「エントリーが怖い」そんなことを思ったことがあるだろうか。
「トレードを厳選しろというから厳選して
トレード回数が減った。
でも今度はトレード回数が少なくなったためか
次にエントリーするのが怖くなってしまった
もう、どうすればいいの~~!?」
そんな壁にぶち当たるかもしれない。
極端に安全を求めてしまうと
その結果はやはり極端な結果となってしまう。
極端にトレード回数を減らしてしまった結果
今度はエントリーするのが怖くなってしまった場合
どうすればよいか。
カンタンな方法がある。
トレード枚数を調節することだ。
トレード枚数を少なくすることで
あなたの心理的負担を軽くし、
エントリーの恐怖を解決できることがある。
しかしながら
恐怖でエントリーできないというのは
結構な期間つきまとうものだ。
トレードでは『慣れ』という部分も重要である。
『エントリーすること』に慣れなければいけない。
慣れるには回数をこなす必要がある。
そこで、枚数を調整し、少ない枚数で
あなたの心理的負担を軽減しストレスを減らす。
そうすればエントリータイミングというのが
だんだんとわかってくる。
資金の減りを最小限に抑えたまま。
トレードが怖くなったら
怖くならないように工夫する必要がある。
工夫して工夫して
徐々にまわりを固めていかなければならない。
トレードで成功するにしても
何で成功するにしても
工夫するということは大事だ。
「はぁ~あ トレードの練習をやってもやってもなかなか勝てないなぁ
FX取引手法はきちんと確立させてるんだけどなぁ」
あなたがやっているトレードの練習は
ホントウに正しいやり方だと思うかい?
「え? 何言ってるんですか、あやなさん。
私はちゃーんと私のFX取引手法で
トレードの練習をしていますよ」
あなたのFX取引手法の中で、
レートが移動平均線(MA)を上抜けたら買い
というトレードルールがあるよね。
「えぇ ありますね」
でも、さっきのトレードを見ていたら
MAを上抜けても買いエントリーしてなかったようだが?
「そうなんです。なんとなくですけど、
ここではMAを上抜けても上昇しないかな、
なぁんて思っちゃったんですよ
それに、昨日はMA上抜けで買いエントリーして
損切りになっちゃってたし。」
「それにほら、今のチャート見てくださいよ。
さっきMA上抜けでエントリーしてたら
損切りになっちゃう動きになってるじゃないですか!
あ~ あぶないあぶない」
う~ん、そのやり方はまずいぞ。
「えっ 何でですか?
損も回避できたからいい見逃しじゃないですかー!」
MA上抜けのサインが明確に出ているのに
そのサインをあなたが正しく受け取っていないからだ。
相場が「ここはトレードするエントリーポイントですよ」と教えてくれているのに
「このエントリーポイントではトレードすべき時ではない」と
あなたが感情で決め付けてトレードせずにいる。
さっきのトレードは、
エントリーしていたら損切りになっていたから
あなたは「トレードしなくてラッキー」と思っているかもしれないが
長期的な目線で見れば、それはラッキーなことではない。
「えーっ そうなんですかぁ?
よくわからないですけど」
じゃぁ、たずねるけど、
さっきエントリーしなかった理由を明確に言えるかい?
「う~ん そういわれると難しいですねぇ
しいていえば、ちょっとエントリーが怖かったって感じですね」
ほら、感情でトレードしていることになるじゃないか。
「あ、ほんとだ・・・」
例えば、もう一つ上の時間軸が下降傾向だったから今回は見逃したとか
別に決めていたサインが「エントリーしてはいけない」と教えてくれていたなら
それが『エントリーしなかった理由』になるけれども
さっきの場合は単純に
『怖かったからエントリーポイントでトレードしなかった』
ということになる。
見逃したことがあるトレードは、今回だけじゃないだろう?
「えぇ そうですね。
以前にも何度もエントリーポイントを見逃してます。特に理由も無く。
トレードしない時に限って爆上げするんですよね~不思議!」
いやいや、不思議とかじゃなくってね、
それはトレードでは当然のことなんだよ。
サインが出てるのに
エントリーポイントでトレードしてないんだから。
「えへへ そうですね」
サインが出たエントリーポイントできちんとトレードしていたら
ここ一週間のトレードの成績がどうなっていたか
ちょっと見返してみてごらん
「えっとですね~・・・・
あれ? 損切りは増えるけど、それ以上に利益も出て・・・
あ、トータルではプラスになってたみたいですー!」
で、今の実際のトレードの成績は?
「・・・・うぇ~ん 微妙にマイナスですぅ~」
ということは、今のあなたがトレードで負けている原因の一つに
『サインどうりにエントリーポイントでトレードできていない』
ということがわかったね。
「えぇ そうみたいですねー
きちんとエントリーポイントで
トレードしてるつもりだったんですけど
自分じゃ全然気づきませんでした!」
気づかないうちに
せっかくの利益機会である
エントリーポイントを見逃しているというのは
トレードを始めた頃にはよくあることだ。
『怖いからトレードを躊躇(ちゅうちょ)する、
でもその躊躇(ちゅうちょ)は自分が正しいと思い込んだ行動だから
エントリーポイントでトレードしていない悪いことだとは気づかない。
結局あなたのトレードのどこが悪いのかが分からないままになる』
トレードをし過ぎるというのもダメなんだが
怖くて見逃すということも避けなければいけない。
「えー それはちょっとハードル高いですよー」
でもこの怖さに打ち勝たないと
トレードで利益は上げ続けられないよ?
「今日のあやなさんはきびしいなぁ・・・」
トレードを厳選するということは非常に大事だ。
サインが出ていなければ、あるいは
あなたがどこでエントリーすればいいのかハッキリわからなければ
トレードしてはいけない。
しかし、それと共に
サインがハッキリでているならば
エントリーの恐怖に打ち勝ってトレードすることもまた大事なのだ。
まぁ、このあたりのバランス感覚を養う必要があるな。
「エントリーの恐怖に打ち勝つには
どうしたらいいんですかぁー?」
そうだな、とにかく一歩踏み出してみる、としか言えないが・・・
例えば、日常生活の中で一瞬躊躇(ちゅうちょ)してしまう場面で
あなた自身を成長させることもできる。
「えっ その方法 教えてくださーい」
それはだな、普段色々なところで人と接すると思うが
「スミマセン」と思わず言ってしまう状況が良くあると思う。
落としたものを拾ってくれた時とか、親切にされた時とか。
そういう場合に「スミマセン」ではなく「アリガトウ」と言うようにしてみるとか。
「えー そんなことでトレードが変わるんですかぁ?」
その他にも、ランキング上位に位置しているブログに
何でもいいからコメントを思い切ってしてみるとか
「コメントぉ? そんなの関係ないでしょー?」
まぁ、普段とはちょっと違うことをしてみるという努力だな。
これをやってみると意外にジワジワと効果が表れてくると思うよ。
まぁ 騙されたと思ってやってみるといいよ。
「それで勝てるようになるならやるしかないかな!
実は、よく見ている有名な猫ブログがあるんですよねぇ
前からコメントしようと思っててなかなかできなくって・・・
ちょっとそのブログにコメント入れに行って来ますねー」
ロスカットの位置を決定する際、
エントリーした根拠が崩れるポイントから
少し離れた位置に
ロスカットの設定をすることが多いと思う。
そうすると、こう考えるようになることがある。
「ロスカットになってしまったら
それまでのトレンドが崩れた証拠だから
そこからドテンしてエントリーすればいいじゃないか?」
※ドテンとは保有するポジションをひっくり返す(逆転させる)こと
買っていれば売り、売っていれば買いをスグに入れ
逆のポジションを持つこと
ロスカットラインがエントリーラインになるというのは
正しいだろうか?
トレンドに沿ったトレードなのか、
あるいは逆張りトレードなのか、
それともレンジ相場でのことなのか
パターンによって変わってくるはずだ。
トレンドに沿ったトレードをしていた場合、
『それまでのトレンドが崩れてしまうポイントに
ロスカットを置いていたからロスカットになったら
ドテンしてポジションを持つ』というのは
リスクが高い考え方だ。
トレンドというのはそんなに簡単に崩れるものではない。
一度崩れてしまっても、
少しもみ合った後にまた戻ってくる
という確率は高い。
トレンドに逆らった逆張りトレードの場合、
ロスカットになったということが
また元のトレンドに戻ってきたという証拠になるので、
この場合はドテンエントリーでも
リスクは低い考え方だ。
また、この場合は
トレンドに沿った押し目買いや
戻り売りのポイントに来ている場面だった、
ということもよくある。
レンジ相場の場合は少しややこしい。
レンジだと思って反転確認後にエントリーし、
損切りとなったからブレイクか!と
ドテンエントリーした途端に
またレンジの中へ戻ってくる、というパターンは多い。
↑ これはドデ~ン
この場面でドテンを繰り返していると
更なる損を大量発生させる確率は高いといえる。
ロスカットラインがエントリーラインになるというのは、
ある場面では正しいかもしれないが、
判断を間違えると大量の損を発生させる原因ともなり得る。
最初に決めた『買い』の決断、
あるいは『売り』の決断、
これをブレずに最後まで
貫き通すことの方が大事。
判断が間違っていたという結果が出たならば、
それはそこで簡潔させること。
焦ってドテンなどせずに
同じ方向でのエントリーチャンスを待つほうが賢明だと言える。
最終的にエントリーチャンスが来なかったとしても
次に同じような場面でどう判断すれば良いのかを考えるほうが
次に繋がる。
前回記事エントリータイミングを逃したらどうする?
日々勉強しているあなたには簡単な問題だったと思う。
すぐに分からなかったあなたは今日勉強していって欲しい。
答えは、即乗りはNG。
見逃して次のチャンスを見つける・待つのが正解。
でもなぜだめなのか?
・エントリーが遅れてしまえばそれだけ損切り幅も大きくとるはめになる
・損切り幅を固定している場合は損切りする回数が増える確率が高くなる
・「遅れて入った」という精神的負担が
その後のホールド、利確、あるいは損切りにまで影響してしまう可能性がある
(びびってホールドできない、利確が早まる、しなくて良い損切りをしてしまう)
残念ながら、エントリーチャンスを少しでも見逃してしまったら
それはもう計画性のないトレードだということを
認識しておかなければならない
要するにそれを続けていれば
確実に負ける確率が高くなるということ
でも数pipsくらいまでならまだ許される範囲では?
という考えもあるかもしれないが
ここは厳密に決めておかなければならない。
エントリーポイントを決めたら、
『きたきたきたきた・・・今だっ』というポイントがある
『今だっ!からは少し離れているけどまだエントリーできそうだ』 ではダメ
今はまだあやふやでわからなくても
しっかり意識してチャートを見ていれば
『今だっ』の必ず感覚は必ずついてくる。
例えば、ボクシングでカウンターを狙ったときに
『相手のパンチの方が一瞬早く出たけど、どうしよ
ま いっかぁ自分もパンチだしちゃえ~
万が一でも自分の方が早く当たってくれるかもしんない~』
と思いながらカウンターを狙ったらどうなる?
完全に不利。
ガードを固めるか避けることを瞬時に判断しなければやられる。
なので、怖がったり、躊躇してしまったり焦ってエントリーするということは
エントリーした瞬間から既に負けてしまっているということだ
当然、満足いくエントリータイミングを計れたとしても損切りになることはある。
しかし、間違ったエントリーと比べてみれば
その損切りの価値は雲泥の差があるということはすぐに分かるだろう。
そこで必要なのが
この満足いくエントリーで損切りになった時に
『あ~ 素晴らしい損切りができた!
なんて私は素晴らしいトレーダーなんだろう!
こんな素晴らしい損切りができるのはもしかしたら私だけかもしれない!』と
自分で褒める、ということ(ちゃんと口に出して言ってね?)
あるいは、見逃した後にその日のチャンスが来なかった場合は
『なんて私は忍耐強いんだ!
チャンスが来なくてもじっと待ち続けることができた!
こんなことできるのはきっとこの町内で私一人だけだ!』と叫ぶ。
(※町は村や郡などでもokです自分でアレンジしてね☆)
見逃した後にどうしても次のチャンスを待つことができない?
とにかく1回、今回だけは我慢して次のチャンスを見つけてみよう、待ってみよう、
次からはめちゃくちゃしてもいいからとりあえず一回だけそれをやってみよう
と思ってやってみる
我慢して、待って次のチャンスが来たときに乗ったら
きちんと計画通りの利になった!という成功体験を
少しづつ積み重ねていくことが大事なのだから
あるいは、飛び乗ってしまったトレードを見返して
その結果がどうなったかを自分で確認する
あれ?自分ではそんなにやってないつもりでも
意外とやってるんだなぁとか
あ~あ やらないほうが成績がよかったのにとか
自分の目で確認して自分を分析すること
まさかとは思うがトレードを見返してみると
即乗りした方が利益がでている!ということもあり得るので
それはそれで自分なりに考えて
優位性があるならば逆にそのポイントを採用する手もありかもしれない。
※エントリーチャンスを逃しても実際にエントリーできる場合はある。
しかしあなたがまだ稼げるトレーダーでないのならば
エントリーしない方が成長は早くなる。
ここで厳しく練習しなければ、飛び乗りエントリーは治らない。
なかなかサインがでない時とか
あまりよくわからないけど多分こうだろうとか
急に勢いがついてぐんぐん動き出したからとか
そういえばあのブログでこの形は売りで入るといっていたのを突然思い出したからとか
エントリーを妥協してないだろうか?
エントリーポイントがくるのを待って待って待って
ちょっと用事をすまそうと思って席を離れて
ちょうど戻ってきた時にエントリーポイントを既に越えてしまっていて
しかも勢いが良かったとしたら
あなたはどんな行動を取るだろうか?
想像して考えてみて欲しい
すぐに答えられるだろうか?
大事なことなので答えは次回。⇒回答記事はコチラ