お手軽トレードの罠

最初は単純な手法を一つ覚えること、これが大事。

 

本などで少し調べれば一つはすぐに見つかる。

で、その手法が通用しそうな相場はどんな時なのかを頭に入れる。

 

過去チャートを見て右端で判断できるようにする。

実際に資金を入れてその手法をやっていると、

かなりの確率で損切りに引っかかってしまう。

 

でもここで手法を変えてはだめ。

冷静な時に考えた手法ならばその手法が間違っているということはほぼない。

 

でもなぜ通用するはずの手法なのに資金が減っていくばかりなのか?っていう疑問がわくと思う。

それは、自分の心理に原因があるから。(←ココ大事)

 

過去チャートの右端で調べている時に、

入るべき場所はここだろうとわかっていても

実践では同じタイミングでは入れない。

 

「損切りにひっかかっちゃうかも・・?」

 

「ほんとにここでいいのかな?

もう少しはっきりしてからはいったほうが損切りにならないかも・・・」

 

「なんだか今回は自信がないからきっと負けてしまうだろう。

ここは見送ろうかな?」などと、

 

ありとあらゆる雑念、マイナス思考が頭の中を駆け巡ってしまい、

せっかくのチャンスが見えなくなってしまう。

 

 

 

稼いでいる人はあなたが見ているチャートとは

別のチャートを見ているのだろうか?

ここで入れば勝てますよ!というエントリータイミングを

はっきりと教えてくれるような何かを使っているのだろうか?

 

 

 

いいえ、全く同じものを見ているのだ。

 

 

チャートを分析する能力だって似たようなもの。

問題は、同じものを見ているのに稼げる人とそうでない人は

全く別のものを見ているということ。

 

 

ここを冷静に見つめることができるのが稼げる人なのだ。

 

 

よく、淡々と、機械のようにトレードする。なんて表現があるが、

それを目標にしてしまうとつまづく可能性が高い。

 

 

例えばの話、よし!医者になろう!と思って、いきなり手術をするだろうか?

まずは勉強をする。

勉強して大学試験に受かって医師免許を取得して更に何年か実習して・・・

 

 

トレードだって同じ。

ましてや競争する相手が世界中にいるわけだから、

なおさら勉強しなければ話にならない。

 

 

口座に資金を入れてエントリーボタンをポチッとやれば

誰だってトレーダーになれるが、

そのお手軽さが逆に大きな罠なんだということに気づかなければならない。

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