FXで失敗続きだった理由は・・・(損切のお話第6話)

『気持ちいいと感じるポイントで

 損切していたから失敗した』

 

塩漬け、損切貧乏を経験した後に

私がたどり着いた結論だった。

 

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第3話

第4話

第5話

 

『身勝手なトレードがあなたを貧乏にします』

 

自分が身勝手なトレードをしているとは

一ミリだって考えたことはなかったけど

トレードするほど負け続けてしまう。

 

最終的に、私は自分の考えを

否定するしかなかった。

 

「私は身勝手だったのだろう」と

考えざるを得なくなっていた。

 

「じゃぁ、一体どこで損切をするのが

 正しい損切なんだろう・・・?」

 

『お金を稼ぎたいとかトレードでいつも

 勝っていたいという考えを捨てましょう』

 

今まではあまり耳を貸さなかったが

しぶしぶながら、なるべく素直にこの

アドバイスに従ってみようと思った。

 

「えーと、このポイントで買いエントリーするとして

 損切はどのポイントになるかな?」

 

冷静な頭でよーく考えてみる。

 

「買う理由は今は上昇トレンド中だから。

 損切する理由は、上昇トレンドが否定

 された時になるのかな・・・?」

 

「ということは、○分足の上昇トレンドラインを

 下抜けしてしまったら、トレンド終了と見て

 そこを損切ポイントにしよう。」

 

冷静な頭でよく考えたトレード計画だったが

このトレードは残念ながら損切に終わってしまった。

 

「あーあ、うまくいかないなぁ。本当に

 このやり方が正しいのかな・・・」

 

あきらめ半分の惰性で続けている

トレードのようだった。

 

『10~20回のトレードをして

 総合的に判断しましょう』

 

「こんなトレード、10回も20回も続けられるかな・・・

 でも、もう他に方法も思いつかないし。。」

 

それから数回の損切が続いた後

ようやく利益の出るトレードができた。

 

「あっ、珍しく利益のトレードになった!

 ワーイ(^^)」

 

久しぶりのプラストレードでうれしくなった私は

そのトレード記録をずっと眺めていた。

 

「『儲けたい』とか『どうしても勝ちたい』って

 考えていたトレードをしていたら、このトレード

 は小さな損切か小さな利益で終了させているな」

 

「今回は、ちょっとした押しをガマンしても

 損切にはかからなかった。」

 

「決めた損切ポイントまで落ちてくるまでは

 決済しないでおこうって持っていたら

 逆にドンドン利益がふくらんでいってる。」

 

このトレード中はずっと、今にも損切に

かかるんじゃないかとビクビクしていたのに。

 

自分の考えとは全く逆の『利益を出す

トレード結果』を手にできたことにおどろいた。

 

損切になるのを怖がったり、

利益になるのを期待するのは

あまり意味がないのかな、と思った。

 

感情と、実際の行動を切り離す

この感覚に初めて触れた瞬間だった。

 

次回に続く・・・

 

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