移動平均線からの押し目買いが機能しているか

トレード記録を取る時は一緒にチャートを

残しておくと超便利。

 

例えば『上昇している移動平均線からの

押し目買いトレード』を見る場合

 

『移動平均線に価格がタッチしたら

 即買いエントリーをする』

 

こんなルールを採用していたとする。

 

過去の移動平均線からの押し目買いトレード

10回分をチェックしてみる。

 

・移動平均線にタッチした時「本当に上がるかな?」

 不安になって次の足まで確認してエントリーが

 遅くなった

 

・移動平均線にタッチしたら即エントリーできた

 

・移動平均線にタッチしていないのにもうエントリー

 できるだろうと早めにエントリーした

 

過去のトレードをこの3つに分類してみる。

 

で、それぞれ損切になったトレード、利益に

なったトレードにさらに分けてみる。

 

その結果、例えば「早めにエントリーしたトレードは

損切が多い」という結果が出れば次回のトレードは

しっかり確認した後にエントリーしたほうがいいと

わかる。

 

「不安になって次の足まで確認してエントリーした」

このトレードが一番利益になっている場合は

採用したルールそのものが本当に利益が出る

やり方か?を再確認する必要がある。

 

色々な目線で過去のトレードを見ていくと

どんなトレードをすれば利益になりやすいか?

というのが少しづつわかってくる。

 

「そもそも本当に移動平均線からの

 押し目買いは利益が出る手法なのかな?」

 

ギモンに感じたら過去のチャートを実際に

一つ一つ見て確認していけばスグにわかる。

 

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獲得pipsを見るだけでもトレード改善できる

過去のトレードを見るとき、例えば

獲得pipsを見るだけでもわかることは

たくさんある。

 

例えば一定枚数でトレードした結果が

次の通りだった。

 

1回目 +5pips

2回目 -25pips

3回目 +10pips

4回目 -20pips

5回目 +3pips

6回目 +2pips

7回目 +5pips

8回目 +4pips

9回目 +10pips

10回目 -10pips

 

「勝率は70%もあるのにトータルは

 マイナス16pipsになっているな。」

 

「トータルで利益を出すにはどう改善

 していけばいいだろう?」

 

このトレード結果から単純に考えると

獲得pipsが極端に小さいのがわかる。

 

「もっと利幅が狙えるトレードにするには

 どうすればいいか」を考える。

 

あるいは「利益目標までガマンして持ち続け

られなかったトレードをした結果、薄利に

なってしまってないか」チェックする。

 

ほかにも「損切しなければならなかった

ポイントでガマンして長く保有していないか」

チェックする。

 

ルール外の行動をせずしっかりルール通りに

トレードした結果がこれだった場合、本当に

このまま続けても大丈夫かどうかを確認する。

 

例えば、勝率の低いトレードで一回で大逆転

できるようなトレードをしているならこのまま

続行してトレードしてもいい可能性は高い。

 

勝率の高いトレードで少しづつ利益を積んで

いくようなトレード手法ならこのトレード結果では

利益を積むどころか少しづつ損失が増えているから

なにかしら間違っている部分があると判断できる。

前回高値越えは危ないポイントだから避けてしまう

『買いのブレイクアウト』で損切の時は

買ったポイントが最高値になることが多い。

 

前回高値越えでエントリーしたがために

損切になったら思考回路はどうなるか?

 

『前回高値を越えたら買う』という

優位性のあるポイントで痛い目

(損切)に合った。

 

だから

『前回高値を越えたら買う=危ないポイント』

と認識する。

 

利益になるポイント=危ないポイント

 

こんな思考回路が生まれる。

 

そうすると優位性のあるポイント

『前回高値を越えた瞬間』に怖い

という感情が出てくる。

 

前回高値を越えたら買わなければ

ならないのに怖い、危ないと感じるから

それを避けるために確認する行動に走る。

 

そうすると正しいエントリーポイントよりも

ずれたポイントでエントリーするはめになる。

 

ずれたポイントでエントリーすると優位性が

ないから負ける可能性が高くなる。

 

ずれたポイントでエントリーするはめに

ならないように「危ないな」と感じるポイントで

入れるように行動を修正する必要がある。

 

優位性のあるポイントで「怖い」と感じる

経験をしてしまうと正しいチャンスを

「チャンスではない」と感じてしまう

 

初心者の頃はチャンスと正しく認識できたのに

痛い思い(損切)を経験した後は

 

「正しいチャンスを避けたポイント」つまり

「間違ったポイント」をチャンスだと感じてしまうということ。

 

だから「チャンスだと間違った認識をしているところ」で

エントリーせずに正しいポイント(怖いと感じるポイント)で

入れるように行動を修正していく必要がある。

 

トレード記録を見直して冷静な頭で考えると

「なんでこんなところで入ったんだろう。本当は

 もっと早く入らなければならなかったのに」とわかる。

 

あるいは「もっと遅く入らなければ

ならなかったのに」とわかる。

 

これを意識していけば実際にトレードする時に

「ここは怖いと感じるけどチャンスなんだな」と

少しづつわかるようになる。

 

これが分かるためにはまずは勝てるルールを

手に入れて、そのルールに沿ってトレード

しているかどうか?を見ていけばいい。

 

勝てるルールというのは検証された

「利益が出ると分かっている」トレード手法のこと。

 

ブレイクアウト手法を継続できない理由

大勝ちできるトレード手法の一つに

買いのブレイクアウト手法がある。

 

高値を更新したら買うというやり方だ。

 

非常に儲かるこの手法だが、続けるのは

なかなかムズカシイ。

 

買いのブレイクアウト手法を初めて知った時

「高値を越えて即買ったら利益になる」と

思っているからラクにトレードできる。

 

最初のトレードがうまくいけば次の

トレードでも同じように高値越え

即買いできる。

 

しかし失敗(損切)した時から買いの

ブレイクアウト手法にギモンを持って

しまう場合がある。

 

「損切するハメになった!本当に

 このやり方で利益になるの?」

 

多少損切になってもトータルで利益に

なれば高値越え即買いを継続できる

可能性は高い。

 

しかし何度も損切、あるいは連続して

損切になった時、悲劇が起きることがある。

 

「損切に遭遇した!買いのブレイクアウトは

 使えない手法なんじゃないの?」

 

「10連続も損切になるなんて!

 これは勝てない手法に違いない。」

 

ふつうの人ならそう感じてしまうことが多い。

 

『勝てるやり方でも損切になることがある。

 しかも連続して損切になることもある』

 

この考えを理解できていないとすれば

優位性のある買いのブレイクアウト手法が

継続できなくなってしまう。

 

初めて優位性のある手法を知った時は

何の躊躇もなくラクに使うことができる。

 

なのに、少しトレード経験を積んでしまうと

優位性のあるトレード手法を手放してしまう

可能性があるということ。

 

つづく

 

FXで特別儲かる方法を捨てた瞬間

私がFX初心者だった頃、特別に

儲かる方法を手に入れた。

 

『前回高値を越えたらさらに値段が

 上がっていくから前回高値を越えた

 瞬間に買いを入れる』

 

へぇー こんなカンタンなやり方で

儲けられるのかとうれしくなった私は

早速実行することにした。

 

「前回高値を越えた。それっ買い!」

 

買った途端に価格はギューンと急上昇。

一気に含み益となる。

 

含み益が5万~10万になったら決済し

利益を確定させていた。

 

もちろん含み損になることもあったが

しばらく待っていると価格が戻ってくるから

含み損が1~2万円くらいになってから損切した。

 

前回高値を越えたら単純に買うだけ。

 

たったこれだけでみるみるうちに

お金が増えていった。

 

しかししばらくするとこのやり方が

通用しなくなってきた。

 

いつものように前回高値を越えて

買いを入れるのに、入れたとたん

今度は急降下して含み損がドンドン

膨らんでいく。

 

「含み損が少なくなるまでちょっと

様子を見てみるか」

 

しかし含み損が小さくなるどころか

さらにドンドン大きくなっていく。

 

「もう少し様子を見よう」

 

損が大きくなるのが怖くなって

そのまま一晩放置した。

 

次の日に朝一でチャートを確認すると

マイナス10万円になっていた。

 

「えーっ、含み損が大きくなってる・・・」

 

なんとか価格が戻って欲しい。

 

希望とともにポジションを放置することにした。

 

一か月後・・・

 

「ヤバイ・・・含み損が100万越える」

 

ここで怖くなった私はようやく損切を決意した。

 

それ以来私は『前回高値を越えたら買い』

というトレードが怖くてできなくなった。

 

前回高値を越えて買えば利益になる場面でも

怖くてエントリーできなくなったのだ。

 

怖くてエントリーできないから

チャートを見ているだけ。

 

見ていると価格はグングン上昇していく。

 

「あぁー 買っていれば利益になったのに・・・」

 

前回高値越で買えなかった後悔が

大きな塊となって押し寄せてくる。

 

さらにチャートを見ているとまだまだ

少しづつ値が上がっている。

 

「買うチャンスはまだ残っているんじゃ

 ないだろうか?」

 

そんな気持ちが急激に大きくなってくる。

 

「ほらほら、価格はまだ上昇している

 今からでもまだ買いエントリーできる!」

 

気持ちが落ち着いてきた私に

買う勇気が出てきた瞬間だ。

 

『ぽちっとな』

 

思い切って買いを入れた。

 

が、私が買いを入れたところから

ピタッと動きが止まってしまった。

 

「もう少し、粘ってみよう」

 

じりじりと落ちてくる価格を見つめながら

「どうにか上がってくれ」

心の中で祈る。

 

結局私が買いエントリーを入れたポイントが

その日の最高値であった。

 

「やっぱり前回高値を越えてから

 買うのは危ないな」

 

私は『前回高値を越えたら買い』という

優位性のある武器を自ら捨てた。

 

つづく

 

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