「もう、だめだ。これ以上の含み損には
精神的に耐えられない・・・」
損切のお話第1話はコチラ
損切のお話第2話はコチラ
限界ギリギリまで塩漬けしたポジションを
断腸の思いで損切した私だったが
頭の中ではこんなことも考えていた
※「塩漬け」とは含み損が大きくなっても
決済せずに持ち続けること
「でもさぁ、キチンと損切できた私って
ある意味スゴクない!」
・・・そういうのはホントの損切とは言わないんだヨ!
当時の私の後頭部を思いっきり
引っぱたきたい気持ちがあふれるが
その時は本気で「損切できたこと」を
喜ぶ気持ちも存在していた。
そんな根拠のない自信を持てたことが
トレードを続けられた理由の一つに
なったのかもしれない。
私がもう少し賢かったら
「こんな経験をしてしまうFXは
辞めてしまったほうが安全だ」
って判断してたかもしれないからね。
良かった!少し足りない人間で!
(って、喜ぶことかな?)
とにかく、強烈な損切を経験したことで
「大きな損失を生み出すのはヤバイからね!」
という考えは無事、私の頭の中に棲みついた。
「もう少し、慎重にトレードすることにしよう
損切は、小さく小さく。」
この経験後、私のトレードは大きく変わった。
「大きな損失になる前に小さく損切しよう」
「あれ?思った方向とは逆に進みだしたな。
これは損切だ。」
「うーん、損失方向に動きだすとまずいゾ。
大きな損切はもうコリゴリだからな」
私は損切幅をドンドン小さくしていった。
しまいには数ピプス逆行しただけでも
「こりゃだめだ」と損切するようになったのだ!
勘の良いあなたなら、もう気づいたかもしれない。
よかれと思って私のした行動は
『ムダな損切の大量生産トレード』に
なってしまったのだ!
小さな損切でも数を集めりゃ大きな損失!
塩漬けを回避したくて取った行動だったのに
「損失が出るのがコワイからとりあえず
小さく損切してりゃいいだろう」
っていう無計画行動になってしまったわけ!
あーあ、「大きな損失はしないこと!」っていう
考えまでは良かったのにね!
残念だったね、私!
それからしばらくの間、「損切が怖いから
とりあえず小さく切っておけばいいんじゃね?
トレード」は続くのであった・・・
(でも、本人は大真面目だったんです!)
第4話へ続く
「なぜ、損切しなきゃいけないの?」
損切出来なかった時に
私の頭の中に常にあったギモンだ。
損切のお話第1話はコチラ
「方法はよく知らないけど、
うまくやれば損切せずにすむ
ポイントがあるんじゃないの?」
「エントリータイミングがバッチリなら
きっと損切せずにすむよね」
だったら、バッチリのタイミングで売り買い
できるようになればいいのでは!?
最初はそんなふうに考えていた
私には完璧主義を目指す
傾向があったのかもしれない。
「損を出すなんて絶対絶対にイヤ!」
っていう気持ちもあったかもしれない。
(というか、あった。)
欲張りの完璧主義だったから
損を極端に毛嫌いしたのは
当然のことだったんだろう。
そういう人(私)がどういう道をたどるかというと・・・
「たぶん、この辺からそろそろ価格が
上昇していくんじゃないの?」
「今、上昇中だから、さらにドンドン
上昇していくんじゃないの?」
みたいなポイントで最大限のポジションで
買いのエントリーをする。
最大限で買うのは、お金をより儲けたいから。
この時は自分が損をするなんてこれっぽっちも
考えていない。
頭の中は『どのくらい儲けられるかな?』って
考えでぱっつんぱっつんになっている。
買いのエントリーをして、スグに含み損になっても
「少しの含み損なら、まだ大丈夫」と思う。
それからさらに含み損が広がってきても
「うーん、あまり下がらずにこの辺りで
価格が止まってくれないかなぁ。
もう少し様子を見てみよう。
損切するのはまだだ」
って思っている。
それからさらに価格が下がっても
「あれっ?なんだかおかしいな。
強制ロスカットされるまでに
お金を口座に入れておかなきゃ」
って思っている。
この時点で『損切』の二文字は完全に
忘れ去ることになる。
さらに、強制ロスカットを避けるために
口座に追加入金していれば
「お金を追加したんだから」
っていう考えで、損切はできない状態に
追い込まれている。
この辺りからはお祈りが続く
追加入金した当日:
「お願い!早く下げ止まって!」
追加入金して二日目:
「はぁーあ、今日も少し下がってる・・・」
追加入金して三日目:
「あっ、今日は少し上がった。そろそろ
反転上昇してくるかな?」
追加入金して四日目:
「あれぇ、昨日よりさらに下がってるじゃん!
どうしよう、どうしよう、また追加入金
しなくちゃいけないのかな・・・」
それからしばらくすると
頭がグラグラするような状況におちいる。
「ぎょへー こんなに下がってるよ!
ずいぶん含み損になっているし
これ以上追加入金はできないかも・・・」
ついに損切せざるを得ない日がやってきた。
「あぁ、もうだめだ。損切をしよう。
これ以上の損は耐えられない。
毎日胃の痛い日々を送るのも限界だ・・・」
パンパンに膨れ上がった損失に
耐え切れなくなってようやく損切。
「はぁーあ。もう何も考えたくない・・・」
頭をギューッと締め付けられるような気がする。
目の前真っ暗。
何もやる気がしない。
「私はいったい何をやっていたんだろう・・・?」
ここまで追い込まれてようやく気づく。
「やっぱり損切は絶対にやる必要がある。
しかも、なるべく早い時期に」
私の頭の中に『損切は絶対やらなきゃヤバイ!』
って考えが根付いたのはこんな経験をしてからだった。
ここまでやりこめられなきゃ
わからなかったっていうことでも
あるんだけどね!
あなたは私みたいな経験をせずにすむよう
損切だけはしっかりやっていってね。
「すでに大きくやられちゃいました」って
こともあるかもしれないけど、まぁ、
よくあることだから・・・ハハハ・・・
これから確実に損切していけば大丈夫!(たぶん)
損切の大切さを身をもって知ったが
それでもまだまだちゃんとした損切が
できるわけではなかった。
(どこまで出来が悪いんだ!私・・・)
第3話に続く
「いったいどのテクニカルを
使ったらいいの!?」
「最強のテクニカルってどれよ!?」
私がFXをはじめたばかりの
超新米ほやほやデイトレーダー
だったころぶち当たったギモンだ。
テクニカル分析っていうのは
チャートにラインを引いて
その形で判断したり
チャートに自動表示される
「テクニカル指標」を見て
買い時・売り時を判断すること。
このテクニカルが迷うほど
存在したから混乱した。
・移動平均線
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・RSI
・ストキャスティクス
・RCI
・DMI
・MACD
・ヒストリカル
・ボラティリティ
などなど、これ以上にたくさん
種類がある。
だから
「いったいどれを選んだらいいの!?」
「っていうか最強のテクニカルはどれ!?」
ってなっちゃったわけだ。
もしかすると今現在、あなたも
テクニカル選びに悩んでいるかも
しれないね。
今現在、私が使っているテクニカルは
・ローソク足
・移動平均線
・ボリンジャーバンド
これがメイン。
他にも補助的にいくつか使っているが
とりあえず上の3つさえ表示できれば
トレードはできる。
「なんでこの3つなの?」というと
FXの先生からそう学んだから。
「先生が使っているならそっくり
そのままマネしてみよう!」
と思ったから。
だから「ローソク足だけでトレードしなさい」
と教えられていたら、ローソク足だけで
トレードしていたと思う。
で、あなたがどのテクニカルを
選んだらいいのか?ということだが
とりあえずは好きなものを選んで
実際に使ってみる
「これ、使ってみたいなぁ」
っていうのを何でもいいから
選んで使ってみればいい。
1~5つくらい選んで組み合わせて
使ってみればいい。
テクニカルを選ぶ時に押さえておきたい
最低限のポイントはいくつかある。
あなたが使うテクニカル指標を
徹底的に知っておく
「ローソク足だけを使いたいな」
って思ったら、ローソク足を
徹底的に知ればいいわけだ。
ローソク足って、いったい何を
表してるんだろう?って考えることだ。
例えば
・ローソク足の長い上ヒゲは
何を表しているのか?
・十字になったローソク足は
何を表しているのか?
・実体の長い陽線・陰線は
何を表しているのか?
とか、そういう細かい部分だ。
他にもローソク足の組み合わせに
よって意味がある場合があるから
それも頭に叩き込む。
「移動平均線を表示させて
トレードしたいなぁ」
って思ったら
「移動平均線は何を表して
どういう使い方をするの?」
って考えればいい。
例えば
・移動平均線の傾きから価格の
トレンドを判断する
・移動平均線と価格の位置を見て
価格の勢いを見る
・価格が移動平均線より上にあると
相場は強く、下にあると弱い
・移動平均線を上から下、下から上に
抜けた瞬間、新たなトレンドや勢いが
生まれる可能性が高い
といったようなことだ。
ネットで検索してもある程度
知ることができるが情報が
不十分だったり、間違って
いることもよくある。
だから、私はこの本をおすすめする。
投資の王道 新井邦弘(著)
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初心者~中級者トレーダーにもわかりやすく
相場のイロハを教えてくれる。
この本は「株式市場」と書いてあるが
FXで使うテクニカルでも株式から
派生しているから問題なく使える。
2003年に発売されて
今でも多くの人に支持されている
貴重な本の一つだ。
テクニカルを知るためにまずは
この本を一冊持っていれば十分だろう。
投資の王道 新井邦弘(著)
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テクニカルを深く知って
使い方が分かれば、その
使いどころも見えるようになる。
「トレンド中にはトレンドに強い
このテクニカルを使おう」
「レンジ中にはレンジに強い
このテクニカルを使おう」
まずはテクニカルの使い方を知れば、
次のステップに進みやすくなる。
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