あなたはパチンコをしたことがあるだろうか?
最近はパチンコも下火のようだが
全盛期はパチンコで稼いで生活していた人も多かった。
パチンコとトレードには共通する点があると感じる。
パチンコではこんな状況になることがよくある。
当たりがこないからと違うパチンコ台に移ったら
それまで自分が打っていた台に知らない人が座って
千円目で当たりを引かれてしまう。
これは、トレードでいうところの
『さっきまでチャートを見ていたのに
動かないからとチャートを閉じて、もう一度開いたときに
大きく動いていて「あのまま見ておけば・・・」と
利益が取れそうだったところを発見して落ち込む。』
こんな状態に似ているだろう。
こんな状態に出会った時に、そのあとどう行動するかで
稼げるか、稼げないかの差が出てくる。
パチンコで稼げない人の行動は・・・
・頭に血が上って手あたり次第いろんな台を打ち続ける
・今打ってる台に固執して当たりがくるまで、金を入れ続ける。
・金がなくなったらキャッシングしてでも台を打つ。
トレードで稼げない人の行動は・・・
・普段はやらない他の通貨を手あたり次第トレードする。
・とにかくこれ以上もっと動いてほしいと追いかけエントリーする
・いったんエントリーした後は損切せずに頑張る。
稼げない人の行動は分野が違っても一緒なんだということがわかる。
はたから見れば『なんてバカな行動!』と思っても
やってる本人は気づかない。
これは普通だから、しょうがないといえばしょうがないことなんだが。
じゃぁこうならないようにしようよ、ということなんだが、
そのためには日ごろから訓練しておく必要がある。
自分自身をコントロールする訓練だ。
具体的には、
一度約束したことは絶対に破らないとか
「~しようかなぁ」と思っていることを、普段ならやらないことが多いけど
思い切ってやってみるようにしていくとか
部屋を常に清潔に保てるように日々努力するとか
そんな簡単なことから始められる。
読者様から頂いたお手紙にこんなことが書いてあった。
『世の中を冷静に見つめ、したたかに生きるという
日頃の訓練の必要を感じました。』
『ロバートキヨサキ流に言うと「現在の自分の立ち位置がEでも
BやIになったつもりで世の中の動きを捕らえる感じ」ですかね?』
まさしく、その通りだなぁと思う。
年末になって、トレードもひと段落。
最近の自分のトレードを振り返ってみて
「下手くそだなぁ・・・」と少し自己嫌悪におちいりながら、
ずいぶん昔のトレード記録を引っ張り出してみた。
するとそこには今よりももっとヒドイ
トレード記録がずらっと並んでいる。
・どう見ても売りしかないやろ?という場所で
売りと買いを交互に行い損切の大量生産
・どれがどの時間足なのかわからないようなチャートを記録している
(後から見た時にスグにチェックできない)
・そんなところで利確する!?もったいない・・・
・トレードしすぎやろ!!ポジポジ病発症しすぎ。
そのほかもろもろ
今でこそ、自分の過去のヒドイトレードを見ると
「あぁ、ここが悪かったんだな、
ここを修正すればもっと早く成長できたのに」
そうスグ判断できるが
当時は何が悪いのか全くわからなかった。
いや、悪いとすら思っていなかった。
悪いことが悪いと自分で気づいていないから
わかるはずないんだよね。
悪いと思っていないから、人に聞こうともしない。
ちょっと聞けばスグに解決することなのに
それがわからない。
この辺、結構大きな問題だ。
商材とか買って、サポートついてるんなら、使い倒すべき。
「サポートする人が、忙しそうだから、ちょっと控えようかな・・・」
そんなことは思わずに、ガンガン使い倒さないとダメ。
お金払ってるんだから、その権利はあなたにある。
権利は使わないとイミがない。
「ちょっと、頻度が多いんで抑えてもらえますか?」
そう言われてから抑えればいい。
トレードで勝ちたいんだろ?お金を稼ぎたいんだろ?
神経図太くならないと稼げないよ?
ふつうの感覚で考えてたら
トレードで利益上げるなんてできない。
ふつうの感覚を越え出したら
トレードで利益を上げられるようになる。
・・・でも、「相手を想ってサポートを使い倒さない」
そんな奥ゆかしいところが日本人のいいところでもあるよなぁ。
トレードって、本当に難しいなぁと思う。
何が難しいかっていうのは『自由すぎる』ことだろう。
やろうと思えば何でもできる。
ナンピン、ストップなし、ハイレバ・・・etc.
やっていいのか?悪いのか?
ふつうはやってはいけないだろう。
やったら、多分、いや確実に資金が吹っ飛ぶだろう。
しかし、実はこれらは強力な武器にもなる。
じゃぁ、この強力な武器はいつ使えるようになるだろう?
それは、自分自身をコントロールできるようになってから。
自分自身をコントロールできないのに、
「早く、稼ぎたい、とにかくお金が欲しい」
そんな理由だけでこれらの強力な武器に手を出してしまうから
あっという間にやられてしまう。
それでは自分自身をコントロールするためにはどうしたらいいのだろう。
それは、単純に相場を勉強すればいい。
相場の仕組みを勉強して、いろんなことを覚える。
「こうなったらこう動こう」、そんな考えがスッと出てくるまで勉強する。
まぁ、言葉で言うのは簡単だが
実際に行動に移すとなると意外と難しい。
なぜなら、まずは出発点から間違っているから。
そもそもあなたはなぜFXを始めようと思ったのだろう?
それは「お金が欲しいから」という理由しかない。
「FXをすればお金が増えるらしい」
そんな考えで、とにかくトレードしようとするから、
いつまでたっても技術が身につかない。
いつまでたってもお金を増やせない。
トレードでお金を増やしたいならば、
まずはお金が減る練習をしなければならない
ここが、まずはわかっていない。
わかっているようで、ゼンッゼンわかっていない。
ここがわからなければ、損切ができないし
利益を大きくとることもできない。
でもね、これがまた大変なことなわけよ。
頭でわかっていても体に染みつかせるためには
相当な頑張りが必要。
いや、「頑張っちゃいけない頑張りが必要」といったほうがいいのか。
私は頑張って頑張ってようやく手に入れたから
「大変だ!」と感じてしまうけれど
色々と勉強しているうちに、「そんなに大変でもないかもしれない」
という考えも出てきた。
多分、発想の違いなんだろう。
自営業とサラリーマンの考えの違いという感じ?
私が思うに、自営業の人の方がトレードに対してそれほど悩まずに
利益を上げられるようになった人が多いんじゃないのかな?
どうなんだろう。
自営業とはいっても、その中でも、業績が大きく上下する商売のことだけど。
このあたりを最近色々と考えているんだが、なかなかうまくまとまらない。
何か、こう、うまいやり方が考え出せそうなんだが・・・
う~ん、「なるべく簡単にトレードできるように」
そもそもこの考え自体が間違ってるのかもしれないが
考える価値はあるはずだ。
何か考えが出てきたら、報告するから
それまで地道に頑張ってくれ。
前回記事
FXで勝つために必要なことをまとめてみた1の続き
第4のポイント 資金管理
『資金管理がしっかりしているだけで勝てる』
と言う人がいるほど、資金管理は大切だ。
「1トレードでの最大リスクは資金に対して2%まで」
ということが一般的に言われている。
これはどういうことかというと
100万円の資金があるならば
1回のトレードで2万円まで負けていい、ということだ。
人によっては1%以下に設定する人もいる。
当然、複数のトレードを一度に行うこともあるだろうが
その場合でも資金に対する損失は
5%以下に設定する方がいいだろう。
それにしてもなぜ資金管理がこれほど重要なのだろうか。
それはやはり「感情」に影響する部分が大きいからだろう。
もし、一回のトレードで資金の三分の一を失うとすれば
取り返すチャンスは二回しか残っていない。
あるいは、証拠金不足となってしまって
一回のチャンスしか与えられないかもしれない。
少ないチャンスで利益を上げようとすれば
かなりのプレッシャーがかかる。
プレッシャーを抱えたままトレードすれば
焦ってトレードしたり
判断ミスを誘発することにつながりやすい。
だから資金管理は重要なのだ。
『20回連続で損切りになったとしても
まだまだトレードできる資金が残っている』
そんな安定した心理状態を作るためにも
資金管理を徹底しておく必要がある。
もちろん、感情面からのアプローチだけでなく
単純に、
「トレードできる回数が多く残っていれば残っているほど
利益を出せるトレードの確率もそれに比例して高くなるから」
という考え方もできる。
【資金管理】 枚数を調整する
さらに繊細な資金管理を行うことにより
あなたのトレードを有利にさせることができる。
例えば、
・エントリーの場面において分割してエントリーする。
一度のエントリーで成功する確率は低いのだから
分割してエントリーすればいいじゃないか、という考え方。
それから
・最小単位でエントリーを探る。
エントリーで緊張してしまうようであれば
最小単位でとりあえずエントリーしてみる。
そうすれば、ポジポジの欲求を満たすことができ
トレードに対して冷静になれる。
損失となっても気にするほどの損失ではないので
安心してトレードすることができる。
何度かエントリーしてみれば、
相場の流れを感じることができるかもしれない。
ただ、あまり慣れていないうちにこれをやると
混乱してしまうこともあるようだ。
利益確定の時に枚数の調整をすることもまた、
心理的に有利になる。
『三分割の利食い』が有効であるということは有名だ。
・少しでも利益になったら1/3を利食う
『利食いたい!』という欲求を満たす。
・最初の目標にたどり着いたらまた1/3を利食う
『ある程度の利益をもう獲得したい』という欲求を満たす
・残った1/3は利益を最大限に伸ばす
『もっと利益が大きくなるかもしれないから
まだ保有しておきたい』という欲求を満たす
ということで、FXで勝つために必要なことは
・相場の環境認識
・トレード手法の確立
・(確実な損切)←トレード手法の確立に含まれる
・資金管理
この三つのポイント(+確実な損切)ということになる。
あなたは若いだろうか?それともそうではないだろうか?
若ければ若いほど、トレードで有利に振る舞えるだろう。
トレードはあなたが思っている以上に単純だ。
トレードというのは
不利になったら早めに撤退。
有利ならばガンガン攻める。
単純にこういうことだ。
もちろん、相場の動きを把握することは必要だが
そんなもの、ちょっとお金を出しさえすれば
スグに学べる。
もしあなたが必死になって
自分の力だけで「勝てる方法を探している」のならば
一度立ち止まって
よく考えたほうがいいかもしれない。
節約と投資をはき違えてはいけない。
まぁ、そんなことはともかく
「なぜ若いほうがトレードに有利なのか?」
ということだが、それは
『リスクに対する恐怖度が違うから』
ということになる。
10代、20代ならば、たとえ失敗したとしても
やり直す時間はおおいにある。
いくらかの借金を背負ったとしても、まぁ頑張れる。
しかし、30代、40代、50代
あるいは60代以上になってくると
だんだんとリスクをとることが怖くなってくる。
そして、それがトレードにも反映される。
どうしてもリスクを嫌う傾向が
大きくなってしまうということだ。
ここでいうリスクを嫌うというのは
単純に「損切がイヤ」と
認識してしまっているということだ。
「損切=リスク」と思っている以上
損切を嫌がってしまうし
恐怖を感じてしまう。
しかし、こんな風に
間違った認識を持っていたとしても
若ければ若いほど
リスクに立ち向かう力が強いから
リスクという壁を意外と簡単に乗り越えられる。
しかし、年齢を重ねていけばいくほど
リスクに対する恐怖は大きくなるから
若い人と比べると、そうでない人は
壁を乗り越えられなくなる可能性のほうが
高くなってしまう。
なぜ、こう思うのかというと
お悩みの相談メールを頂いたときに
若い方ほど成長が早く
そうでない方ほど長い期間悩んでしまう
という傾向があるからだ。
だから、この考えは
あながち間違ってもいないはずだ。
そこで、ある程度の年齢を重ねた方が
どうすればこの壁を乗り越えて
トレードで利益を上げ続けられるようになるのか
ということだが
まずは必死になって勉強するということだ。
学生時代に戻った気持ちで、『勉強』のように
『トレードを勉強する』ことが必要。
「トレードを勉強ねぇ・・・
でも今更、そんな勉強したって・・・」
そんなことを考えてはいけない。
医者や弁護士は必死に勉強して、ようやく
年収1000万以上の地位を手に入れる。
天才・秀才でなければ必死に勉強するのが普通だ。
トレードだって同じこと。
他人より多く稼ごうと思うならば
まずは、それなりに必死に勉強する必要がある。
不利な立場にあるならば、なおさらだ。
ただ、トレードの勉強で気を付けなければならないことは
受験勉強のようにやみくもに勉強すればいい
というわけではないということ。
トレードを学ぶにしてもきちんと順番がある。
その順番が正しければ正しいほど
時間をムダにせずに済むし
遠回りしてしまわずに済む。
過去記事にそういった記事を書いているので
見て頂ければと思う。
具体的に、どういうことがわからないのであれば
コメントなり、メールなりして頂ければと思う。