは
「ある一定のルールの下に動いている」
ということを理解すれば
相場に対するばくぜんとした
不安や恐怖がなくなっていく。
そうすると
「もう、利益がなくなるんじゃないだろうか」
「今手に入れているこの利益がなくなって
損切になってしまったら嫌だ」
そんな考えから
「このポジションはここまで保有しておいた方がいい」
「さらに伸びるポイントだからまだ保有しておこう」
「ここまで来たら、一度利益確定しておいた方がいいな」
こんな風に
冷静に自分のポジションを見ることができるようになる。
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