FXで勝てないのはテクニック不足だからだろうか?
デモトレードで勝てているならテクニックは
十分身についているのではないだろうか?
デモトレードとリアルトレードには
大きな壁が存在することに気づいたら
どうなるだろうか?
デモトレードとリアルトレードのギャップは
どうすれば埋められるか?
その方法はたった一つ。
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自己コントロール力を磨く
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自分の行動を少しづつ変えて自己コントロール力を
鍛えればトレードがうまく回り始めるだろう。
私がトレード初心者だった時代、トレードを
軽視していたときがあった。
なぜ軽視していたのか?
トレードは家の中で独りぼっちでやることが多い。
相手はパソコン画面。
なんとなく対等な関係、いや『パソコンの方が
私より下』という気持ちが強かった気がする。
「どうにかすりゃぁ組み伏せるだろう」
みたいに思っていた。
「トレードは難しくない。カンタン。ラクに稼げる。」
思考的にはまちがった考えではないが
それが違った方向に向いていたんだ。
「手を抜いても稼げるだろう」と思ってた。
たとえば・・・
・テレビを見ながらトレードしても勝てるだろう
・ゲームしながらトレードしても勝てるだろう
・お酒を飲みながらトレードしても勝てるだろう
・ちょっとくらい体の調子が悪くても勝てるだろう
そういう状態で『勝てる時もあった』から
ダメなことだとなかなか認識できなかったんだ。
あるいは、「FXはカンタンに稼げるよ」と
煽るようなさまざまな広告を見たことによる
記憶の刷り込みが起きていたのかもしれない。
FXはいわば「世界大会」のようなものだ。
世界中の人がそれぞれの通貨を
一喜一憂しながら取引している。
その中の一人だという想像力が私には
足りていなかった。
例えば
「ゴルフの世界大会に出場する」
「マラソンの世界大会に出場する」
「野球の世界大会に出場する」
そんな選手と同じ状態にいるってこと。
世界大会に出場するのにお酒を飲みながら
試合に出て勝てると思う?
ちょっとくらい体調が悪くたって
勝ち進むのはカンタンだと思う?
「いいえ、あやなさん、そんな人は
スグに予選敗退してしまうでしょう」
そうだね。
あなたのいうとおりこてんぱんにやられるだろう。
トレードの世界もこれと同じだったんだ。
そう考えると、「もっと真剣にFXに
取り組まなきゃならないな」って気持ちに
ならないだろうか?
・トレードする時はテレビを消して集中する
・ゲームや雑誌を見ながらとか、他のことを
やりながらトレードしないようにする
・お酒を飲んでトレードするならトレードせずに
お姉ちゃんの店に行った方が100倍マシ
・身体の調子が悪いなら正常な判断はできない。
休養に全力を注ぐべし。
ある日のトレード・・・
「最初のトレードが損切。
マイナス20pips。
ザンネン。次に期待しよう。」
「ありゃ、次も損切・・・
またマイナス20pips」
「今日は調子が悪いな。
また損切マイナス20pips」
「最後に100pips。
トータルで40pipsの利益!」
ばん回できるなら損切は
何度だって大歓迎だ。
別の日のトレード・・・
「マイナス20pipsの損切」
「おっと、二連続で損切マイナス20pips」
「あれ?ばん回したいのに動かないなぁ
10pipsの含み益は出ているんだけど・・・」
結局手に入ったのは10pips。
「トータルでマイナス30pips。」
この二つの日には決定的な違いがあった。
『ボラティリティ』
※ここでいうボラティリティとは
値動きの変動幅のこと
何度損切してもラクに勝てる日がある。
ボラティリティが高い日。
1、2度の損切でばん回不可能になる日がある。
ボラティリティが低い日。
ボラティリティが高ければ全てのテクニカルは
高確率で信用できる状態になる。
テクニカルが上を向けば買っていれば勝てる。
下を向けば売っていれば勝てる。
赤子の手をひねるほどラクにトレードできる。
しかしボラティリティがなくなったとたん・・・
テクニカルが上を向いて買えば損切。
下を向いて売れば損切。
それならばとテクニカルとは反対の売買を
したところ、ことごとく損切。
売ってもダメ、買ってもダメ、
持っていてもダメ。
どうにもならない。
「テクニックさえ身につけば
勝てると思ったのに・・・」
大事なのはテクニックよりも
トレードができるかどうか。
『ボラティリティ』が大切だった。
テクニックが不必要ってことでは
なくて、テクニックより重要視した
ほうがよいポイントがあるよって話。
大きな利益が手に入るエントリーとテクニック
についてだが、どうすればいいかというと
価格が上昇しているときは買い
価格が下降しているときは売る
それだけであなたは大きな利益を手にできる。
このやり方をトレンドに乗るトレンドフォローと呼ぶ。
順張りトレードと呼ぶこともある。
トレンドフォローの具体的なエントリーポイントを
チャートで見てみよう。
(クリックで拡大できる)
赤いライン=SMA20
(20日間に設定した単純移動平均線。
ローソク足20本分の価格の平均値)
青丸=赤いラインにローソク足が近づいているポイント
青丸のポイントは
「価格が平均値まで値下がりしてますよ」
という合図になる。
このチャートは『価格がドンドン上昇している上昇トレンド』
だから、価格が下がった時は安い値段で買える『買い時』になる。
つまり、上の図の青色のポイントが
お得に買える買いのエントリーポイントになる。
大きな利益を上げられるエントリーの条件:
ステップ1:
SMA20(赤いライン)が上昇しているのを確認する
ステップ2:
上昇しているSMA20に価格が近づくのを
確認して買いエントリーする(水色のポイント)
上昇トレンド中なら価格はどんどん上がっていくから
その流れに乗るってこと。
利益確定ポイントはどこ?
利益確定は価格がSMA20を割り込んだポイント(黒丸)
SMA20(平均値)より価格が下がっているから
「もうこれ以上価格は上がらないかもしれない」
と考える人が多くなるポイントの一つ。
もちろん、さらに上昇していくこともあるけど
上昇の流れが弱まっているとも考えられる。
半分くらいの人は「SMAを割り込んだから上昇トレンドが
終了したかも」と判断することが多いから、あなたも
同じようにここを決済ポイントにすればいい。
このチャートならエントリーチャンスが4回現れている。
4回中1回でもエントリーしたいところだ。
もちろん4回すべてエントリーしてみてもいい。
損切ポイントはどこ?
損切になったときのチャートを見てみよう。(クリックで拡大できる)
①の青丸でエントリーしたけど
②の赤丸で価格がSMA20 を割り込んでしまった。
ここが損切ポイントになる。
「えっ?そこで損切するの?持ち続けていたら
ドンドン上昇しているのにもったいないよね?」
と思うかもしれない。
では、次のチャートを見てみよう(クリックで拡大)
青丸で買って「戻るかもしれないから~」とSMA20を
割り込んでも損切せずにいたら「ずーっと下がりっぱなしで
大損こいた!」って場合もあるからね!
①で買って②でSMA20を割り込んだら
やっぱり一度損切をしたほうがお得だろう。
さらに上昇するなら③のポイント辺りで
また買いなおせばいいわけだ。
ちなみに、売りの場合はこのチャートを上下
逆さにして同じように考えればいい。
利益幅や損切幅は、使う時間足の種類で変わってくる。
5分足を使うなら損切幅5pipsで利益幅10pipsとか
1時間足なら損切幅20pipsで利益幅50pipsとか
そういう感じになるだろう。
今日のやり方はどの通貨でもどの時間足でも
通用するやり方だ。
過去のチャートを使って実際にチェックしてみると
このやり方が有効なテクニックだなとわかるはずだ。