ユーロドルのテクニカル分析。
このチャートを見て欲しい。これはユーロドルの30分足だ(※クリックで拡大)
青い円で囲んであるところは、上昇の支持線となる
上昇トレンドライン上の押し目買いでエントリーした場合に大きく取れる場所。
上昇中に大きな押しが入っていないので、
ある程度安心して保有できるパターンだ。
これに対して上昇トレンドラインが崩れた緑の円の部分、
上昇トレンドラインを割り込んだ時、
あるいはここで入れなくとも
一度割り込んで再度上昇し、再下降してきた時に戻り売りでエントリーできる場面だ。
しかし、ここでエントリーした場合には
大きな戻りが起きている。
紫の円で損切りとなってしまうパターンだ。
この時間に特に大きな指標があったわけではない。
それまでの売りを食うかのように大きく上昇している。
実はこのパターンはある程度予想することができる。
なぜ青い円で囲んであるところでは
そんなに大きな押しが入らないのか、
なぜ緑のラインを割った後の下降の場面で
大きな戻りが入るのか
なぜこんな動きをするのか、
なぜある程度予想することができるのか、
あなたは説明できるか?
次回記事につづく
『損切りをしないで勝つ方法があればいいのにな』
そんなことを思ったことがあるだろうか。
損切りをしないで勝つ方法がないかなぁと考え出している今のあなたの状態は
聖杯を探している状態
だということに気づかねばならない。
では、本当に損切りをしないで勝つ方法などないのだろうか?
このチャートを見て欲しいこれはドル円の週足だ
(※クリックで拡大)
2005年から2007年の半ばにかけて、ドル円はずっと上昇トレンドになっている。
2006年の前半に大きく下げてはいるものの、すぐに反転し再上昇している状態だ。
2005年にあなたがトレードを始めたとしよう。
とりあえずドル円を買う。
損切りはしたくないのでそのまま持ち続ける。
どんなにマイナスになっても、資金が持つ限りは
最大限に我慢し保持し続ける。
そうすると、あ~ら不思議。
なんの戦略も持たないのに2007年には
手持ちの資金が大きく増えているではないか!
なんと10円以上の利益幅!もう、これはお祭り状態。
ウハウハだ。
「なぁ~んだ トレードなんて 簡単簡単! 俺天才。
負けてるやつとか馬鹿じゃねぇの?
損切りとかするやつはアホ」
などと調子に乗ることだろう。
ここで運のいい人は、うまい具合に増えた資金を撤収し、
その後トレードをしない人生を歩む人もいるかもしれない。
しかし、普通はそんな行動はとらないだろう。
人間は欲深いもの。
「よし、こんなにトレードが簡単なら、もっと増やせるはずだもっと保持しよう。
さらに利益を増やそう、あるいはもっと資金を入れようかな?」などと思う。
その後の週足チャートを見てみよう(※クリックで拡大)
2005年に100円ちょっとで買っていたドル円は
いまや80円付近でうろうろ。
当然利益はなし。
それどころかマイナス。
ちなみにこちらは月足。
「そんなこというけど、ある程度利益が減ってきたところで
決済してる場合もあるでしょ?」
果たしてそれはどうか?
最初に利益を大きく得たときは、何の戦略もなく、
ただ損切りをしないというおかげであった。
そんな経験をしていれば
「損切りなんかせずにもっともっと勝てるはず」と思うのは確実だ。
実際、自分の資金が減っていくのを目の当たりにしたとしても
「ここで決済したらもったいない。
今まであんなに利益が出ていたんだからまた戻ってくるさ」
こう思うことが実に簡単だということは、
あなたも今までの経験から納得できるはずだ。
100円付近で一度反発し、「よっしゃ これから再上昇で濡れ手に粟状態になるぜ!」と
鼻息荒く興奮するにもかかわらず、再び上昇することはなく、
さらなる下落。
資金は息も絶え絶え。
あるいは既に強制ロスカットになっているかもしれない。
結果は惨敗。
ロスカットを防ぐ為に資金を借りまくり、残ったのは多額の借金という場合もあり得る。
『損切りさえしていれば・・・』
残ったのは後悔の念だけ。
「なぁんか話が極端だなぁ だいたいこのチャートは週足だし、
ここはデイトレのブログだろ?」
たしかに、この話は長期保有の場合を例に出した。
しかし、デイトレでも同じようなパターンに陥ることは当然ある。
しかもデイトレではトレードする時間が短いだけに、
このサイクルを繰り返してしまい、
みるみるうちに資金が減るということが起きてくる。
たまたま上昇トレンドだったから損切りしなくても勝てていた
この時に勝っている人はそのトレードを続けようとするだろう。
そしてトレンドが終わり、資金を失ったときに気づくのだ。
『損切りって大事なんだなぁ』
しかし、損切りの大事さを痛感した時には、
もうトレードする気力も、資金も残っていない。
まぁ世の中は広いから、探せば損切りせずに資金を増やす方法も、
もしかしたらあるかもしれないけどね?私が知らないだけで。
そんな方法があれば、検証した後にこっそり私に教えてくれればいいから。
『損切りをせずに勝つ方法があればいいのにな』
そう思った瞬間から破滅への道に進んでいるということに気づくべき
損切り貧乏を克服したいか?対策を詳しく解説の続き
●少しでも利益が出ると利益が減少するのが嫌で
さっさと決済している
損切ではなくて利益を確定するときの話だけど
損切貧乏になることとつながってくる部分でもある。
ポジションを持って、少しでも利益が出ると
「この利益を今スグ自分のものにしたい」
「せっかく乗った利益が少なくなって
もし損切りにでもなったら嫌だから
早めに決済しておきたい」
って、つい思ってしまうことってない?
それは本能で感じちゃっているんだよね。
「利益が大きくなるのをじっと待つよりも
損失を回避する方が重要だ!」って
本能で感じちゃってるの。
だからトレード中にこんな感情の理由で
早めの決済をしても自分を責める必要はない。
「自分の判断は人間として正常な判断をしている」
って気づけばOK。
「早く決済したいと感じてるなぁ」っていう自分の感情を
確認したうえで、利益が乗った場合にどういう行動をとればよいか?
自分なりに考えてみればいい。
『いつもはこの辺りでおじけづいて決済してしまうから、
もう少し先のこの辺りまでは我慢してみよう』
『いつもは利益が乗った後に少しでも反転すれば、
損切りに引っかからないか恐くなって決済してしまうけど
今回は少し押しが入っても最終的に損切りにかかるまでは我慢してみよう』
とか、考えてみる。
普段よりもちょっと上の目標を意識してみる。
そうすれば
・自分が思っていた場所まで順行してレートがたどり着く
・予想外の動きになっても損切りに引っかからず
更に反転し利益の方向へレートが動く
こんな状況をポジションを持った状態で体験することができる。
この状況を少しづつ、そして何度も経験することが重要だ。
そうすれば「なんで今までの自分はあんなにおじけづいて
早い損切りや早い利食いをしていたのだろう」と
不思議に思えるようになってくる。
別のやり方もある。
ポジションを取ったら逆指値をして放っておく 。
これを常に続けてみると早いスピードで成長できる。
やりたいほうをやってみると良い。
あとは、練習のときと実践のときとで
自分の行動にどんな違いがあるかな?ってのを
きちんとチェックしてみるのもいい。
●損切り幅が極端に小さすぎる
損切幅が極端に小さすぎるっていうのは
そもそもの練習量が足りていない可能性がある。
だから値動きにおじけづいて反射的に
雰囲気で思わず損切をしてしまったりするんだよね。
だからまずは練習量は十分か?ってのをチェックしてみる。
あとは、チャートを大きな目で見てるかな?
ってのを意識してみる。
価格は一方向にまっすぐ進まずに上下動しながら進んでいくから
小さな値動きに集中しすぎると大きな流れを見落としがちになる。
大きな流れを見落としてないかな?
って注意しながらチャートを見るようにするといい。
大きな流れを見てみると
「ここにきたらもう損切する必要があるよな」
というポイントが見えたりするから
そのポイントを抜けない限りは
保有してる方が有利だなっていうのもわかってくるはずだ。
最速で専業レベルを目指す!
相場の流れを読み取る方法がここにある。
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「損切貧乏」。
目を背けたくなるような名称だ。
「まだ切らなくてもいい」と思ってはいるものの
なんとなく損失が大きくなりそうな気がして
切らなくていいところで切って小さな損失を出してしまう。
「とりあえず小さく損を抑えてれば利益になるんでしょ?」
と自分勝手に解釈してしまいいつの間にか
損切貧乏という不可解な現象が起きてしまう。
損切り貧乏とは
小さな損切りを何度も繰り返し
せっかく得ていた利益を食いつぶし
最終的にトータルで損失になること。
以前の私と同じように
あなたも損切り貧乏に悩んでいるだろうか?
損切貧乏の克服と対策についてお話しよう。
まずは「なぜ損切り貧乏になってしまうのか?」
その理由にズームイン!してみる
損切り貧乏になってしまう理由
●エントリー後すぐ反転し損切りになってしまう
●少しの含み損でおじけづいて、決済してはいけない場所で決済している
●少しでも利益が出ると利益が減少するのが嫌でさっさと決済している
●損切り幅が極端に小さすぎて単なるブレなのに損切になっている
(もし、これ以外の理由に心当たりがあるときは
コメント欄から教えて欲しい。)
一つ一つ見ていこう。
●エントリー後すぐ反転し損切りになってしまう
エントリー後すぐ反転し、損切りになることはよくある。
タイミングをとるには、それなりに技術が必要だからだ。
エントリータイミングの技術を見につける練習が必要だろう。
過去のトレードを振り返って
「もう少し早くエントリーしたらどうなるかな?」
「遅くエントリーしたらどうなるかな?」
丁寧にチェックしてみる。
自分のクセを見抜ければ、いいエントリータイミングの
ポイントが以前よりもハッキリ見えるようになるはずだ。
●少しの含み損でおじけづいて、
決済してはいけない場所で決済している
私は、前もって決めていた損切りがあるのに
ちょっとマイナスに触れるとおじけづいて
決済してしまったりしていた。
「小さな損で撤退」を手法で採用してるならいいけど
「怖気づいて」損切りしてしまうのは問題だよね。
おじけづいたら、その後にまたエントリーチャンスがきても
エントリーをためらうことにもつながりやすいしね。
「損切りの位置を決めたら絶対に動かさない」のは
トレードの必須条件だよね。
この条件を徹底的に守らなきゃ
次のステップへは進めないんだよね。
ん?そんなことはわかっている?
それをどうすれば守れるかってことを聞きたい?
それはだな、まず
「損切りに引っかかるまでなにがなんでも保持する」
これしかない。
だ・か・ら!それができないから困っているんだ!って?
う~ん しかし、まずはなにがなんでも保持してみなければ
見えてこないものがあるからなにがなんでも保持するのがいいのだが。
なにがなんでも保持することでこういうことが見えてくる。
・あと1pipsで損切り!というところで急反転して利益になった
・「もう、この勢いの値動きは絶対損切りだ!!」
というチャートの動きでも損切りとはならず利益になった
この値動きを実際にポジションを持っている時に体験することで
「あれ?値動きって予想なんかできないじゃん
絶対上がるとか下がるとか 判断できないじゃん」
ということが本当の意味でわかってくる。
これがわかると、少しの値動きにビビッてもしょうがない、
という感情になってくる。
と同時に変な損切りがなくなっていく。
変な損切りがなくなればトレードしやすいし、チェックもしやすい。
自分のトレードのクセがはっきりとわかってくる。
さらには、値動きなんてわからないんだから、
利益確定の時だって自分の感情で決めていたら
もったいないことが起こる、という気持ちになってくる。
そうすれば、あなたのトレードはもっと楽になってくる。
しかし、最初の「何が何でも保持する」という部分はすごく大変だ。
難しすぎて難しすぎて発狂するくらい難しい。
私は何度も発狂した。だから、こう言おう。
値動きなんてわからないんだと言うことが
本当の意味で分かる為に
何が何でも損切りにかかるまで保持せよ!
値動きなんてわからないんだということを
念頭に置いてトレードしてみれば何かが変わる。
あ、あと大切なのは過去のチャートでよく練習することね。
残りの二つは次の記事で。
●少しでも利益が出ると利益が減少するのが嫌でさっさと決済している
●損切り幅が極端に小さすぎる
続きの記事はコチラ↓
損切貧乏を克服したいか?続き
損切貧乏にならないために
相場の環境認識力をつけよう!
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FXは努力しても勝てない
残念ながらこれは本当だ。
さらに、努力すればする程勝てなくなる。
なぜこんなことが起こると思う?
トレードというものは人間の欲望で成り立っている。
買えば上がって欲しいし売れば下がって欲しい。
上がりそうと思うならば買うし下がりそうと思うならば売る。
あなたが実際にポジションを持っているとする
ポジションを手放すタイミングはいつ?
自分が買いたい、売りたいと思った時に売買し続けて
現在稼ぐことができているか?
残念ながら稼ぐことはできていないだろう
どんなにテクニカル分析を勉強しても
ファンダメンタル分析を勉強しても
手法を勉強しても
値幅を研究しても
通貨ごとのクセを研究しても
最終的に自分自身がトレードの邪魔をしていないか?
ルールではエントリーすべきなのに
エントリーせずに自分が入りたいところでエントリーする
利益確定も同じ。
だから、FXは努力しても勝てないのだ。
努力する必要は、ない。
ただ恐怖と不安、期待から
自分を守る方法を見つければいいだけ。
こんなことを書いても理解できる人はどれだけいるだろうか?
理解できたとしても実行するにはかなりの時間を要する。
「すぐに稼ぎたい」からFXをやるのに
「すぐには稼げない」という事実を突きつけられたとき
真正面から挑もうとする人はどれだけいるだろうか
「いや、そんなことはない。自分は大丈夫だ」
「自分だけはすぐに稼げるようになる」
「とにかくトレードしなければ」
ただ、焦りだけが襲ってくる。
トレードをする恐怖、期待、不安から逃れることはできない。
しかし、感覚を鈍くさせることはできる。
「ここで入るのは怖いけれど、チャンスだからここで入ろう」
「もう、損切りに引っかかりそうだ。トレードをやめたい。
でもここでやめることはできない。保持しよう」
「ここで出るのはもったいない気がするけれど、
ルールでは出るべきなのだ。トレードを終了しよう」
自分の過去のトレードと向き合うということは
自分と向き合うということ
そこを越えなければトレードで稼ぐことはできない。