「FXトレード手法を確立させる時に、
さらに注意すべきポイントってなんですか?」
前記事はこちら
それはだな、まず一つのポイントを教えよう。
検証しているときに、連続して損切りになった場合でも
途中で投げ出さずに、2~3年分は必ず検証するということだ。
「投げ出さずに?」
そう。
簡単なトレードパターンや、テクニカルを使って検証する場合
連続して損切りになるのはよくあることだ。
それなのに
「10回も連続で損切りになっちゃったから
このパターンは信用できないなぁ」と
すぐに検証をやめてしまってはダメだ。
「でもあやなさん、10回も連続で損切りになっちゃったら
そんなFX取引手法は信頼できないから使えないですよ~?」
そうだな。
それでも2~3年分は最後まで検証した方がいい。
「え~ そうなんですかぁ?」
そうだ。そして二つ目のポイント。
2~3年分の検証を終えたら、連続で損切りになっている部分と
連続して利益になった部分がわかる。
その部分を比べてみるんだ。
いったい何が違うのか?ということを調べてみる。
「ふ~ん なるほど~」
そうすると、
時間帯が違うとか、逆張りになっていたとか
何らかのパターンが見えてくる。
そこで、連続して損切りにならないように
新しく見えたパターンのフィルターをかけるようにするんだ。
これをすることによって
あなたが作ったFX取引手法が安定してくる。
フィルターかけまで終わったら
そのFX取引手法をさらに別の年で検証してみる
「げっ また検証するんですかぁ~?」
そうだ。
たった2~3年分の検証だと
相場が変わったときに通用するかどうか
わからないからね。
「う~ん たしかにそうですけどぉ」
少なくとも5年分ほどは検証したいところだ。
当然だが、年数は多ければ多いほどいい。
「5年分かぁ やる前からウンザリ」
ははは。確かにウンザリするな。
でもそうやってコツコツやっていくことが
あなたが技術的に成長していく部分でもあるから
やってみて損することはないと思うよ。
しばらく前の時代なら、今のように教材など存在せず、
書籍を見てウンウン唸りながら
FXトレード手法を確立させた人は多いのだから。
あなたが時間をかけてじっくり相場を学びたいのならば
効果的な方法だと思うよ。
「時間をかけてFXトレード手法を確立させるのかぁ・・・」
そう。時間をかけて。
「あやなさんもそうやって頑張ってきたんですよね!?」
私は、FXトレード手法を確立するのに嫌気がさして
最終的に教材から学んだけどね。
「え~っ そうなんですかぁ!?」
まぁ、自分でFXトレード手法を確立させるか
お金を出して出来上がったものを手に入れるかは
あなたの自由だから
あなたに合った方法を選べばいいんじゃないか?
ただし、詐欺のような教材には気をつけるように。
「はーい。
それじゃぁ、私はどうしようかなぁ。
FX取引手法、自分で作ろうかなぁ・・・う~ん・・・」
「初心者なんですけど、FXのトレード手法を自分で確立させようと思ってるんです」
「FXではトレード手法を確立させることが大事ですよね!あやなさん!」
うん。確かにその考えは素晴らしい。
FXトレードで利益を上げるには
まずはFXトレード手法を確立させておかなければいけないね。
FXトレード手法も確立していないのに
いくらトレードしたって利益を上げ続けることはできないからね。
「ですよね~!だから、今日はあやなさんに
FXトレード手法の確立方法を教えてもらいたいんですー!」
そうか。だったら私が考えていることを
あなたにお伝えしてみることにしよう。
で、まずお尋ねするけれど
なぜあなたはFXトレード手法を
あなた自身で確立させようと思ったんだい?
「う~んと それはですねぇ
初心者用のFX本に書いてあったからなんですー
『まずは、トレード手法を作ろう!』って。」
うんうん、なるほど。
確かに初心者のために向けたFX本には
『自分にあったFXトレード手法を作ってみよう』と
書いてあることがあるね。
「そうですよねー だから私、
FXトレード手法確立にチャレンジしてみようと思って!!」
その考えは素晴らしいね。
良い向上心をお持ちだと思う。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみないか?
「え?立ち止まって考えてみる?」
そう。FXトレード手法を確立させるためには
何が必要かってことをまずはよく考えてみよう。
あなたはまだ知識が少ない初心者だ。
知識も経験もないあなたが
その状態でFXトレード手法を作ったらどうなるだろう。
「う~ん ちょっとよくわからないですー」
うん。じゃぁそのまま聞いてみてくれ。
例えば素晴らしいアイデアとか今までになかったアイデアを
あなたが考え出すのはまず無理だよね。
「そうですねー 確かにそれは無理です」
となると、チャートパターンや簡単なルールを検証することになる。
「そうそう! それです! それを聞きたかったんです!」
となれば、まずは2~3年分の過去のチャートから
一つのチャートパターンでどのくらい利益を上げられるのかを
把握しておく必要がある。
これは一つのチャートパターンにつき、
2~3年分検証するということだ。
「2~3年分ですかー? まぁ、できそうかもです」
ここには感情を入れる必要がないから
数値やラインだけを見て検証することになる。
検証が終了したらトータルで利益がでているかどうか確認する。
利益が出ていない場合は、その時の相場にあっていない可能性もあるので
さらに別の年のチャートを引っ張り出して検証してみる。
「あれ。これで終わりじゃないんですね?」
うん。そうだ。
最終的に通用する年が見つかれば
そのような相場になった時に通用する手法として置いておく。
通用しなかった年はどうするかといえば
他のチャートパターンを試してみる。
「え、別にまた検証するんですかぁー?」
そうだ。トレードには根拠が必要だから
自分で信頼できるまでトコトン検証する必要がある。
同じように試して通用する年が見つかれば
そのような相場になった時に通用する手法としておく。
「えー ちょっと待ってください!
えーと 一つのチャートパターンを2~3年分検証して
そのチャートパターンで利益の出なかった年は
検証したチャートパターンとは別のチャートパターンで
検証して・・・・・
う~ん 頭がこんがらがってきちゃった!」
こんがらがってきている時に申し訳ないが
さらに検証しているときにおちいってしまいやすい
注意すべきポイントがある。
それはだな・・・長くなったので次回の記事でご紹介しよう
「えー あやなさん、ひっぱりますねぇ」
ごめんごめん、そういうワケではないんだが
いっぺんにたくさん言ってもこんがらがるだけだろう?
「えへ そうですね。私もうすでにこんがらがっちゃったし。」
今日のポイントとしては
・一つのチャートパターンにつき
まずは2~3年分の検証が必要。
・そのチャートパターンが通用しない年があれば
別のチャートパターンでその年を検証しなおしてみる
この二点だな。
そしてさらに、これ以上に注意すべきポイントを
次回の記事でご紹介する。