「やめてやめてやめて!」
「ギャー!そんなのヒドイ・・・」
チャートを見ているとそんな悲鳴が聞こえて
来ることがあるだろうか。
「お願い!どうかここから上げてください」
「これ以上は下がらないでください!」
そんなふうに画面の向こうで願っている人が
いるのが見えることがあるだろうか。
恐怖や悲しみの声を想像できれば、そこが
良いエントリーポイントの一つとなる。
そんなポイントを探して「しめしめ」とエントリーする。
それが強いトレーダー。
どう考えても、性格が歪んでいるとしか思えない。
でも、そこでエントリーするしかない。
「そんなエントリーポイントが見えない」というのは
恐怖や悲しみの声と一緒に混ざって、同じように
悲鳴を上げているということ。
「トレードで利益を上げても後ろめたさを感じる」
と言う人が時々いるのは、チャートの向こう側の
恐怖や悲しみの声を、ありありと想像できるからだ。
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「えーなんで下に行っちゃうの?買いじゃなくて
売りだったのかなぁ?」
値動きを目で追っかけていると、大きく動いた方に
思わずエントリーしたくなる。
当然、大きく動いた方に思わずエントリーしても
利益になることはあった。
しかし、なぜエントリーしたのか?というハッキリした
根拠がないままエントリーしてしまうと、思わず
エントリーすることが、悪いクセとなって身に付いた。
典型的な負けパターンの悪いクセだ。
これを解決するには、「価格が高値圏にあるのか
安値圏にあるのか」をハッキリさせておくとよかった。
5分足をエントリーの基準にするトレードをするなら
15分足で高値圏にあるのか安値圏にあるのかを確認する。
15分足でどちらかに動く幅があるか?利益を狙える
十分な幅があるのか?を確認する。
買いをしたいのであれば15分足で買いを狙える状態に
あるのか?を確認する。
『買うのか売るのかよくわからない』
こんな時はトレードを休む。
買いを狙える状態というのは、高値をグングン更新して
いく状態か、上昇トレンド中に少し価格が安くなる、
「押している」状態を探す。
高値をグングン更新していく状態の時は、急反転したり
「高値づかみ」をしやすいから、なるべく「押している」
状態を探すのがいい。
しかし、この「押している」状態というのは意外と
エントリーしづらかった。
「このまま下落していくんじゃないの?」
そんな不安が頭をよぎるからだ。
不安を根拠に思わず売ってしまわないためにも
最初に『買う』と決めたら変えないほうがいい。
最初に「買う」と決めたら、その日は買いに徹する。
何度か損切になってしまったら「なぜ今日は買いが
ダメだったのか?」トレード終了時に振り返る。
こういうことをやっていると、いつどこでエントリーすれば
いいのかが少しづつ分かってくるようになった。
トレードを始めてしばらくして「トレンドライン」を
引くことが大切だと知った。
ローソク足全体を見るだけでも価格の方向性は
わかるが、トレンドラインを引けば価格の方向性が
さらに分かりやすくなる。
「どこでエントリーするか?どこで損切するか?」
といったポイントを見つけるのもラクになる。
トレンドラインの角度で、強いトレンドか
弱いトレンドかを判断することもできる。
トレンドラインの角度が急=強いトレンド
トレンドラインの角度が緩やか=弱いトレンド
トレンドの強弱が分かれば、そのトレンドが
長く続くのか、スグに終わりそうかも予測できる。
例)「角度が急な強いトレンド」=「スグに
終了するかもしれないトレンド」と予想できる
トレンドラインの引き方を早速カンタンに説明しよう。
上昇トレンドのトレンドラインの引き方。
・安値と安値をラインで結ぶ
・結んだラインをサポートライン(支持線)と呼ぶ。
下降トレンドのトレンドラインの引き方。
・高値と高値をラインで結ぶ
・結んだラインをレジスタンスライン(抵抗線)と呼ぶ。
トレンドラインを引くことはそんなに難しい
ことではないが、「トレンドラインが綺麗に
引けない時があるなぁ」ということがあった。
そういう場合は「綺麗なトレンドが出ていない」
と考えて、トレードしづらい相場だと判断した。
トレードしづらい難しい相場をトレードせずに
ムダな損切を減らすことができた。
トレンドラインは『今の相場がどんな状態か?』を
判断する目安にもなる。
「基本的には綺麗なトレンドラインが引けるとき
だけトレードするのがいいんだなぁ」
ということが分かってきた。
トレンドラインの引き方は最初に覚えておきたい
トレードの基礎でもある。
しかし、最初はひどいものだった。
「上昇トレンド時に、安値と安値にラインを引く」
これを私は「上昇トレンドの時に高値と高値に
ラインを引く」と、間違って引いたりもしていた。
そんなよく分からないことをしながら
「私はテクニカル分析でチャートを見ている!」
と一人で興奮したりしていた。
(※今ではキチンと引けるようになりました。)
トレンドラインがうまく引けるようになるため
にはトレンドラインを引きまくるしかない。
私のように意味のないラインを引いて間違った
知識をつけないためにもトレンドラインの引き方は
正確に覚えておこう!
※トレンドラインと平行のラインを高値(安値)に
引く方法がある。それはチャネルラインと呼ばれる。
チャネルラインについては、別の記事で詳しくお伝えしよう。