FXは「儲かりそうではない」ポイントで儲ける。

「とても儲かりそうではない」と感じる

ポイントってどこ?

 

というご質問を頂いた。

 

前回記事

FXで「やってはいけない」をやるからお金を失う

 

「とても儲かりそうではない!」と

感じやすいポイント一覧

 

・上昇トレンド中の押し目で買うこと

・下降トレンド中の戻りで売ること

・レンジ上限で売ること

・レンジ下限で買うこと

・高値更新で買うこと

・安値更新で売ること

その他、トータルで利益が出るポイント全て

 

「とても儲かりそうではない」と感じる

ポイントは、「儲かる」ポイントと同じだ。

 

トレードを始めたばかりの頃は「儲かる

ポイント」を正しく感じられる。

 

しかし、ある経験をするにつれて

儲かるポイントを「とても儲かりそう

ではない」と感じるようになってしまう。

 

初心者トレーダーにブレイクトレード

手法を教えたとする。

 

※ブレイクトレード手法とは、高値を

 越えたら買い、安値を下げたら売る

 手法。大きな利幅を狙えるが、勝率が低い。

 

初心者トレーダーは知識ゼロで、

怖いもの知らずだから、高値を越えたら

スグに買い、安値を下げたらスグに売り

を入れることができる。

 

「やったー!高値更新で買いを

 入れたら利益になった!」

 

「やったー!安値更新で売りを

 入れたら利益になった!」

 

最初に良い経験ができたら、

それ以降も高値更新で買い、

安値更新で売りができる。

 

しかし、ブレイクトレードは勝率の低い

手法だから、初心者トレーダーはスグ

損切に遭遇することとなる。

 

1、2度の損切なら「まぁ、そんなことも

あるかもね」と、気にしないかもしれない。

 

しかし、3回、4回、あるいは10回連続

損切になってしまったらどうだろうか。

 

「そんなこともあるか」とは考えられなくなる。

 

「このトレード手法は使えない手法

 なのではないだろうか?」

 

「もう少しよく確認してから、エントリー

 したほうがいいかもしれないな」

 

確認に確認を重ねて、値がぶっ飛んで

いった後にようやく「よし、確認したから

エントリーしよう!」となる。

 

優位性のあったブレイクトレード手法が、

負けるトレード手法へ転落した瞬間だ。

 

「とても儲かりそうではない」ポイントで

エントリーできていたのに、それが

できなくなったということ。

 

「100%利益になる、儲かるポイントが

必ずあるはず!」と考えてしまう。

 

「儲かるポイント」というのは

「儲からないポイントと同じ」

というのが理解できない状態だ。

 

でも、経験を積むうちに「儲かるポイント」

を正しく認識できるようになる。

 

正しく認識できるようになるためには

最初は「儲からないだろうな」と感じる

ポイントで入るのが一番手っ取り早い。

 

「儲かる時もあるし、儲からない時も

 ある。でもトータルでは利益になるな」

 

トレード記録と、その時に感じていた

感情を照らし合わせれば、「とても儲かり

そうではないと感じてしまうけど、エントリー

すべきポイント」は、スグわかる。

 

感情だけを見てしまうと混乱するから

必ずトレード記録と一緒に確認することが

大切だ。

 

正しいトレード経験を積んでいけば、

「儲からないだろうな」というポイントが

「ここはエントリーすべき儲かるポイントだ」

と感じられるようになってくる。

 

根拠のあるエントリーポイントって一体どこ?

「根拠のあるポイントでエントリーしろ!」

 

そんな言葉をよく聞く。WHY?

そもそも、根拠のあるポイントって一体どんなポイントだろうか。

 

たとえば、押し目買いなら

上昇するMA(移動平均線)にレートが近づいた時。

 

レンジなら

レンジ上限・下限に引いた

高値・安値抵抗線にレートが到達したとき

 

ブレイクなら

保ち合いからブレイクした時

 

他にも

見ているインジケーターがサインを出した時

ローソク足に長いヒゲがついた時

ダブルトップができた時、などなど。

 

根拠のあるポイントは数えきれないほどある。

 

 

最近のドル円(2013年1月現在)ならば

MAを見て押し目買いやってれば利益になる相場だった。

 

だからこの場合、根拠あるエントリーの一つとして

『上昇しているMAにレートが近づいた時』

『上昇しているMAを下抜けた後に再度上抜けてきた時』

ということが挙げられる。

 

ところで

「根拠あるポイントでエントリーしろ!」

というのは

『そこでポジションを持って、

あなたは果たして最後まで保有しておけるのか?』

という意味が含まれている。

 

『上昇しているMAにレートが近づいた時』にエントリーしても

値動きにビビッてスグに利益確定したり

ちょっとの損で慌てて決済したり。

そんな感情に振り回されたトレードをしないために

根拠が必要になってくる、ということだ。

 

その根拠が果たして本当に機能するのか?

という感情的な問題が出てくるということ。

 

だから、それを確認するために、デモ口座などで実際にトレードしてみて

『あぁ、本当にこうやればトータルで利益が出るんだなぁ』

ということを実感する必要がある。

 

デモ口座で実際にトレードして、最低でも20回ほどトレードしてみて

本当にトータルで利益になった時に、ようやく

『根拠のあるポイントでエントリーする』ということが生きてくる。

自信をもって最後までポジションを保有しておくことができるようになる。

 

そういう意味で言うならば、エントリーポイントというものは

自信が持てるならば何でもいいんじゃないかということにもなるかもしれないね。

エントリー怖い!でもそれに気づかない

「はぁ~あ トレードの練習をやってもやってもなかなか勝てないなぁ

FX取引手法はきちんと確立させてるんだけどなぁ」

 

 

あなたがやっているトレードの練習は

ホントウに正しいやり方だと思うかい?

 

「え? 何言ってるんですか、あやなさん。

私はちゃーんと私のFX取引手法で

トレードの練習をしていますよ」

 

あなたのFX取引手法の中で、

レートが移動平均線(MA)を上抜けたら買い

というトレードルールがあるよね。

 

「えぇ ありますね」

 

でも、さっきのトレードを見ていたら

MAを上抜けても買いエントリーしてなかったようだが?

 

「そうなんです。なんとなくですけど、

ここではMAを上抜けても上昇しないかな、

なぁんて思っちゃったんですよ

それに、昨日はMA上抜けで買いエントリーして

損切りになっちゃってたし。」

 

「それにほら、今のチャート見てくださいよ。

さっきMA上抜けでエントリーしてたら

損切りになっちゃう動きになってるじゃないですか!

あ~ あぶないあぶない」

 

う~ん、そのやり方はまずいぞ。

 

「えっ 何でですか?

損も回避できたからいい見逃しじゃないですかー!」

 

MA上抜けのサインが明確に出ているのに

そのサインをあなたが正しく受け取っていないからだ。

 

相場が「ここはトレードするエントリーポイントですよ」と教えてくれているのに

「このエントリーポイントではトレードすべき時ではない」と

あなたが感情で決め付けてトレードせずにいる。

 

さっきのトレードは、

エントリーしていたら損切りになっていたから

あなたは「トレードしなくてラッキー」と思っているかもしれないが

長期的な目線で見れば、それはラッキーなことではない。

 

「えーっ そうなんですかぁ?

よくわからないですけど」

 

じゃぁ、たずねるけど、

さっきエントリーしなかった理由を明確に言えるかい?

 

「う~ん そういわれると難しいですねぇ

しいていえば、ちょっとエントリーが怖かったって感じですね」

 

ほら、感情でトレードしていることになるじゃないか。

 

「あ、ほんとだ・・・」

 

例えば、もう一つ上の時間軸が下降傾向だったから今回は見逃したとか

別に決めていたサインが「エントリーしてはいけない」と教えてくれていたなら

それが『エントリーしなかった理由』になるけれども

さっきの場合は単純に

『怖かったからエントリーポイントでトレードしなかった』

ということになる。

 

見逃したことがあるトレードは、今回だけじゃないだろう?

 

「えぇ そうですね。

以前にも何度もエントリーポイントを見逃してます。特に理由も無く。

トレードしない時に限って爆上げするんですよね~不思議!」

 

いやいや、不思議とかじゃなくってね、

それはトレードでは当然のことなんだよ。

サインが出てるのに

エントリーポイントでトレードしてないんだから。

 

「えへへ そうですね」

 

 

サインが出たエントリーポイントできちんとトレードしていたら

ここ一週間のトレードの成績がどうなっていたか

ちょっと見返してみてごらん

 

「えっとですね~・・・・

あれ? 損切りは増えるけど、それ以上に利益も出て・・・

あ、トータルではプラスになってたみたいですー!」

 

で、今の実際のトレードの成績は?

 

「・・・・うぇ~ん 微妙にマイナスですぅ~」

 

ということは、今のあなたがトレードで負けている原因の一つに

『サインどうりにエントリーポイントでトレードできていない』

ということがわかったね。

 

「えぇ そうみたいですねー

きちんとエントリーポイントで

トレードしてるつもりだったんですけど

自分じゃ全然気づきませんでした!」

 

気づかないうちに

せっかくの利益機会である

エントリーポイントを見逃しているというのは

トレードを始めた頃にはよくあることだ。

 

 

『怖いからトレードを躊躇(ちゅうちょ)する、

でもその躊躇(ちゅうちょ)は自分が正しいと思い込んだ行動だから

エントリーポイントでトレードしていない悪いことだとは気づかない。

結局あなたのトレードのどこが悪いのかが分からないままになる』

 

 

トレードをし過ぎるというのもダメなんだが

怖くて見逃すということも避けなければいけない。

 

「えー それはちょっとハードル高いですよー」

 

でもこの怖さに打ち勝たないと

トレードで利益は上げ続けられないよ?

 

「今日のあやなさんはきびしいなぁ・・・」

 

 

トレードを厳選するということは非常に大事だ。

サインが出ていなければ、あるいは

あなたがどこでエントリーすればいいのかハッキリわからなければ

トレードしてはいけない。

 

しかし、それと共に

 

サインがハッキリでているならば

エントリーの恐怖に打ち勝ってトレードすることもまた大事なのだ。

 

まぁ、このあたりのバランス感覚を養う必要があるな。

 

 

「エントリーの恐怖に打ち勝つには

どうしたらいいんですかぁー?」

 

そうだな、とにかく一歩踏み出してみる、としか言えないが・・・

例えば、日常生活の中で一瞬躊躇(ちゅうちょ)してしまう場面で

あなた自身を成長させることもできる。

 

「えっ その方法 教えてくださーい」

 

それはだな、普段色々なところで人と接すると思うが

「スミマセン」と思わず言ってしまう状況が良くあると思う。

落としたものを拾ってくれた時とか、親切にされた時とか。

そういう場合に「スミマセン」ではなく「アリガトウ」と言うようにしてみるとか。

 

「えー そんなことでトレードが変わるんですかぁ?」

 

その他にも、ランキング上位に位置しているブログに

何でもいいからコメントを思い切ってしてみるとか

 

「コメントぉ? そんなの関係ないでしょー?」

 

まぁ、普段とはちょっと違うことをしてみるという努力だな。

これをやってみると意外にジワジワと効果が表れてくると思うよ。

まぁ 騙されたと思ってやってみるといいよ。

 

「それで勝てるようになるならやるしかないかな!

実は、よく見ている有名な猫ブログがあるんですよねぇ

前からコメントしようと思っててなかなかできなくって・・・

ちょっとそのブログにコメント入れに行って来ますねー」

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