レンジ相場をどうやって乗り切るか?

「レンジ相場」という相場の状態がある。

レンジ相場の乗り切り方についてなんだが・・・

 

その前に、レンジ相場とはどんな状態か?というと

一定の幅で上下動している状態。

 

レンジ下限で買っている場合、だいたいが

「価格が上昇したっ 前回高値を越えてくれっ

 あっ、価格が勢い強く上昇しそう! このままブレイクするかも!?」

と見えた途端に反転して下落していったりする。

 

レンジ上限で売っている場合は、

「価格が下落したゾ!前回安値を下げていくかな?

 おー、すごい勢いで下がってく!これはブレイクしそうだな!」

と感じた途端に反転して急上昇していったりする。

 

つまり、買っていても売っていても

「自分が有利な方向に(上限や下限を突っ切って)

 ドンドン進んでいきそうだ」

つい思ってしまうような動きが発生するってこと。

 

だから利益を伸ばそうと思って欲張って持ち続けると

いつの間にか利益が少なくなってしまう。

 

さらに「もう一回反転するだろう」という甘い考えで

保有し続けたら、マイナスの方向にブレイク(突破)

していって、損失をこうむってしまう。

 

こういうのを経験したら

「上限下限に到達したら、即、利益確定の

 決済したほうがいいな」と考え始める。

 

それで、上限下限に到達して即利益確定した途端に

【持っていれば利益になった方向】にスゴイ勢いで

進んで行ったりする。

 

その結果、

「ああー なんで即利益確定しちゃったんだろう!

 持ってりゃよかったのにぃぃぃ」と後悔する。

 

コレを経験すると上限下限で即決済するのが

イヤになって最初の状態

(ブレイクするかも?と期待する状態)に戻る。

 

で、結局うまくいかない、なんで~?って

いうのを繰り返すハメになる。

 

じゃあ、こういうレンジ状態の相場を

どう乗り切ればいいのか?という話だが

 

それほどムズカシイことではない。

 

・レンジ相場の可能性が高い状態かどうかをチェックする

 

・レンジ相場の可能性が高いときは

 上限、下限到達で即決済すると決める。

 

・ブレイクしていく可能性が高いときは

 損切り覚悟、あるいはプラマイゼロ覚悟で

 ブレイクするまで保有すると決める。

 

とやっていけばいい。

 

「なるほどー。そうすればいいんですね!

 でもレンジ相場の可能性が高い状態かどうか

 っていうのはどう判断すればいいんですか?」

 

それは、環境認識を見れるようにすればいい。

環境認識についてはまた別の機会にお伝えしよう。

日本時間のレンジ相場でラクラクFX

『FX取引をする場合、日本時間ならレンジ相場戦略で簡単に勝てますよ』

 

こんなコトバに惑わされてはいけない。

 

一体何を基準にレンジと言っているのか。

日足を主体としたものなのか

4時間足を主体としたものなのか

5分足を主体としたものなのか

 

『日本時間はレンジ相場の動きになりやすい』

 

ホントウにそんなに単純だろうか?

そんなに単純ならばなぜあなたは勝てないのだろうか?

 

「レンジ相場だと思ったから抵抗線・支持線を抜けても粘ってしまった」

「レンジ相場だと思ったから戻ってくると思ってナンピンした」

 

レンジ相場だとおもった理由は?

 『日本時間はレンジになると聞いたから』

 

そんなトレードをしてしまうのならば

『日本時間はレンジ相場で簡単に勝てますよ』

なんていう情報は耳に入れないほうがよい。

 

日本時間はレンジ相場だから簡単♪

などと言っている人の言うことは

今後一切聞かないほうが良い。

 

たしかに、レンジ状態になりやすい時間帯

ブレイク状態になりやすい時間帯はある。

 

しかし、それは 『傾向』 であり 『絶対』 ではない。

 

「レンジの状態になった時はこうトレードする」

「ブレイクの状態になった時はこうトレードする」

 

その理由ひとつひとつを

あなたが判断できなければならない

 

「日本時間はレンジが多いと聞いたな。

確かに今は、はっきりとレンジの形をしている

これは高確率でレンジ相場だな」

 

「日本時間はレンジが多いと聞いたけれど

今はブレイクしているからブレイクに乗る」

 

こんな判断ができるような情報を得るべき。

 

『日本時間はレンジが多いと聞いたけれど

その時の相場の状態に合わせてトレードするだけ』

それがトレーダーである。

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