価格がビューンと動いたらエントリー
ピュピュッ!とはねたらエントリー
こんなトレードを繰り返していたら
損失ばかりが増えた。
『エントリーポイントまで待つことが大事』
ありがたいことにそう教えてくれる人がいた。
なるほどな、と思いエントリーを
じっくり待つようになった。
待って待って待って・・・
引きつけて引きつけて引きつけて・・・
よっしゃー ここで買いエントリーじゃー!
『ポチッっとな』
スグに含み益になった。
「よしよし。このまま目標地点まで
飛んで行けー!」
チャート画面の前で動きを見守る。
しばらくして動きが止まり下降し始めた。
「あれあれ?そんなに下に動くと
損切に引っかかっちゃうよー」
あえなく撃沈。損切にヒット。
ぐぬぬぬぬ
2時間近く執念深く待ったエントリーで
スグに含み益になってタイミングも良い
それなのになんで損切になるの!?
マウスを持つ手がプルプルと震える。
「いや、落ち着け、落ち着いてもう一度
買いのチャンスを待つんだ」
必死に自分を律し、次のチャンスを待つ。
ぐっぞーぐやじいぞー
そう思いながらチャートを凝視する
しばらくするとまた買うチャンスが
巡ってきた。
「おーし ここぞチャンス!えいやっ」
今度こそこの買いで利益になれっと
願うも、再度損切となってしまう。
あーもうやってらんねー
待っても待たなくても
損切ばっかりじゃん
待っても一緒なんじゃないのー?と
思いながら待つトレードをやったり
待たずにむちゃくちゃなトレードを
どんどんやったりした。
そういうトレードがたまったある日
ふと自分のトレードを見返してみた
「むちゃくちゃなトレードした時期は
損失額がすっごく大きいなぁ
待つことが多かったトレードをした
時期は負け越してはいるんだけど
そこまで大きな損にはなってないなぁ」
ってことがわかった。
ん?これって・・・待った方がいいってこと?
頭の中に???がたくさん出てきて
!!!に変わった気がした。
それからもまだはちゃめちゃなトレードを
繰り返すことはあったが以前より待って
トレードできることが確実に多くなった。