過去記事手法さえあれば勝てるのにとは反対の視点。
書籍、無料レポートやブログなどで
情報を得ることは大事だ。
知識がない場合は
他人の経験が非常に有効。
色々な情報を見ているうちに、
なるほどこういう風に考えればよいのか、
こういう考え方だとうまくいかないのか、
などといったことがだんだんとわかってくる。
例えばどういった会社に口座を開けば良いのか?
といった基本的なことでも
色々な情報を比較することによって
判断することができるようになる。
テクニカル分析の使い方や
チャートの読み方もそう。
最初は一体どういう風に考えれば良いのかわからなければ
色々な書籍を読むことで勉強できる。
最近では親切丁寧に図解してくれるブログもある。
とにかく知識が少ないと感じるのであれば、
まずは書籍から知識を得ることを優先にし、
それ以外の方法として
ブログ巡りや無料レポートなどを参考にすればよい。
全く参考にならないものも残念ながら存在するが、
それについては自分で判断するしかないが
情報を取り入れることによって判断できるようになる。
完全に良いのか悪いのか判断することは
難しいかもしれないが
・簡単 ラクラク 片手間で 一気に すぐに
・驚異の予想的中 高確率で
などといったフレーズが入っている場合は
注意したほうがよい。
まずは自分に合った手法を確立させること
そのためには多くの知識を入れることが必要。
しかし、情報や手法だけを追い求めてはいけない
ある程度詰め込んだ後は
自分の中で整理し、
自分のものとする時間が必要だ
自分で処理しきれない情報を入れたまま
あっちの情報、こっちの情報とふらふらしていては
自分がブレるだけ
自分がブレれば
手法もブレる
手法がブレれば
結果が出ない
自分をしっかり確立させれば
手法もブレないから
結果が出せる
勝ってる人が一体どうやって利益を上げているのか知りたい
効果のある取引手法やルールを知りたい
こう考える人は多いと思う。
私も最初はそういう風に考えていた。
勝てる手法さえあれば
自分もそれを真似して
利益を上げることができるだろうから。
エントリーするタイミングを知れば、
損切りする場所が分かれば、
利益確定するタイミングが分かれば・・・
自分だって勝てるのに!!
本当にそうだろうか?
勝てる手法は隠されていて、
それらを知らないから勝てないのだろうか?
前もって決めていた損切り位置で
躊躇せずに損切ることができない
前もって決めていた利益確定方法で
利益を確定させることができない
手法がわかっているのに、ルールを守れないのは
自分に原因があるからとは考えないのだろうか。
何か方法があると思うから、
違う方法を試さないとだめかもしれない
他の人はどうやって利益を上げているのだろう
このブログの人はこうやって利益を上げている・・・
こっちのブログの人はこういう風にやっているのか・・・
で、ブログ巡りを死ぬほどやって
得られたものはあるのか?
他人の結果に翻弄されて、
何か得られるものがあったのか?
一体どれだけの時間を
ブログ巡りに費やしているのか
認識しているか?
余計な情報はもう見ないほうがいい。
私のブログも含めて。
一つの手法を持っているのならば
それだけに専念すべき。
他の情報を入れてはいけない。
必要なのは自分がどういった決断、
行動をしたのかを
しっかりと把握すること
自分の行動を見つめ、
その結果を受け入れる。
言葉にすれば簡単なことだが、
いざやってみると目を背けたくなる。
自分と向き合うことがつらくて、
放棄してしまう、
そのほうが楽。
でも、そこを乗り越えることができれば
想像以上のものを手に入れることができる。
しかし、ほとんどの人はできない。
ほとんどの人ができないことを、
自分は乗り越えてやろうじゃないか!!
と思わないか?
参考記事:情報を得て知識を増やす
トレンドに乗って大きく取らなければ勝つことはできないのか
毎日コツコツ小さな利益を確実に取っていく方法では勝てないのか
私はどちらも勝てる方法だと思う。
ただ、解釈を間違えるとどえらいことになる。
『毎日コツコツ 10pipsとっていけば 簡単♪簡単♪』なんて思ってやしないだろうか?
私はどちらかというと
『トレンドに乗って大きく利益を確保すれば トレードなんて 簡単♪ 簡単♪』
という表現のほうがいいんじゃないか?と思ってしまうほうだ。
毎日コツコツ小さな利益を確保しましょう、何て言われると
『あ~ そうだなぁ なんだか その方が簡単そうだ』って
納得させやすいから言っているだけなんだろうと思っている
コツコツとっていくということは勝率が高くなければならない。
勝率を高くしようと思えば高いエントリー技術を身に付けなければならない
大きく利益を取ると言うことは
一度利益が乗ってしまえば後はほったらかすだけでいい。
必要なのは我慢するだけ
エントリー技術はまぁそこそこつければいい。
こう説明されればあなたはどちらが簡単そうに思えるだろうか
トレードは普通に考えていては勝てない
普通に考えて『こっちなら簡単そうだ、楽そうだ』と判断できるものは
基本的に間違っている。
その逆をやらないとダメ。
まぁ 大きく取る方法も コツコツ取る方法も
どちらも同じくらい難しいんだけどね
そこんとこは理解しておくように。
「あぁ、この後はこっちの方向に動きそうだな。」
いつも同じ目線で相場を見ていると、だんだんと相場の流れというか、
クセみたいなものが感じられるような気分になることがある。
相場と一体感を感じられるとき、
不思議と連戦連勝になり、
そうなることが当たり前という心境になる時もある。
まぁ そんなものは大体錯覚なんだろうが。
少し勝てるようになったからといって
自分の相場観のようなものを持ち出し、
トレードを上手に、楽にこなそうと思ってやると
とんでもないことになる。
それまで、自分のルールに忠実になっていたおかげで
相場から利益を恵んでもらっていたにもかかわらず
自分がトレードがうまいから、
自分の判断を入れればもっと利益をとることができるだろうなどと考えて。
利益を恵んでもらえたのはルールに忠実だったから、という理由を
決して手放してはいけない。
自分の相場観は正しいから、ルールに反映させよう!
なんて思ってはいけない。
十分に勝たせてもらえて、感謝の気持ちを持っていれば
自然と相場観なんてのはルールに反映されていくから。
順張りが良いと言う人もいれば
逆張りのほうがいいだろ?と言う人もいる
伸びる限りトレンドについていくべき!と言う人もいれば
細かく利を取っていく方が勝ちやすいでしょ?と言う人もいる
勝率を重視するな!と言う人もいれば
勝率が高くないと勝てませんと言う人もいる
それぞれ言ってることが違うのに皆勝ち続けられているという不思議
彼らに共通することは、ルールを変えないということ
小さな利益をコツコツと積み上げるルールを自分で選択しているのに
『このブログでは今日は100pipsも獲得している!!自分のやり方は間違ってるのかなぁ』と悩み
勝率は低いがたまに取れる大きなトレードで利益を取るトレードを自分で選択しているのに
『この人は今日は20pips取れたんだ、俺はマイナスだったのに』と人の利益を羨む
自分を持たない奴が相場で生き残れるとでも思っているのか?
満足できるルールなんてない!!あきらめろ!!
車を運転したいなぁと思えば
『無免許で運転方法も知らないけれどとりあえず車を買って街中を運転してみよう
乗っていれば交通ルールや運転方法をそのうち覚えて上手くなるだろう』と思うだろうか?
それとも
『交通ルールや運転の仕方を知らないから運転免許を取りにいって覚えよう
無免許運転はとても危ない』と思うだろうか?
飛行機を操縦してみたいなぁと思えば
『とりあえず実際に飛ばしてみれば操縦方法を覚えながらうまく乗りこなすことができるようになるだろう』と思うだろうか?
それとも『パイロットになるためにはどんな勉強をしてどこの学校にいけばいいのだろうか?』と思うだろうか?
医者になりたいなぁと思えば『とりあえず病人を連れてきてみよう
盲腸だったらよく聞く病気だし手術をやってみれば自分でも治せるだろう』と思うだろうか?
それとも『医者になるためには凄く知識が必要そうだなぁたくさん勉強しなければ。
レベルの高い大学に入る必要がありそうだ』と思うだろうか?
トレーダーになって稼ぎたいなぁと思えば『とりあえず資金入れてトレードしてみようかな
ものすごく稼いでる人もいるみたいだしやっていればルールも覚えて稼げるようになるだろう』と思うだろうか?
それとも『トレーダーって稼げるみたいだな。普通に考えると稼ぐというのは難しいことだから
たくさん勉強しないといけないんだろうな。稼げる方法を勉強してやり方を確立してみよう』と思うだろうか?
なぜかトレードにおいては前者の考え方が普通だと思う人が多い
そして、その考えがおかしいとは少しも思わずにいる
免許制ではないから?
で、あなたの考えはどうなんだ?
やりながら稼ごうとするな
ルールを覚えながら稼ごうとするな
自分でもわかっているだろ?
今のままじゃだめだとだめだとわかっていてずるずるやっているなら
勇気を振り絞ってトレードを中止せよ
このままではただただ資金をすり減らすだけで
トレードしている時間すら無駄になる
今までずっとルールを覚えながら稼ごうとして稼げなかったんだろ?
一ヶ月くらいデモトレードに変えたってそんなに変わらないんじゃないか?
資金が減らない分ましなんじゃないか?
このままでは勝つことすらできない
勝てないから枚数すら増やせない
無理に枚数を増やすものならすぐに資金が底をつく
そんな悪循環を今すぐ断ち切れ!
私はデモトレードをしているからという人、そこで安心しちゃだめだ
いつまでデモトレードをするつもりだ?
いつになったら資金を入れられる?
そこまでちゃんと考えているか?
一つ一つのトレードを真剣にやっているか?
焦る必要は全くないが、資金を入れる時期を決め
それに向けてやる気を出していくことも大事だ
その方がワクワクしないか?
自分を信じることができなければ勝てるトレーダーにはなれない
自分を信じる、というのはどういうことか
レートがこれからどちらに行くのかが分かるから
自分を信じてエントリーする、損切りをする、あるいは利益を確定する、
ということではない
このチャートパターンはこの方向に行く確率が高いと分かっている自分を信じて
エントリーする、損切りをする、あるいは利益確定をする、ということ
確率的に考えればトータルでプラスになる、というトレードを
頭と体で覚え、
それを躊躇せずに実行できるという自信を持ち、
これを信じるということである
『高確率トレード』
この言葉を聞けば誰だってワクワクしたり、
ものすごく素晴らしいイメージを持つと思う
確かに、確率の高いトレードをするならば
気持ちに余裕が持てたり、
安心してトレードできるという部分があるかもしれない
実際、高確率トレードで
利益を出し続けることができている人もいるだろう
しかし、今現在あなたが利益を出せるトレードが
できていないのならば
高確率を求めたとしても失敗に終わるか、
あるいは勝てる「手法」を長い期間探し続けることになるだろう
これは「そんなバカなことを自分がしてる訳がない!」と
気づかずに追い求めてしまうのでやっかいだ
なぜ高確率を求めようとするのか、
それは損切りが嫌だから、
一度掴んだ利益を手放したくないから
自分のテクニカル分析は絶対に間違っていない!と
思い込んでいるから
(これもまた知らず知らずに思い込んでいるため、
自分では気づくことができない場合が多い)
高確率トレードを追い求めていると気づくためには
どうすればいいのか
・エントリーするのが怖い
・損切りに引っかかるのが怖い
・一度乗った利益が少なくなるのが腹立たしい
・一度は利益になったのに反転してしまい
損切りになると悔しくて仕方がない
・ポジションをホールドしていることが非常に苦痛に感じる
こういった感情が沸き上がっている間は
高確率トレードを
無意識のうちに探し回っていると思ったほうが良い
それならばこれに対処する方法はあるのだろうか?
上昇ブレイクアウトならば高値を越えた瞬間にエントリー
(下降はその逆)
逆行したら決めておいた損切り位置で決済、
順行して利確ポイントまで来たならそこで決済
(途中で反転しかけてもエントリー前に決めていた損切りポイント、
利確ポイントまでいかなければ保有し続ける、
つまりエントリーした後は最初に決めた損切り位置か
利確位置にくるまでポジションをいじらないということ)
損切りした後に再上昇(下降)してブレイクしたら再度エントリー
逆行したら同じように損切り、
順行すれば決めておいた利確方法で決済
とにかくこれを繰り返してやってみる
レンジならば反転を確認した瞬間にエントリー
最初に決めた損切り、利確位置のどちらかにたどり着くまで
ポジションをいじらない
損切りになってもまた同じような形になれば再度エントリーする、
を繰り返す
押し目買いなら押しが入って上昇した瞬間にエントリー
(戻り売りはその逆)
同じように損切りか利確ポイントにたどり着くまで保有する
騙しに合っても再度チャンスがくれば即エントリーする、
そして繰り返す
これをデモ口座、あるいは最小単位(できれば1000通貨単位)でやってみる、
そして繰り返す
20トレードほど記録がたまったら、それを検証してみる。
利益になるのが多かったパターン、そうでないパターン、
自分が得意な場面を見つける
高確率トレードを探す前にとにかくこの方法を実際にやってみる
損切りをする行為、利確する行為、あるいはホールドしている最中
これらに対して一喜一憂することがいかにくだらないことか!
ここで忘れてはならないことは、
最初から利益は出せないということ
だからデモ口座で始める方が良い
ただし、デモ口座で利益を出すことができたとしても
実際に資金を入れてトレードすることとは
プレッシャーの度合いが全く違う
だからリアル口座では最小単位から始める必要がある
楽があるから苦がある
苦があるから楽がある
両方とも持たなければ、
楽はなくなるが苦しむこともなくなる
無になる
利益が出ても喜ばず
損切りとなっても悲しまず
ただただルール通りにトレードできたのかどうかということだけに集中する
この『ルール通りにトレードできる』ようになるまでという過程は
ものすごく難しい
これを確率的思考というが
確率的思考を身に付けるということは
今までの人生で学んできた、体験してきたことを
全否定するようなものであるために大きな苦痛を感じ、
とてつもなく難しく感じる
あるいは、
ある時はランダムに、またある時は規則性を持っていると感じるチャートを前にすると
それがあまりにも単純すぎる思考であるが為に
逆に難しく考えざるを得なくなるということが起こる
もしかすると幸運な者は、
それをあっさりと理解し
なぜこんな簡単なことがみんなわからないのかと
不思議に思うかもしれない
相場が自分の都合の良いように動いてくれるだろうか、
上がれ~上がれ~と念じれば上がっていくだろうか、
自分の取ったポジションをじっと見続けていれば
自分に有利な方向に動くのだろうか
自分ができることはエントリーできる箇所を探し、
利益確定、あるいは損切りのポイントにきたらエグジットする、
ただそれだけ。
チャートを見て、よくわからないのならポジションをとらなければ良いだけ。
分からないときはじっと我慢するという忍耐は必要。
なぜエントリーできるまでじっと待つことができるのか、
なぜエントリーしたあとに値動きに翻弄されず
エグジットすべきポイントまで冷静でいられるのか
なぜわからないときは余裕ぶっこいて
相場から離れていられるのか
検証に検証を重ねることで、
「あ~ こんなとこで入ったってとれるわけねーべ。
こんな時はトレードしないほうが賢いというもんだ」
という判断ができるようになり、
エントリーした後も
「上にいこうが下にいこうが関係ない。
ルール通りにやってればトータルで勝てるんだから」と
余裕の気持ちでいることができる。
結局、もがき苦しんだって意味がない、
意味がないなら苦しむ必要もない、
ということがわかってくる。
相場がどちらに動くかはわからないが、
どちらに動いたとしてもその結果がわかっている、
という心理的状況にある。
利益になっても「ふ~ん そっか」
損切りになっても「ふ~ん そっか」
この辺りの気持ちがわかるようになるためにするのが検証。