意外と盲点になってるかもしれないのは、
我慢するということ
チャートを見てエントリーポイントを探す、
探している時間が長くなればなるほど
ポジションを持ちたくなる感情がふつふつと沸いてくる
そういうときにエントリーしてしまうと、
自分の気持ちが追いついてこないポジションになるので
うまく順行してもビビって早々に利確
あるいは損切りに引っかかって感情的になり
その後は・・・・想像できるだろう
わかっているのに、やめられないー
という気持ちも痛いほどわかる
この「トレードを我慢する」という行動が
言うほど簡単なものではなく、
簡単な攻略法なんていうのもないのだけれど
『手を出すことを我慢しなければならないのは何よりも大事なんだ』と
はっきり自分に認識させている人は多いだろうか
ボディビルダーになりたければ きつい思いをして筋トレをする、
筋肉が悲鳴を上げているのを確認しながら
マラソンランナーとして早く走りたいのなら、
きつい思いをして長い距離を走る
練習をするトレーダーとして成功したいのなら、
エントリーポイントでない時には、きついかもしれないが
ポジションを持つことをぐっと我慢する!というのは
当然のことではないだろうか?
そのきつい思いでぐっと我慢している時こそ、
「あぁ 自分はなんて凄いトレーダーなんだろう」と
自分を褒めてあげないといけない。
ドMになれ!
出さなくてもいいチャートに手を出し、
ブレにかかって損切り、
そしてまた焦ってすぐに手をだして損切り
ようやく少しの利益を手にできたとしてもそれで満足できず、
欲が出てまた追撃
そしてさらに損を大きくして自滅。
あぁなんてばかなことをしたんだろうと後悔する。
いつになったらこんなトレードをしなくてすむようになるんだろう?
嫌になるほど同じ経験をして、
その行動がどんなにばかであったかということが
本当の意味で身に染みてわからないと
その行動は終わらないかもしれない
そして、それが分かる頃までに
資金を残しておくことができるだろうか
9割が撤退していく、というのはそういう意味。
チャートが上昇していく場面で、
あ~ どうしようと躊躇し、
見ているとぐんぐん上昇していって、
もうこれ以上我慢できない!と思ってからようやくエントリー、
それを見計らっていたかのように勢いがピタッと止まり、
結局少しの利益しか取れない、
あるいは少しの押しに引っかかり損切りとなる
悔しい!
グーンと伸びたのに取れなくて、
自分は何てバカなんだろう!と思ってしまう
自分を責めるのは自由だが、
自分を責めていれば
次に同じようなチャートで利益にすることができるのか?
それじゃぁ、大きく動いた時に
うまく乗れる人はどういう人なんだろうか、と考えてみる
大きく取れる状況とはいわゆる「ブレイク」が起こっていることが多い
しかし、ブレイクする確率というのは普通は低い
ブレイクだけを狙ってトレードをするということは、
普段は小さな損切りが多発するということ
ブレイクしなくてもあたりまえ、
きっと今回も騙されて損切りなんだろうな、と思いながらも
ブレイクポイントに来たならエントリーするという行動を
常に取っている人だけが利益にすることができる
勝率は低いが損小利大で利益とするタイプのトレード
これとは別に勝率が高く、細かく利を取っていくタイプのトレード、
ある程度の利が出ればそれ以上は追求しないタイプ
このトレードをしているならば、
たまに出る大きな波はとることができないのが普通
どんなに大きく動いた相場であっても
自分が決めていただけの利益が取れれば
それだけで成功ということになる
残りのぐーんと伸びた利益がとれなくても、
ま、そんなもんだよねーと気にしない
この二つのトレードをうまく使い分けることができれば
かなり安定したトレードをすることができる
しかし、最初のうちに二つともやろうとすると
混同してしまいうまくいかない確率が高くなる
なかなか利益が上がらなくて困っている場合は、
自分がどちらのタイプが合っているのかを考え
やりやすい方に集中したほうがよい
GW中のトレードで注意すべきこと
休みだから普段よりもたくさんトレードする時間が取れる!と
わくわくして気合が入っているかもしれない
しかし、トレードは全て相場が基準であり
あなたがトレードする時間が増えたからといって
あなたの思うとおりに相場が動いてくれるものだと思わないほうがよい
もしかするとトレードできないようなこう着状態になるかもしれない
期待すればするほど
トレードができなかった時の不満が大きくなってしまい
手を出してはいけない時に出してしまう
ただ、そういった嫌な経験をしないと
結局は身に付かない、ということも大いにあると思う。
エントリーすることが怖い。なぜ怖いのか
だって、だって、エントリーして損切り(ロスカット)になったら
嫌だもん、怖いもん。。
最大の原因は
利益になったトレード =良いこと、成功
損切りになったトレード=悪いこと、失敗
と思い込んでいるから。
私たちは小さい頃から
ミスをすれば怒られるという経験を多く積んできている。
ミスをするのはダメな人間だからだ、
ミスを犯したらダメなんだ、
小さなミスでも許されない、
ダメダメダメダメ・・・
そんな環境で育ってきたのだから、
ミスは悪いこと、と思うのは当然。
本当は、ミスは良いこと、次のステップへ行くための
一つの過程あって
それを乗り越えていくことこそが大事なんだ、と
教えて貰えれば良かったのに、私たちの殆どはそうでないと。
『損切りは資金を守るための大切な手段であり、
決して悪いことや、失敗ではない。
損切りは避けて通るものではなく受け入れるもの。』
ということを本当に心から理解できればトレードが変わる。
トレードが変わる、というよりも
心の持ち方、気持ちが変われば
自然とトレードに反映されてくるという感じだ。
これがわかるようになるために、理解できるようになるためには
自分のトレードを検証するしかない。多
くの場合は「損切りしなきゃ戻ってた」かもしれないが、
その日は必ず来る
「損切りのおかげで爆死せずにすんだ~~!」という日が。
その時は大いに感謝すること。
心の底から損切りに感謝する。
そうすれば損切りのありがたさが少しづつわかってくる。
もちろん、すぐに効果がでるわけではない。
だんだんと、じわじわとわかってくる。
あれ?もしかして損切りさんって本当はいい人なの?って。
感情トレードをしてしまう、これをどうやって直していけばよいのか、
ポジションに固執しない。
ルールどおりにトレードしていれば
トータルでプラスになるんだということに気づく必要がある
自分のトレードにどんな癖があるのか、
エントリーに失敗してしまうのはどういう状況なのか、
少しのブレでびっくりして慌てて決済してしまうのは
どういう値動きのときなのか、
損切りをせずに放置してしまうのはどういうときなのか
自分がどういうトレードをしているのかということを
冷静な時に、客観的に見る必要がある。
ひどく負けてしまって、
もうそんなトレードなんて二度と見返したくもない!と思っても
腹を据えてじっくりと向き合う必要がある。
そうすればトレードする時に感じていた恐怖や焦りが
どういう時に起きやすいのか、
あるいはどういう時に思わず手が出てしまうのか、
あるいは手がだせないのか、ということが分かってくる。
原因がわかればぼんやりと感じていた恐怖や焦りが
少しづつ少なくなってくる。
あぁ そういうことか、と。
ポジションを保持している時に嫌な値動きになったとしても
慌てて脱出することなく、
冷静にルール通り保持し続けることができるようになっていく。
損切りとなっても、しょうがないな、
また次のチャンスにきちんとエントリーできれば大丈夫だ。
と思えるようになってくる。